noteはじめました|Mayuko MITANI
2019年は自分の考えをもっと言語化していこうと思い、noteをはじめることにしました。
よく会ってるけど何者なんだと思っている人も、Facebookでなんとなく繋がっている人も、三谷ってこんなこと考えてるやつなんだなーと知ってもらえたら嬉しいです。
生業としては、都市という人が集まって暮らすリアルな場を対象に、鳥の目からみた大きな計画づくりから、人の居場所をつくる椅子ひとつからはじまるプレイスメイキング、コミュニティプロジェクト化の支援など、都市で相互に影響を及ぼす様々な事象の関係性を考えながらまちをデザインする仕事をしています。
専門的観点から地域の方達をサポートすることから、まちづくりコンサルタントという言い方をすることもあります。
そんな自分立ち位置を、独立する際にGroove Designs(グルーヴデザインズ)という会社名(当時は屋号)で表しました。グルーヴというのは、音楽でいう「ノリ」のようなもの。ハード整備にしても、ソフトの取り組みにしても、それを動かすのは「人」。まちは人からはじまります。
まちに暮らす人たちの意見や価値観が同じリズムにのって動きだす瞬間のグルーヴをデザインする存在になりたい。そんな思いで日々活動しています。
まちづくりの仕事をする理由 | 誰もが自らの力で希望を見いだせる社会をつくる
正確にはまちづくりを支援する仕事です。「まちづくり」という用語はシチュエーションやそのワードを使う主体によってかなり自由に解釈されている言葉の一つだと思います。
私の思う「まちづくり」とは、そのまち(地域)に暮らし続けるために行う人の営みそのものであり、地域の人が自分たちでまちを保ち、楽しく暮らすための持続的な活動をすることです。
まちに関わる仕事をしようと思ったのは、自分自身がまちに対して絶望していた経験からでした。高校卒業までの地元にいる間、ずっと自分のまちが嫌いで、そこを出たくて出たくて堪りませんでした。しかし大学に行って出会ったのは、自分の生まれ育ったまちのことが好きで、自慢できるところがたくさんあって、いつかは地元に戻りたいと言っている友人たち。衝撃でした。
私の過ごした大学では、学生が地域をフィールドにして活動する機会も多く、様々な場所で、自分のまちを愛し、前向きに活動する人たちに出会いました。そんな中で、まちへの愛着や誇りというものは、人のアイデンティティに影響するものであり、さらには生き方も変える存在なのではと気づき、同時に社会やまちといった大きな存在もひとりひとりのアクションで変えていけると感じるようになりました。一人一人はちっぽけな存在だけど、その小さな力の結集は大きな力になります。
自分のまち・地域に興味がある人にとっても、興味のない人にとっても、自分がいま生きている場所に希望をもてるか、そうでないかということはとても重要だと思っています。
独立してから、上記のような想いに通ずる様々な仕事に携わらせていただいていますが、都市プランナーという仕事の枠組みにおさまらない動きも多く、新しい都市プランナー像なのか、はたまた職業像なのか、まだ探っているところです。
色々なことを綴りながら深堀りしていけたらいいなと思っています。