なぜ女性はオチの無い話をするのか?
「家に帰ると妻から他愛のない、オチのない話をされて疲れる。」「話を聞かないと不機嫌になる」と思っている男性は多いのではないだろうか。これってそもそも女性の脳の作りに起因している生物学的な事象だ・・・みたいなことを聞いた気もするのだが、私はそうは思わない。
家事やらない(できない)夫が育休をとるということ
私は「育休」という言葉に完全に酔いしれて、家事をちゃちゃっとやればよいと思っていた。※実際は有給休暇。
「育休とるなんて素敵な旦那さんですね」
「社員の意識も変わるので広がればよいですよね」的なことを期待して。
でも家事やってない人間には現実は厳しい。
外界の声を聞く機会も暇もない。
・食器洗いって手が荒れる。→手袋を買う
・掃除機で腰が痛くなる
・時間配分がうまくいかない
・食事メニューが極めて限定的 等々
・これら結果、子供にアタルということに。
ただ、家事の中で何が一番つらいのか。
それは家事そのものではなく、「外界との断絶」「孤独感」だと思った。
会社は社会との接点だった
「会社」って10回言うと「社会」になるって話ではないです。
ヒトは一人では生きていけないわけで、社会とつながっていないと、
社会とつながっていると実感しないと、メンタルが機能しない。
気が付いてなかったんですが、私の場合はその唯一のつながりが会社だったんですね。
たぶん当然の話なんですが、私としては至極納得のいった気づきでした。
仕事以外は他愛もない話ばかりですが、その他愛もない話をしに行っているということが極めて重要なことに気が付きました。
ただ、その時はオチとか気にしますよね。
他愛もない話
特に酒でも飲みに行きようものならそんな話ばかりなわけで。
でも家にいれば、そんなどうでも良い話する相手がいない。
スーパーでまったりしているおばあちゃんに
「赤ちゃんかわいいわね、何か月?」と話しかけられても、
他愛もない雑談を広げるつもりはない(先方も)し、
うまいこと言っても反応がイマイチだろうし(余計なお世話)。
働いていれば気づかないうちにかなりの雑談をこなしており、
その一日分が発散されないまま溜まった状態で夜を迎え、
そこに気の知れた人が帰ってくれば、ダムは決壊します。
何も不思議ではありません。
しかも、一日分のダムにたまった水ですから、「堰を切ったように」なるので、話の順序やオチなどはあるはずもありません。落ちる前に次の話が進行します。
時系列はそこに存在しません。
そして、私もそうなりました。
話を終える頃に自分で気づいたので良かった。。。
自分で自分に「で??」って聞いてました。
でも話すとすっきりするんですよね。オチなくても。
オチの無い話をするのは性別じゃなくて環境だな。
脳のことはよく知りませんし、科学的に証明されているのかもしれませんが、これは環境ですね。という結論です。
私の脳が女性的という道も万が一ありますが、環境です。
これを知ると、なんか優しくなれませんか?
「あぁ今ダム決壊したところだな。」って理解はできる。
ただ話は長いし聞くのもストレスでしょう。
でもいいんです。理由がわかってさえいれば。
という、少し優しくなれるというお話でした。
ところで、オチってなんですか??
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