女の美学 ~腹の中、真っ黒説~
ヒトが集団になればイジメは発生しやすくなる。
ヒトは嫉妬をしてしまう生き物だ。
ヒトは醜い気持ちを持ち合わせている生き物だ。
女の友情なんてお互いの自己都合でコロコロ感情で移ろいゆくもんだ。
女は弱い自分を守るために打算的になってしまう一面があるもんだ。
男は強い自分を守るために弱くなってしまう一面があるもんだ。
だから、仕方ない、だから我慢しろ、諦めろってことじゃない。
でも、残酷だけど自分も含めヒトってそういう一面もあるもので。
だからそういう弱さがダメです!じゃなくて
弱さとどう付き合っていくか、が大事なんじゃないの。
そんなの、一人の人間のたった少しの弱い一面だけであって。
それが100%じゃないだろ。
お前も、誰かも、俺も私もヒトとして生まれたんなら多少のことはお互い様なんだよ。
こういうヒトの側面を、ダメとか間違いとかじゃなくて寛容に許しつつどう付き合っていくかを教えてくれる教育を受けてきたヒトはどれくらいいるんだ。
それを学ぶのが人生ってやつなのか。
だったら誰もわからない正解を生きているんなら、偉そうに説教なんてヒトはヒトにできないんじゃないの。
大げさな話じゃなくて、こういう現実を「間違い」「ダメ」「悪」として悩んで苦しんで認めたくなくて最悪、人生を終えちゃうヒトとかいるじゃないか。
高い理想や正しさを教わってきたヒトほど、醜い自分や弱い自分を責められたりすることを許せなくて、自分でそれを認められなくて、苦しくて、苦しくて、しにたくなっちゃうヒトだって、けっこういるんじゃないの。
刃が自分に向かないヒトはその苦しを人に向けて人を責め続けるんじゃないの。
それって、ヒトとして健全な教育がされてきた結果なのか。
「ヒトは必ず最後には分かり合える!」という希望を捨てろ、という事ではないけれど、必ず最後に分かり合えるのが正しいわけでもない。
「みんなと仲良く」「友達は多く」「みんなに優しく」「思いやり」の標語たち
それが自然とできるヒトもいるだろう。
でも、みんながみんな、それをできるのか。
できなきゃ、ダメなのか。
天国を夢見てるのか。
どうせ、そのうちあの世にいくだろ。
天国だか地獄だかしらねーけど。
この世に天国なんて高い理想を求めて苦しんで自分とヒトをイジメ続けて生きるよりも、この世は地獄だが案外マトモで楽しいこともあるじゃねーか、と思ってバカみたいに笑って生きてくくらいの方がよほど楽しいわ。
希望を捨てろという話じゃない。
希望がなければこの世を懸命に生きる意味もなくなる。
モラルを捨てたらヒトとして終わる。
でも、綺麗事に縛られ過ぎる人間は、優しいようで冷たい。
思いやりとか言うけど、思いやりってなんだ。窮屈な表現。
理想郷を夢見て綺麗事ばっかり聞かされて育った結果、愛情に飢えて、ヒトがヒトを監視して、違う者をイジメて、悪口言って、承認欲求に狂って、嫉妬に狂って、正しさの押しつけでヒトを裁く。
人をコントロールするんじゃなくて、自分をコントロールしろよ。
ヒトの、ネガティブな側面。
性善説ばっか信じて人をころしてんじゃねーよ。
性悪説も受け入れてバカでもいいから人に優しく生きろよ。
性善説と綺麗事に狂ったやつらが「そういう汚い世界は私には無縁です」「引き寄せたかったら自分の汚い内面を綺麗にしなさい」「だからあなたが見えている世界は汚いんだ」と涼しい面してうそぶくもんだから
余計にややこしくなる。
そういうエゴイストたちは自分が誰かを苦しませていることに気づかない。
綺麗事を言って性善説しか信じないやつの腹ん中、真っ黒説。
それはわたしが見ている世界の話?
かわいそうなヒト?
他人は鏡?
そうです、わたしが変なオバサンです。
腹の中、真っ黒です。
表面も黒さが溢れ出ていると思われますが、
なにか。