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「色んな人に会う」がテーマの メディBar に参加して分かったこと

もう1か月以上前のことになりますが、メディBar in 東京 という医療職に従事されている方々を対象にしたイベントに参加をしてきました。今回はそのメディBARを通じて気付いたことについて書き残しておこうと思います(3/25 ちょっと追記しました)

〇メディBARとは?

こちらのイベントを主催をされたのは

総合外科医 Dr.Tさん(@surgeon_DrT) 

どくしょー 旅する整形外科医さん(@ShoichiroMizuno) 

外科医けいゆうさん@keiyou30

という医療ツィッター界(通称、医クラ?)の方々。みなさん日々、医療者としてお仕事や研究をされつつ日々有益な医療情報を呟かれている、ステキなお医者さま方です

当日のイベントの様子は、主催者のお一人でもあるどくしょーさん がブログにアップされています。また #メディBAR のタグででも参加された方々がツィッターで発信されています。ぜひご覧になられてみて下さい

コチラのイベント、告知後に医療に関わるさまざまな方々から参加の応募があったそうです。ただ今回は「敢えて」参加をメディカル職の方に絞られたということ(メディBARのメディは「メディカル」のこと。)そして告知も Twitter 上に限定をされたということもあり、医療系 Twitter 界隈のひじょーに濃ゆい方々が集まられていました

わたしが直接お話をさせていただいた方だけでも

・小説「泣くな研修医」を上梓されたカプセルホテル好きの中山祐次郎@NakayamaYujiro)さん

・卒業旅行出発直前だったダ医エット(医キリ学生)(@KotaMaltaT )さん(国家試験合格おめでとうございます!)

・まったくその凄さを分かっていなかった村本@優しい医師と医療2.0@yoichimuramoto )さん

・ナスキャリ部や夜の担当者会議を運営されているしらいしゆみか@看護師ライター@yumika_shi)さん

・「後悔しない死の迎え方」を上梓された 後閑愛実@著書「後悔しない死の迎え方」@MeguGOKAN )さん

・m3 で自らの婚活を紹介されたひとみ@呼吸器内科医&睡眠医療医@ida_hitomi )さん

・医療経営をエリアの観点から丁寧に説明して下さったシゴハチ_Nero@speciale_stsh)さん

などなど、ツィッターで医療系のアカウントをフォローされていれば一度は名前を見掛けたことのある方々ばかりです

もちろんこの他にも、Oden@DInvBMP)さん、整形医おると@Ortho_FL)さん、さーたりΔ腐女医の医者道発売中!@gogofujoy)さんなどなどなど。そうそうたるメンバーとはまさにこのこと。また遠くは北陸からも来られた方もいらして。とてもとても熱量の籠ったイベントでした

そんな中、たかがなんちゃって精神保健福祉士(PSW)のわたしは、マジビビりながら会場に向かい。一次会では見事なほどの人見知りを発揮。本番は慣れてきた二次会からというテイタラク…

それでもけいゆうさんの隣にちゃっかり座わりSNSやネットでの情報に発信についてのお話を聴かせていただき。どくしょーさんを長時間一人占めしてこちらの想いを勝手にくっちゃべるという、なんとも贅沢な時間を過ごさせていただきました

お二人とも、貴重なお時間を奪ってしまって本当に申し訳なく思っております
m(__)m

わたし自身、じつは直接医療機関に勤めているわけでもなく。PSW持っているだけの身。にも関わらず、温かく迎え入れて下さった皆さまには、本当に感謝のコトバしかりません

心よりありがとうございました

〇「出会い」が意味すること

ところでこうしたイベントに参加する意義ってなんなのでしょうか?

今回のイベント参加を振り返って。そんなことを改めて考えてみました。例えば2月の頭に開催された CancerX であれば、イベントへの参加を通じて、がんを学び、知り。自分がその持っているものを発信し共有するという割と明確な目的が感じられました。一方、メディBAR のコンセプトである「色んな人に出会う」というテーマは、実は非常に漠っとしたものでもあります

それに増して、人見知りが加わったら、そもそも参加してどーするの?という話もなり兼ねません。今回も

普段ネット上で観ている方に会い。お話をするだけなのか
それとも専門分野のお話を聞き、自分に何かを吸収することなのか
それとも単なるミーハーなのか

行く当日までうーん、ウーンと頭を捻っていました。正直参加すると決めた以上は理由はどれでもよいのですが、その「なぜ参加するの?」のハードルは結構高かったりもするのです

そして今回、その意味を感じられることがイベントが終わってからジワジワと分かってきました。それは自分のツィートを読んで下さる方々の幅が格段に広がり。そして変わっていったことです

具体的に言えば、自分のツィートへのいいねやフォローに、医療系の方々が増えたことです

そしてその理由は、当日会場でお話をして下さった多くの方々が、自分のアカウントをフォローして下さり。そしてツィートに「いいね」や「リツィート」をして下さっていることにあると言えます

実はこうした、ちょっとした「繋がり」が、自分の発信の拡がりに大きな意味を持つということが今回よく分かってきました。

おそらくいま自分のツィートは、こうした方々のフォローやいいねのおかげで、自分が思っている以上の方々の元に届くようになっているはず。ある部分ではこうした方々のツィートに乗っかることで、グリーフとかデス・カフェとか言っているワケの判んないヤツの呟きから。あぁ、アノ人がフォローしている人なんだと思われるツィートに、ちょっとステップアップしたと言えるのかもしれません

ただこれらは全て、自分の地道な努力の賜物というわけではなく。まぁせいぜい勇気を出してイベントに参加したぐらいの話で。あくまでもこれはすでに信頼を得ている方々に依ったものであるということは忘れてはいけないと思っています。そこは勘違いをしないようにしたい点です

〇自分の中で言語化出来たこと

一方で自分がけいゆうさんとお話をしている中で気付いたこともありました。それはなぜ、自分がこうした医療者の方々の発信をツィートするのかの「理由」でした

その最も大きな動機は、こうした方々の想いや情報を、より多くの方々に知っていいただきたい。届けたいというシンプルなものです。良い情報、ためになる情報。単に役立つ情報というだけでなく、視点や考え方や。ときに自分の、そしてツィートを目にしていただいた方の中で思索や考えに少しでも役立ってくれたらないいな。そのためにこうした方々が一生懸命に発信して下さる情報が少しでも多くの方に届いてくれたらいな、という想いを持って自分はリツィートという行為をしている。メッセージを届けようとしているんだな、ということへの気づきでした

もちろん、ツィッターを使う以上は、自分の書いたオリジナルの内容や言葉を発信したいです。それを通じて、フォロワーも増やしたい。そのことを通じてお声が掛かったり、お仕事に繋がってくれたらないいな…という期待は当然あります

でも時々、自分のやりたいことはそうなんだったっけか?とも思うのです

いやもちろんそういったことも大事だけど。でもそれだけではなくて、誰かが発信し、自分も伝えたたいと感じた情報を、自分が「媒介」する役割でもいいんじゃないか。自分が伝えたいことはそれがそもそも誰の発信とかに関係なく、伝えていくことが自分のやりたいことでもいいんじゃないか

その先に、自分の考えや想いというオリジナルな内容やコンテンツを発信するのでもぜんぜんいいよね

と考えている自分に気付きました

そしてこの気づきは本当に大きく。それならそれで、「媒介」にまずは特化しよう。その中に想いをひと言だけでも添えて発信をしてみよう。そうすることで、元の発信者の方が伝えたいと願った情報を自分の存在を通じて医療とは縁の無い方々に届けていくことを続けてもいいよね、と思えるようになりました

これはとてもとても、たかだか300ちょっとのフォローワーしかいない自分にとって大きな気付きでした

〇まとめ

ということで、メディBAR in 東京への参加は、自分の活動に思っていた以上の気付きと変化を与えてくれるものとなりました。読み手の拡がりは自分の可能性も同時に拡がっている…そのはずだからです

それはその分、自分の発信の重みが増えてことでもあります。わたしを通して、こうした発信者の方々の信頼を傷つけることは出来ないからです。いままで以上に慎重なネットの使い方が求められる。そして調子に乗ってはいけない、ということです

その割には、先日は、Momoチャレンジの件でデマ拡散の片棒を担いでしまいましたた…。でもこれも、よい反省になったと思っています

そしてもう一つ付け加えるなら、資格はやはり重要です

使えねぇ、使えねぇと日々ブツブツ文句を言う理由に用いているPSWの資格ですが。今回 メディBAR に参加出来たのも、精神保健福祉士というこの資格のおかげです。メディカルや福祉系の方々とお話をする際に、こんなに役立つ資格はありません(一方の産業カウンセラーはこの分野にはほとんど響きません。まぁしょーがない…)

これ一つでコメディカルとして、認識をしてもらえます。無いよりあった方が断然有利な「資格」です

そしていまの自分のポジションも、明確にすることが出来ました。それが分かるとリツィートもよりやり易くなりました。まさにイイこと尽くめのイベント。メディBAR 侮れません

メディカルでツィッターもされているみなさんも、興味あるな。参加してみたいなと思ってったら、ぜひ参加をされてみて下さい

直近では第3回が大阪にて 5月18日(土)18:30 より開催されます。東京は 7/20(土)の予定です

また先日、公式ツィッターアカウント@medibar2018)が。続いて公式サイトも公開されました

サイトでは早速、フリーランスのお医者さま整形外科医おるとさん@Ortho_FL)のインタビュー記事が掲載されています

メディBARは学生さんや新人の医療従事者の方々でも参加出来ます。経験が問われる場ではありません。5月の大阪はすでに60人近い方々から参加の申し出があったそうです

そしてわたしは次回、そうした場を作って下さった方々へのお返しとして、運営なりのお手伝いが出来たらと思っています(荷物運びだけ今回ちょっとしましたが 笑)

そして最後になりますが、このようなステキな場を提供して下さったけいゆうさん、DR.T さん&どくしょーさんに心より御礼を申し上げます
ありがとうございました

デス・カフェ@東京主催。ヒトやペットの区別をしない、死別・喪失のサポート、グリーフケアのお話をしています