シニアブルー・・・それでも彩られている
2017-07-02
シニアブルー
不安があります。
経済の不安、健康の不安から始まって諸々
毎日できないことが増えていきます。
焦りもあります。
体も頭も思うようになりません。
やりたいことがあるのに、残り時間だけは確実に減っていきます。
死がひたひたと距離を縮めてきます。
身近な人が旅立ちます。
やがてやってくるとわかっていても
死は経験したことがないわけですから・・・
だから、普通にブルーを抱えているのです。
今はまだ柔らかなブルーでも、人生を彩ってきた色彩は
どんどん、深いブルーになっていきます。
フォークルセーダースの歌
「悲しくてやり切れない」
胸にしみる 空の輝き♪
今日も遠く眺め 涙を流す
悲しくて悲しくて
とてもやり切れない
このやるせないもやもやを誰かに告げようか・・・
青春の持つ悲しみを歌ったものです。
この歌とともに、あのキャンパスのスタンドから眺めた空が蘇ります。
あのやるせない悲しみとはまた違う・・・
シニアブルーは、青春の青とは色合いが違う
彩りを失いたくない・・・
せめてきれいなブルーでいたい
隠しても、蓋をしても仕方がない
そうなんだと言わないと誰もわかってもらえない
だから、諦めという手も使えるし
ブルーな思いとも上手には付き合えるから
心配はしないで・・・
でも、そうなんだよ。
あなたの母さん元気でも、おとーさん勝手でも
おじいちゃん、おばーちゃん、何も分かっていないようでも
乾いた瞳のその奥には、深い悲しみがあるのですよ・・・。
と、一度言っておこうと思ったのです。
ごめんなさい。
だから、よく生きたいと思うわけです!
よく、頑張って生きているね!
認めたたいのです。
自分も、ご同輩たちのことも
これが言いたかったのでしょうね・・・。
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