東京03リモート単独公演の話
どうもこんばんは。
土曜更新の予定をすっかり忘れていた男が僕、木村聡太です。
現在月曜日の01時。
困った困った。
まぁそれはよしとしてタイトル通り
東京03リモート単独公演『隔たってるね。』を観ました。
おもしれぇ。すごい。
ちゃんと単独公演だった。すごい完成度。
僕が東京03大好きなのを抜きにしても素晴らしいクオリティ。
1本目の「炙り出し」
まずリモート飲み会をする男3人という
リモートの中でのベタな設定ながら
タイトル通り、自分がトイレで離席している間に
他の二人(飯塚さん・豊本さん)が悪口を言っていないかを
画面外に出るだけでトイレには行かずこっそり聞き、炙り出そうとする角田さんという切り口が東京03らしい。
それがシリアスな方ではなく
トイレとか言い訳をして画面外に角田さんが出る→二人「角田いるだろ?」→角田「いるぅー」を何度も繰り返す男3人の飲み会でのくだらない悪ふざけになっていく感じそれわかるー!という
で、それに飽きてリモートだからしれっと切っちゃうのも
めっちゃわかるー!と
そこからオープニングで映像も無理せず、でもちゃんと手は少し込んでる
違和感が無いのに素敵なちょうどいいバランス。
流石のニイルセンさん。もうこの方は東京03やラーメンズ好き的には言わずもがな有名な方ですね。大好きです。
あとオープニング映像と共に角田さんが歌う主題歌
そしてそこに松下マサナオさんの生ドラムが入ってるのにびっくり。
マサナオさん昔ライブに行ったこともあるんだけどめちゃくちゃいいドラマーでかっこいいんですよ。
東京03とはGentle Forest Jazz Band(ビッグバンド)で以前からお仕事されててこちらも洒落てていいんだけど
Yasei Collectiveでは人数も減る分ソリッドになって最高なので是非。
で、2本目「リモート会議」
これも会社の人とリモート会議するベタな設定だけど
家で近くに家族がいて普段の会社にいる自分とは違う雰囲気になっている違和感を描くネタ。
その理由が三者三様ながら情けなかったり、ロクでもなかったりして
ちょっとありえそうでニヤニヤしてしまう。
そこから「国際リモート選手権」という画面と音声だけの合間ネタ
これはクスッと笑って軽やかに転換。次のネタへ。
3本目は「取り乱す」
これ角田さん抜きの2人ネタだったので
東京03方式のアルファルファ。笑
学校の先生役である豊本さんが子供向けの自粛喚起イラストを
飯塚さんに見せて意見を聞こうとするんだが、絵を何枚か送っていくうちに一瞬 ロリータ戦士 なる若干セクシーなロリ絵が見える。
絶妙に上から目線で鬱陶しい役の豊本さんが全然認めようとせず
しかしその後ロリータ戦士ハイパーまで映ってしまい追い込まれていく姿が笑える。
そして転換ネタ
ロリータ戦士・絵描き歌
これはもう観て、聴いてください。
4本目最後のネタ「妻がいない」
これはリモート打ち上げ(これも公開されている)でも話に出ていたけれど
3本目と纏めて一つのネタですね。
マジで飯塚さんの47歳の誕生日だったらしいのですが
zoomで誕生日会しているがどうにも暗い角田さんは
実は奥さんが出て行ってしまった。
出て行った先は豊本さん(妻の元彼)の家じゃないかと疑っていて、このzoomに豊本さんを呼んでほしいと頼む。
疑いを晴らそうとカメラの向きを変えると映り込むロリータ戦士のポスター。笑
で、集まったはいいけどなんやかんやとダメな二人にしびれを切らして説教する飯塚さん。
そこから…は、美味しいところなので是非ご自身で観てください。
優しい気持ちになる好きなネタです。
そのままエンディングテーマ「今日はよかった」へ
このご時世になっていろんなリモート作品が生まれましたがこのコント公演は本当に面白かった。
弘法筆を選ばずというか
そもそも彼らは滅茶苦茶な人ではなく、普通の日常を切り取って
人間をちゃんと描いて少し味付けすればそれだけで面白いの名手だったなぁ。と自力の強さを実感。
ちょっと感動すらしました。
東京03と支えて実現させたスタッフのみなさんに拍手。
ありがとうございました!
というわけで同じくzoomとYouTube Liveを使用して
僕が出演したオンライン演劇『未開の議場』もYouTubeにアーカイブがありますのでよろしければご覧ください(宣伝)
4月半ばにいち早くがっつりとした作品を発表したのですが
我ながら面白いと思いますので。いや、本当に。
さぁ、今回はこのあたりで
さよなら、またね。