私は「noter」という言葉を、なぜ使えないのだろう?
私は「noter」という言葉を使うことに、なぜか抵抗があります。
なぜか、なんです。
自分でその理由を分かっていない。
先日も「noter」としても良いところを、なぜか「noteクリエイター」という言葉を使いました。
でも、誰かが「noter」と書いているのを見ることは、なんとも思わないんですよね。
この謎の感情、もしかしたら文章を書くことで解き明かすことができるのではないか。
そう思いました。
なぜなら「書くこと」は、自分の感情を「整理すること」だったり、自分の感情と「向き合うこと」だったりするから。
多分かなり理屈っぽい記事になると思います。
ごめんなさいね。理屈屋さんなんです私。
それでも良い方だけ、この謎を解き明かす旅に付いてきていただけると嬉しいです。
それではよろしくお願いします。
いったん感情の正体を探ってみる
さて、まず私が「noter」という言葉に抱く感情について、その正体を探ってみます。
といっても道しるべとなるものすら無いので、「noterという言葉」という検索ワードで記事を探して、いくつか読ませていただきました。
「noterという言葉が一般的な呼称では無いように感じる」から?
「色々な人が居るのに、それを粗雑にひとまとめとする言葉」だから?
どちらの記事も、言いたいこと、よく分かります。
でも自分の感情とは少し違う気がして、なんかモヤモヤします。
ん?
モヤモヤ?
これかも!
「嫌だ」でも「不快だ」でもないんですよね。
だって誰かが「noter」と書いても、何とも思わないのだから。
「使っててモヤモヤする」が一番しっくり来ます。
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他の表現と比べてみる
次に「なぜモヤモヤするのか?」を考えるため、
自分が使っている類似の表現と比べてみます。
「noteクリエイター」
これは、しっくり来ます。
create。コンテンツを作る人、ですね。
noteの公式さんもこちらの表現を使われます。
「noteユーザー」
これも、分かります。
use。プラットフォームを利用する人、です。
ちょっと図解を作ってみました。
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ここまで来て、やっと自分が「noter」を使わない理由が分かってきました。
noterって、この図のどこを指すのかよく分からない気がしませんか?
例えば、
「いつも読んでくれているnoterさんに感謝です!」
という文章は、明らかに赤の部分である「ユーザー」を指しています。
しかし、
「noterさんのための記事添削サービスです!」
という文章は、青の円である「クリエイター」を指しますよね。
つまり「noter」は、使う人によって、あるいは文脈によってその意味する範囲が異なる、「曖昧な言葉」だということです。
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「YouTuber」と比べてみる
最後に「noter」と同じ構造である「YouTuber」という言葉と比較してみましょう。
どちらも[プラットフォーム名 + (e)r]という構造です。
でも、両者は明確に異なりますよね。
例えば、YouTubeを「見る専」な私は、YouTuberとは呼ばれないハズです。
つまり「YouTuberとは、クリエイターを指す言葉である」という共通認識(コンセンサス)が、全員の中に出来上がっています。
この明確な差異も、「noter」をミスリードに誘いやすい要因になっている気がします。
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犯人は「妙なこだわり」だった
やっと結論が出ました。
私が「noter」を使えない理由とは、
「言葉に対して妙なこだわりを持っているだけ」でした。
私は昔から「自分が扱う言葉の定義」に敏感で、
記事でも可能な限り「最適な言葉」を使いたいと思っています。
「特徴」と「特長」は使い分けますし、
「意思」と「意志」も使い分けたいです。
もちろん誤った使い方をすることもありますが、それも文章をブラッシュアップする訓練になると、好意的に捉えています。
言葉は抽象的であればあるほど、その意味するところは読み手の解釈に委ねられ、自分の意図とは異なる伝わり方をする可能性が高くなります。
だから私は抽象的な「noter」を、無意識下で「使いづらい言葉」だと感じていたのでしょう。
まとめ
今回は「noter」という言葉を私が使えない理由について、探りながら書いてみました。
やっぱり「文章を書く」って良いですね。
必然的に理論を構築しなくてはならないので、自分のモヤモヤする感情を整理するには最適の手段だと感じます。
過去のモヤモヤについて、以下にいくつか記事を貼っておきます。
よろしければ、お暇なときにでも読んでみてくださいね。
それでは、また。
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