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自分を信じて生きる~がんはこわくないその3~

ちょうど桜が開花し始めたころ、内視鏡検査の為入院しました。
腸閉塞にまさになりかけだったため、念のための入院でした。
毎度おなじみの寝る前の強力な下剤を飲み、起きたら2Lのポカリに似た激マズ下剤を2時間で飲み干す、ふぅ~お腹パンパン。

看護師さんの激励?の頑張ってね~の声とともに、駆け込みトイレが始まるんですね。
もうほとんど食事が摂れていなかったので身体はふらふら、病院の体重計で
計ったら2か月経たないのに13Kg痩せていました、もともと肥満体型だったので標準体重に近づいたけれど、がんになると痩せる、とは本当ですね。
性格的に楽天家タイプなので、口くせはどんなときも「大丈夫、大丈夫、ありがとう」
尊敬している経営者の先輩から、つらい時も苦しい時も、悲しい時もこの言葉を言い続けたそうです。

内視鏡検査は終了しましたが、やはり腫瘍が大きくなりすぎて、奥まで検査をすることができず、他にも腫瘍があるかもしれない疑いは残ったまま退院しました。

2月に血便が出てから2か月経って担当が外科に変わって、手術日が決まり、
2日かけて検査が始まると、今までの病歴、既往症も全て聞かれ、再度手術のために各外来へ、口腔歯科はマウスピースを作るため、お薬医手帳も調べて、通院する外来が5か所に増えました!!なんとまあ仕事どころじゃない!!しかも大量の下剤マグミットを持ち帰る、便秘になれば命とり、、、
なのに、「3食食べてね」の医師と看護師からの言葉、病院の食堂のそばを通ると揚げ物のにおいに息を止める始末、食べるの大好きな私が、食べたくない、を口にするようになっていました。

何とか気持ちを落ち着かせようと、行ける範囲で神社参拝するようになり、
お願いではなく、生きていることに感謝いたします、の繰り返しでした。
涙がでることも増えました。
関西方面を中心に、大神神社、少名彦神社、伏見稲荷大社、石切剣神社、長源寺、高野山、比叡山延暦寺、etsやっぱり病気平癒の参拝になってる(笑)


今度激しいお腹の痛みが襲えば、必ず救急車を呼ぶように言われているから、夜になっても便が出ない日は怖くて寝れなかった。
逆に少しでも便が出れば必ず血便で異様なガン特有のにおいがする、病的なにおい、初めてツラくて泣いていました。
見えない恐怖にメンタルは完全に崩壊寸前でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。