![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/153444389/rectangle_large_type_2_5641d0405a43f954268ce9ca61e56c9c.png?width=1200)
子どもの学び・遊びは学び~子どもたちとの時間で気づいたことVol22
今日は私の住む街の 年1回のイベント。
11年目を迎えた ”街中マルシェ”でした。
ここ3年ほどは、予定が重なり参観することができなかったのですが
今年は久しぶりに、ぐるりと歩いてお買い物を楽しんできました。
11年前に初めて開催された時のワクワク感は今でも忘れません。
商店街の半分以上は、シャッターが下りたままの日常。
それが、すべての店舗にその日だけのお店がオープンし、思い思いの出店。
町の中をたくさんの人が歩き、どの人も楽しそうに生き生きとして見える。
どのエリアでも、人と人が対話し、言葉と笑いが飛び交い
活気で溢れている。
町の高齢化と人口減少が進み、隣町に大きな商業施設ができ
そのこと自体は便利に暮らせる要因にもなりましたが、
先に書いたような光景は、この町だからできること~とも感じています。
今日どうしても行ってみたかったのは
学童保育を利用している子が、出店することを聞いていたから☆
高学年のTちゃん。
学童保育はそろそろ卒業間近の様子で、今年度は夏休みや冬休みなど
長期休み期間だけの利用になりました。
Tちゃんは、折り紙、毛糸あみ、レジン工作、パステルアート…と
もともと手先が器用で、色の組み合わせのセンスが
瞬時にセンス良くできてしまうのが、
持って生まれた才能だなぁと感じていました。
外遊び(運動系の遊び)でも、自分でゴールを設定して、
できるまでやり続け
お迎えの時間になってしまったら、翌日に持ち越してでも達成する
という、果敢なチャレンジ精神を持っています。
更には「どうやったらできるか?」を自分軸で考える視点をもっていて、
私は密かに尊敬しています。
一人で黙々とやるというよりは、
周りの子どもたちやスタッフと話しながら、
自分のやり方や到達点を自然にみつける、というもので
つまりはコミュニケーション能力も高い…のですよね。
そんなTちゃんが、久しぶりに夏休みに学童保育に来て、
ビーズアクセサリーを作っていた時のこと。
(休み期間中は、特別な道具を準備します)
学年が進み、更に器用さやスピード感に磨きがかかって、
あっという間に完成させています。
それを見ていた他の子たちから
「Tちゃん、こんなの作って!」「こういうのできる?」と頼まれて
次々にアクササリーを仕上げていきます。
机の向かいに座り一連の様子を見ていた私は、思わず
「人に頼まれるって、もうプロの域だね。お店出せそうだね」
と言うと、
Tちゃん:「そお?楽しいもん! えー、でも、買う人いるかな?」
私: 「試してみたら? 9月にマルシェあるよ」
Tちゃん:「あ!そうだね!ママに聞いてみる!!」
何かスイッチが入ったようでした。
そして翌々日、私の顔を見るなり
「マルシェにお店出せることになったんだよ!」と
嬉しそうに教えてくれました。
お母さんが、知人の出店スペースを間借りして
出店できるように環境を整えてくれたそうなのです。
お店やさんごっこ ではなく、本気モードです。
そんな経緯があっての、今日。
ワクワクしながら行ってきました☆
友だち2人と制作を手分けしたそうで、アクセサリー60点ほどを準備。
ネックレス、キーホルダー、イヤリングたちは、おしゃれに個包装。
かわいらしく値段がつけられています。
販売者の3人の女子たちは、いつもよりとってもおしゃれな服装で
ショップの店員さんのように、爪もネイルで素敵に整えていました❤
大人買いしたい衝動を抑え、あくまで普通の客として
真剣に選んでネックレスを購入♪
![](https://assets.st-note.com/img/1725686706-OGj7NoIAbsF34Xdnp2zMTL1h.jpg?width=1200)
本人の申し出を受けて、この環境を準備したご両親の在り方が
Tちゃんをこうして育んでいるのだろうなと思います。
自分をつかって何ができるか・・は
ご両親の背中をみて受取ったものでもあるのでしょうね。。
Tちゃんはじめ、3人は今回の体験にどんな感想を持ったのでしょう。
週明け、聴かせてもらうのが楽しみです。