災害時(いるもの、気を付けることなど) 書きなぐります

福岡地震(一部損壊)、熊本地震(一部損壊、3か月避難)、熊本水害(実家全壊)の3災害にて被災した者です。

対応など書きなぐります



※拡散くださる方へお願い※
書きなぐってますが、X(旧ツイッター)で私の災害関連記事も少しさかのぼってシェアくださいませんでしょうか。
私は報道を見ながら余震終息~避難所生活開始~継続~の観点でその都度つぶやきを変化させています。



↓本編ここから ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

逃げる時に持ち出すものは「持ち出せたもの」しか持ち出せない状況かと思います。
「財布(現金・クレカ・免許証・保険証)」「スマホ」「防寒具」「灯り」が必須です
できればモバイルバッテリー、持病薬
※買い物と、情報の調達がメインです

それ以外の医療や緊急情報などは報道されるので割愛します

※避難所単位でも必要になるものです


~はじめに~
通信復旧した際に必要な方へ届いていますように願います。

被災者の方へ
発災2日目以降、この情報を必要とする人が増えます。どうぞシェアくださいませ。


■災害直後

高台、指定避難所(床・屋根アリ)を目指します
 ※車中避難は数日で体調不良を引き起こします。
お金に余裕があれば思いっきり隣の都市部へホテル住まいを決意してください。
それか、一気に都市部まで一旦出向いて買い物と燃料確保する
災害地では1日でモノがなくなります。

コンビニ駐車場は明るくていいですが、大きな体育館など今後避難所になりそうなところの駐車場がいいと思います。
・学校、体育館、ホテル(第3セクター系)、図書館、博物館など公共施設

☆コツ
 ・被災地に遠からず近からず、
 ・広いことはもちろん(被災者許容量)
 ・物資車両が出入りしやすく、(今後)
 ・目立ちやすく(他県からの救済が得やすい)
 ・自衛隊が野営しやすいような場所

を思い起こしておきましょう。

※県庁や市役所などはNG。今後、他自治体の防災関係者が多く出入りしますし、3日もすれば邪魔になってしまいます。早めの避難所移動を。しばらく居れてもロビーの一角くらいです。



☆スマホ電源
 日が暮れる頃に乏しくなってくると思います。
  ・画面輝度を下げる
  ・スマホ利用の時間を絞る(機内モード等)
  ・アプリのタスクOFF
   など、電池の容量確保を。



~逃げながら~
途中で調達したいもの
※近場のコンビニは機能していません
 (ビン割れ、停電、レジ不能、ATM不能、従業員出社できない)

今のうちに、の心得で買う

 <食>
 水、おにぎり、プロテインバー(保存きく)、電池、充電器
 栄養剤、マルチビタミン、携帯ゼリー、チョコレート
 ※水は2リットル数本が買えるかと思いますが、
  3~4日で残量が不安になってきます。
  後述「ポリタンク」も早めの調達を意識

 <衛生>
 ・マスク(避難所感染症対策)、消毒アルコール
 ・紙系(トイレペーパー、ウェットティッシュ、ティッシュ、整理用ナプキン、紙おむつ)
 ・リステリン、うがい薬 >歯ブラシ(水消費する)
 ・ゴミ袋  45リットル、コンビニサイズ袋

 ※持病のある方で薬のない方は調達

<ガソリン>
  の給油(なるべく遠くのスタンドにて混雑回避)

~一夜明けて~

 ほぼ徹夜かと思います

 ・情報の調達、身内の所在確認、遠方親戚への連絡
 ・栄養剤、ビタミンなど補給して体調確保
 ・防寒具の調達(段ボール、毛布、厚手洋服、カイロなど).
  ※体育館に入れたとしても床が冷たいでしょう

■災害2日目以降~1w

 ☆遠くのホームセンターへいく

 ※機能しているコンビニにモノは無い
 ※いただけるものを「入れる」容器が必要になります
 上記に加え、引き続き
 ※『キャンプに行く』ことを考えて買い物する
 ※車ない方がいれば買い物一緒行く、代わりにしてあげる
  (その代わり、避難所の陣地拡大をお願いする)
   ※自宅被災してない人が帰り始めますので

 ※被災・お金に余裕ある人は2tトラックレンタルを。
  (救済側に回れます)

・大型バック(45リットルの袋でもよい)
  とりあえずいただける物資を持ち運ぶ
  2本の手ではすぐに限界です。

・ポリタンク 飲み水用(給水車からこれに入れる)
  18リットル1つより、10リットル複数が運びやすい、
  車に入れておきやすい

・ガソリン用タンク ガソリン用(金属製の赤タンク)

・割りばし、紙コップ/皿
・防寒、衛生、栄養補給に留意
・下着、着替え、タオル
・カセットコンロ、カセットボンベ、ポット、小鍋、携帯充電、手持ちライト照明、携帯トイレ、、、
・巨大バッグ、リュック(両手自由で◎)
・防寒ジャンパー、敷くマット、バスタオルなど
・マスク 箱買い
(前述分を省く)

 湿布、バンテリン、絆創膏など

 ※自衛隊が配備されます
  水などは自衛隊給水車や水道局が回り始めます
  ポリタンクは必須です
  袋での配給がありますが、蔵置しにくい

 ※帰省者も被災しており、余計にモノがなくなります。

 ※早いところで炊き出しが始まります。
  まずは、おにぎり、つけもの程度ですが耐えましょう
  車のある方は遠方まで取りに行く

 ※支援物資が届き始めます
  カップ麺など保存食用のお湯を今のうちに確保
  避難所のお湯は追いつかない

 ※他県への山越えルートを探す
  高速道路や鉄道などしばらく止まる可能性あり
  山越えの県道などもがけ崩れで封鎖の可能性あり
 

3日目くらいでは、被災時の直接被害への焦りから、避難生活を続けることに対する不安が膨大になります。
ことの重大さに気づいてしまう感じです。

周りの全員が同じ状況なので相対的に焦る感情は湧きませんが、ただこれからなんとなくジワジワと来ます。


自分の会社が機能しない(収入がとまる)可能性すらあります。


■写真を撮る

自宅の様子を伺いに戻る人もいるかと思いますが、その際に気がけておきたいのが『写真撮影』です。

 ・自治体による「罹災証明書」発行
 ・保険(災害補償の支払)
 ・補助金(とくに事業者)/給付金

どれも写真のような「客観的証拠」がのちに役立ちます。

ただ、危険に留意して家屋に立ち入らず、なるべく四方八方から撮影しておいてください。

☆事業者(自宅兼店舗の小規模事業者含む)の方は

、事業用設備なども撮影しておいてください。
 ・設備自体が破損した写真
 ・建物倒壊により設備(車両)が取り出せない様子の写真
  ⇒建物解体とともに廃棄せざるを得なかったとなる
などがポイントです。

今後、激甚災害指定されるなどすれば補助金を活用し復興に充てていくストーリーにも期待ができます。

※罹災証明は居住住所が分かれば発行されるケースもありますが、規模判定(全壊、大規模半壊、半壊、一部損壊など)に役立ちます。

完全に倒壊していなくても、傾いてる柱の角度によって「全壊」判定となるケースがあるはずです。

後日の余震で被害が大きくなる可能性もありますが、いったん撮影し、被害状況が変われば撮影しなおしましょう。


■災害1w~1か月

  避難物資は供給が続きますが、飲料・カップ麺・紙類などの過剰供給で偏りが出ます。

2週間もたてば上のものは買う必要性がなくなってきますが、今回は帰省者も被災しており、需給が想定を上回ると思われます。
  
それ以外のものを早めに調達しておきましょう。


通信会社のアンテナ車両配備、洗濯機の設置、風呂の設置など避難所の装備に差が出ます。情報収集に努めましょう。


※自宅倒壊など避難が数か月続く方がでてきます。
※5日目くらいからやっとカップ麺以外の暖かい食べ物、炊き出し、大企業による弁当配給や物資供給が充実し始めるでしょう。

※コンビニ物流が回復しだしますが、当面、弁当などは入荷した瞬間に完売します。そのための行列も寒いですが覚悟しなければなりません。買占めは敬遠されますが起きてしまいます。


■避難所生活の覚悟

被災地中心部は数か月単位の避難生活に入られます。
もしご支援なさる方、下記のような物資を飛び込みでもっていっても◎です。

☆当初、必要なもの
 ・水/食料(即席系、配布しやすいこと)
 ・ガスコンロ(とボンベ)
 ・防寒具(毛布、寝袋、マット、座布団、洋服、カイロ、靴下など)
  ※ストーブは避難所相談(火災リスク)
 ・衛生品
  おむつ、ナプキン、トイペ、ティッシュ(濡れティッシュ)消毒液、絆創膏など治療具、汗拭きシート(風呂ない)
  歯ブラシ

 ・米  (避難所内で調理部隊が立ち上がります)
 ・ロープ
 ・発電機、投光器、テント(配給サイト設営
 ・ガソリン (発電機用)

☆注意点
 ・野菜など、生もの提供は当日消費前提でないと
  かえって危険
 ・お歳暮ハムなど保存のきくもの
 ・2週間もすればカップ麺系は過剰供給となる&飽きる
 

☆1か月目くらいにあるといいもの ※中古でも
 洗濯機・洗剤、クーラーボックス、ポット
 お菓子(袋菓子、焼き菓子 保存きくもの)など癒しとなるもの。
 ※要は生活する観点です。※子供も避難生活を強いられる
 ※メンタル的に癒しが必要となる時期です。


より広くて利便性の高い避難所はどこかにアンテナを張る

※被害の少ない方は避難所から帰宅します。その場所を狙って陣地を広げる。車中泊で困ってる人に教えてあげる。


2次災害を防ぎましょう
 ・倒壊しかけの家屋に帰らない
 ・モノを取りに行かない
 ※熊本地震では倒壊しかけの家屋が余震で倒壊

※コミュニティの形成を図りましょう(情報共有)
悪徳業者が現れます(家の修理など)、派手な救済車両、派手な作業着(自衛隊風だが色が違う)に留意
身元確認(どこの会社かなど)充分な検討が必要です
良い人たちに混ざって、悲しい人たちもでてきますので注意です。

☆保険関係の確認
 保証関係を確認しておきましょう。
 余裕があれば危険が及ばない範囲で『写真撮影』を。

 ※特に製造業などは、「各設備」の写真も納めておくこと
  補助金の復旧対象になる可能性があります。
  (写真がないと被害の確かめようがない)

☆修理業者の確保(遅れるほど単価高騰の傾向)

 一部損壊住宅や住宅設備の修理、中古品確保など早いほど安く上がります。

■災害1~3か月以降


☆全国的に忘れられていく覚悟を

 近隣地方から遠ざかるほどテンションが平常運転に戻ります。物資、物流が回復してきますが、道路封鎖が続いたりします。
この辺りは自分の知恵で生き延びれるようになりますが、ここで大事になるのが

 ・コミュニティによる横連携(情報共有・物資融通)
 ・現金の継続確保
 ・恥を忍んで「生きるために」を考える


☆しかし、「激甚災害(げきじんさいがい)」指定で手厚いサポートが見込める。

 被害状況にもよりますが、テレビやラジオなど「げきじんさいがい」に指定されたら補助金・給付金が手厚くなる傾向です。政局の挽回局面ともあればスピード感も増すのではないでしょうか。100%期待できるわけではないですが、このワードを覚えておきましょう


☆行政への確認
 ・給付金の情報がないか確認
 ・避難所の継続運営期限、新たな避難所(統合先)、仮設住宅

☆ボランティア状況の確認
 「生きるための食糧や衣服」などから「中古家電・復旧のための道具」などへと物資の内容が変わっていきます。
 被災「中」程度で自己復旧をしている状況ではかなり道具が役立ちます。


☆企業の方へ
 「なりわい補助金」の情報を探る

  建物資産や設備の復旧に必要なお金が補助金で賄われた実績があります。おおきな災害の度に出されてきました。

地震の場合、エリア全体が機能不全となりやすく、各自の自助復興(保険金含む)には限界があります、なので補助金/給付などが出る可能性は高いです。

アンテナを張ってて損はありません。

・ 国/中小企業庁からの発表⇒商工会議所/商工会を通じて情報拡散されます。

・県庁や市役所発信のものもあります。
  ※世帯への給付、自宅の公費解体など生活密着度が高いほどこちらになります。


私も補助金のお手伝いを50~60件やりましたので、ご質問いただければ当時の実績ベースで答えることができます。
申請にはコツがいります。


■さいごに

 高齢者の方は期間の経過とともに情報に乏しくなる傾向です。教えてあげましょう。できることを代わりにやってあげましょう。同じ方向を向いて寄り添って参りましょう。



~おことわり~
 福岡地震での自宅被災(内部)、熊本地震での3か月避難、熊本水害での実家全損。といった経験をもとに、今の自分にできることとして書いてみました。
 本来、別ジャンルの記事を書いていたアカウントですが、私にはこのルートしかありませんでした。失礼を承知でこのアカウントを使って書きました。
 足りない部分もあるかと思いますが、必要な人にとどきますように。










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