母のエンデイングノートは~母の荷物の中から
2017-05-18
母の暮らした家の始末が大変だったことを書きます。
始末家だったし、ものを持ちたい人ではなかったのですが…
あの歳の人たちは、欲が深いわけではなくて、何でももったいないので捨てられない。
つい、量が多いというわけでもないのになかなか片付きません。
しかも、次々と出てくる。出てくる。
知らなかった母の姿。
ついつい、見入ってしまいます。
日本商工会議所の簿記の1級の合格証が出てきて、その日付から思ったこと。
ずっと、商売人の家の奥さんで、父のできないところを援けて
朝早くから晩遅くまで仕事をしていました。
そのころの従業員は住み込みさんで、他人さんの子どもを預かって
生活の面倒を見ながら、3人の小さな子供を育てている。
それで、いつ?
そんな勉強をしていたのでしょう・・・。
他にも
仕事も子育てもがんばり、そして社会進出も果たし、社会貢献もしてきた
一人の昭和を生き抜いた女性の姿がありました。
私も同じことしている・・・。
たくさんの形のない遺産を残してもらっていました。
他にも、大学ノートにきっちりと記された家計簿には生活が標されていました。
それらの生きた証が母のエンディングノートでした。
さてと、私の荷物はガラクタばかりだな~!
その10倍も20倍もありそうで、何とかしておかなきゃ、子供たちが後で大変です。
すっきりと片付くと気持ちいいだろうなぁ〜と想像しながら
今日も要らない紙類ゴミ袋一つ出しました。
すかーっとなったら、次は何がはじまるのかな~!
片付けます!
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