見出し画像

自分を信じて生きる~がんはこわくないその5~手術とステージをいわれて

手術室に入ってから間もなくして、腕に点滴の針が入り、しばらくして意識がなくなりました。次に意識が戻ったのは、
「~さぁん、手術終わったからね、人工肛門は大丈夫だったよぉ~」の男性の声で、意識が戻りました。ぼや~っとだけど。
目が覚めると集中治療室に移されていました。とにかく無事に終わったんだ、看護師さんが驚くほど手術が早く終わって、先生も驚いていたそうです。当初5~6時間の予定が、2時間で終了、早いな、逆に大丈夫か?
全く身動きが出来ない状態のまま(両腕に点滴、背中にも点滴、尿管にくだ)一夜が過ぎて、水分は禁止だから喉がカラカラで、歯を磨いてくださり、口の渇きを緩和しました。

次の日のお昼ごろ、病室に戻るため車いすでお迎えが着て、上半身を起こしただけで、猛烈な吐き気と目まいに襲われ、大変だった、、、が容赦なく吐き気を模様しながら病室へ、すごいよなぁ。
早速、看護師さんから今日の夜から、歩く練習しようね~!
その後先生も来られて、歩くよぉ~!オニだオニ(涙)
そして、その夜担当医の先生から、手術の説明がありました。

ステージ3b、S字結腸癌。リンパ節に転移していましたので血管、リンパ節も切除しました。」
正直、がんの宣告より、ステージを言われた時の方が衝撃は大きかった。
「腸はとてもきれいな状態でした、ただ腫瘍が大きかったために、腸を40cm切除しました、2か月以内に抗がん剤を始めましょう。ステージが3まで進んでいるので、転移する可能性が高いですから。」まだ手術を終えたばかりの私には、現実を受け止めるのにはつらい時間でした。

個室だったので、内緒でノートパソコンを持ってきて次の日から仕事を少しずつしていました。両腕に点滴でも案外出来るもんです(笑)
気になるから#ステージ3b生存率#何年ぐらい生きられるか#転移する臓器は#抗がん剤#副作用と後遺症#がん患者の食事#避けたい食事#もう時間を忘れて検索して調べていました。
やっぱりステージ3からは生存率が下がるな、早ければ半年前後で転移する確率が高い、見えない恐怖で眠れなくなってしまいました。

消化器系のがんは、絶食期間が長いのです。
水分は許されましたが、お湯、お茶のみ、コーヒー飲んでた方が居ましたが大丈夫なのかな、胃が荒れそうだし、カフェインて良くないのでは。
入院している病棟は、消化器系の患者さん、殆どがん患者さんでした。
朝、洗面所で出会った同じ大腸がんの男性とよく話をするようになりました、その方も会社の社長さんでした。

「ぼくは3度目の手術を受けたんだ、直腸がんが原発で、肝臓に転移したあと、肺に転移が見つかってね。」
とても優しい口調で語り始めたその方の、がんとの向き合い方と、がんについていろいろお話を聞くことが出来たことは、私の入院生活の不安を和らげてくださいました。
がんの現状や抗がん剤について、がんになった理由は、がんの部位によって原因はさまざま、など教えてくださいました。
特にがんの部位別の原因の話は、大変興味深かったです。
また次回に続きます。

今日も読んでいただきありがとうございました。