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今はできなくたっていいじゃない
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今回で第3回目を迎えたスキー合宿。総勢20名、4〜10歳の学年横断型のチームです。今回からキャプテンは立候補制にして、各グループから募集することにしました。
目的は自己決定によるチャレンジの頻度を少しでも増やすことです。自分で決めたことはより頑張れる、より自信につなげることができると思います。
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合宿前からキャプテンを志望していたTくん。この日のために、キャプテンMTGで使用する筆記用具を持参してきました。しかし、募集時に挙手しなかったTくん。その場は、他の立候補者にキャプテンを任せることにしました。
私はTくんがキャプテンを志望していたことを知っていたので、2人で対話できる際に、問うてみました。
Kaji「T、キャプテンをやりたかったんじゃないの?」
T「・・・」
K「後悔しない?」
T「(うつ向きながら)不安」
K「何が不安なの?」
T「自分で鍵の管理とかできないと思う」
K「今はできなくていいんだよ。できないことをできるようにすることもチャレンジなんだから。どうしたら鍵の管理ができるようになるか、みんなやコーチたちと考えてみてもいいんじゃない?」
T「(キャプテン)やってみたい」
K『Rinコーチが「宿に着くまでに伝えれば考えるよ」と言っていたよ』
この対話の後、TくんはそっとRinコーチに歩み寄り、袖を下にぎゅっと引っぱり、「やっぱり、キャプテンやりたい」と言ったそうです。
その後、先行の立候補者とTくんのダブルキャプテンで所属グループをリードすることになりました。
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Tくんは、サマーキャンプでキャプテンを経験しており、仲間を支える、引っ張る立場になる大変さを知っています。だからこそ、キャプテンに対する不安が人一倍にあったのでしょう。その不安に一歩踏み出したチャレンジを応援していきたいと思います。
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