母のことと笹かま
食欲が出たり出なかったり。冷やしたものが美味しい。小石が沢山乗ったアイスクリームを食べたい。
胡麻豆腐も好き。
母は昨日から一人で起き上がれるようになったので一安心している。昨日は実家に行って冷蔵庫の整理、風呂場とトイレの掃除、母の洗髪と入浴の手伝い、買い物をして、自転車の不具合を父に見てもらった。
首と背中と腰が痛むので、こちらに顔を向けることさえ出来ない。それで一昨日はレントゲンを撮ったらしいけど異常は見られず疲れと年齢によるものだと診断された。人間の身体について現代医学は余りにも分かっていない事が多いと思う。
母はいつも身体の調子より気持ちを優先して(多くは)人のために行動する。今回の背中の痛みはその影響もあるし、暑い時に手っ取り早く涼しくなるためアイスや冷たい飲み物を急に飲んだりする事も原因だと思う。(そういう点で本当に母は高齢者らしくない行動をする)
エアコンの効いた部屋でずっと裸足で居たり。
とにかく母が清潔になり安心した様子を見て私も気持ちが落ち着いた。
子供が親を助けたいと思うのは(多くの場合)当然のことだと思うが、時に自分の行動を客観的に見た時、可笑しいくらいにアンバランスな時がある。例えて言うなら両手に荷物を持っているのにさらに母から荷物を取りあげようとする。
そんな自分の衝動が不可解でなぜだろうと考えていたけど、単に「子供だから」という事で納得していた。でもある時、この両親の元に生まれる事は自分で決めたという直観に気づき、はっきりと認識してからはお互いが元気で居られる残り時間を気にするようになった。
母と子だけの特別な絆。
それは普遍的で誰にも当てはまると思っている。
例え異なる形であっても構成している元素は愛だと信じている。
妙齢になって好きになったもの、笹かまぼこ。
宮城県の名物で、スケトウダラ(Alaska pollock)やグジ(White croaker)やキチジ(Kichiji rockfish)などの魚のすり身を調味料と練ったもの。生物扱いで冷蔵が必要。円安の影響か、スケトウダラ(Alaska pollock)は米国産だった。
母の姉が母宛に送ってきたものをお裾分けしてもらった。
こういうかまぼこ商品は鮮度が命で新鮮なうちにいただくのが一番美味しい。
ぷりっとした歯応えで旨みが十分に感じられ、ご飯のおかずというよりお酒のつまみにぴったり。日本酒に合いそう。
体質的にアルコールが合わないので普段は飲まない。ごくたまに飲みたい日もある。
料亭で働いていた時に日本酒係だったので全国の有名な酒蔵から一級品ばかりを取り寄せては高値で売った。そういう話も思い出したら書きたい。
Hedgehogのことを調べてたらすてきな作品を見つけた。
(hexsigns.tumblr.から引用)
ところで…動画!
見ていてとても気持ちが和んだ。
静かになった。
忙しい親がやるように時間がある時まとめて面倒を見てもらってる気分になった。
しばらくまた不在だろう。Send daisy. としたいところだけど自立を促されているから実際には送らない。
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