【日記】インテステン・クエスト
お久しぶりです。Grooki(グルーキ)です。
以前、僕はお腹を壊しやすいたちで、ひどいときにはこうなる、って状況を記事にした。
覚えてる限り、10年くらい前からずっとこうで(もっと前からもお腹を壊しやすい子ではあった)、翌日には若干しんどさを引きずりながらも回復してきたので、まぁ持病みたいなもんだよな……と思っていて、特に医学的な対処とかはしてこなかった。
しかし、年末に職場での検診結果が送られてきて、要精密検査(便潜血)の指示があったところから、ちょっと剣呑な感じになった。
指示に従って、かかりつけの病院(消化器内科)で精密検査としての大腸内視鏡検査を受けたところ、大腸がけっこうひどく炎症を起こしていた。
検査前に下剤を飲んだときも、えらく効きまくって検査直前まで苦しんだんだよな……そんな炎症が潜んでいたとは……
検査をしたDr.から、万が一、大きな病気の可能性もあるので、地元の大病院を紹介されて、しっかり診断してもらうよう指示を受けた。
「これと同じように見えるんだよね……」と、Dr.が見せてくれた症例の写真は、指定難病のページのものだった。
え、こわいこわいこわい……!!
とりあえず、今までやってたダイエット食は中止して、できるだけ温かい汁物、柔らかいものを食べ、ナマモノや酒はバッサリと断って、大病院での検査、診断に臨んだ。
両親と職場の上司にも報告した。もしDr.の見立てが正しければ、今までの生活や仕事に影響があるのは避けられないからだ。
みんな心配してくれた。
もちろん当人である僕も大いに不安で、大病院での受診までの間(予約制で、やはり大きな病院なのでだいぶ先の日になった)、その病気のことを色々調べたりしていた。
……病気について、とくに今の自分の症状について、ネットで検索しては絶対ダメだ。そんな歌があるのを思い出すような結果ばかり出てきた。
しかし、ようやく予約日になって会えた大病院のDr.からは、思いがけない言葉が返ってきた。
これまでの腹痛の出方を、素人ながらできるだけ詳細に説明したところ、
「いま伺った症状の出方は、懸念されていた病気とは異なる。むしろ、先の内視鏡検査の際に飲んだ下剤が効きすぎて、炎症が出たのかもしれない」
「1ヶ月ほど、さらに様子を見ましょう。その間、何事もなければ、まず懸念されていた病気ではないでしょう」
というわけで、さらに1ヶ月ほど、食生活に用心しながら(もちろん酒も断って)、ジリジリと過ごした。
途中で何度かお腹は壊したけど、「うーん、イテテ」くらいで、前述の記事のときほどではなかった。
そして先月、大病院を再受診。経過を報告し、大病院Dr.からは「やはり、懸念されていた難病ではない」という診断が下った。
いやいやいやいや……
「その病気ではありません」って診断では、なにも解決してない……
じゃあ、けっきょく、いままで苦しめられてきた僕のこの症状はいったい何なんだよ……!!!
要精密検査の指示が出て、このときすでに3ヶ月が経っていた。
せっかくここまで来たのだ。ずっと苦しめられてるこの症状の正体を、しっかり見極めたい。
僕は再度、大腸内視鏡検査を、その大病院のDr.から受けることにした。
もちろん、検査は1ヶ月以上後の予約しか取れなかった。ぎぃぃ(苛々
先日、ようやくその内視鏡検査を受けてきた。
今回は、下剤の種類と量を変え、検査前に過度な腹痛が起きないように調整されて臨んだ……と言っても、そこそこきつかったんだけど。
結果として、炎症はだいぶ治まっていた。大病院Dr.いわく、「懸念されていた難病なら、特定の場所に炎症が出ているはずだが、やはりそれらは見られなかった」とのことで、見立てが正しいことが証明された。
ただ、「大腸が、特にS字結腸のあたりが常に緊張していて狭くなっており、内容物がたまると負担がかかっているようだ。その負担が蓄積されると、虚血性腸炎のような症状が現れるのだろう」とのこと。
※虚血性腸炎については、こちらなど、いろんな病院が説明を出している。
とはいえ、「虚血性腸炎という診断が下った」わけではない。
似たような症状として、というニュアンスだった。
内視鏡で腸内のサンプルも取り、血液も取ったので、最終的な検査結果を、また後日聞きに行かねばならない。
ただどうも、「あなたの病気はずばり、虚血性腸炎です」という診断を言い渡されることはない気がする……虚血性腸炎ってたぶん、慢性的に腸に存在する病気というより、「風邪をひいた」「膝を擦りむいて出血した」みたいな、「まさに今その症状」でないと、出せない診断だという感じがするのだ。
後日言い渡されるのも、「検査結果を精査したけど、他にガンとかの悪いものは見当たらなかったよ、良かったね」くらいのものだと思う。
むぅ〜……な〜んかスッキリしない……
ただまぁ、「ガンや難病などではなかったことは確定」、「予防になるかは不明だが、どのみち予防法としては、腸に負担がかからないよう、消化にいいものを食って、腸内環境を整える薬(ビオフェルミンとか)を服用するくらいしかない」ということは分かったので、収穫はあったということにしよう。
ここまでの経緯は、両親や上司へも報告した。みんなとりあえずホッとしてくれた。
今回のことは、自分の長年の健康上の懸念に真正面から向き合った、いい機会だったと思う。
考えてみれば、お腹が痛くなることと休日に頻繁に襲ってくる頭痛、の二大持病は、僕が旅行や遠出を計画するとき、なにか面白そうなイベントに参加するかどうか考えるときに、常につきまとう課題だった。にもかかわらず、しっかり対処を考えるというか、備えることはしていなかった。痛み止めや正露丸なんかを常備してるくらいで。
これらの症状にもっとうまく対処できるすべを知ることができれば、もっと積極的にプライベートの時間を楽しめる。
今後もDr.に相談しながら、もっとしっかり体の状態を保っていこうと思う。
……でもとりあえず、もういいよね。
と思って、ゆうべは4ヶ月ぶりにお酒を飲んだ。美味かった。
今朝のお腹の状態は、まぁまぁ良好だった。
※タイトルの「インテステン」とは、
英語で「腸(intestine)」の意味です。