まいこみにてぇ①
おいおい知ってたかい!
知らねーよ。
まだ話していないじゃないか
なんだ!聞いてほしいなら前置きはいらねー
まどろっこし
そんでさ
あの親父やっぱ宇宙防衛軍だったみたいだぜ
え
そうなのかよ!
ああ
俺可笑しいと思っていたんだよ
あの親父あんなうだつの上がらない商売してるから
なんか変だなって
そしたらやっぱり昼間はうだつの上がらないコロッケ屋
しかもほんと安いのやっすくて旨い
だけどあんまやる気なさそうでさ
愛想はいいんだけど
個数がどう考えてももっと稼げるのにって
感じなんだが限定って訳でもなく
親父の気まぐれみたいな商売のしかたで
いや
気まぐれってか惰性ってか怠慢な感じだ
でも
旨いんだ
だから俺思ったんだ
あの親父が死んだ後はだれも後継も細君もいないから
俺が買ってやろうかと!!
あのばしょなら
絶対うまくいく
うまくいかないわけがないから
だから
俺
あの親父の弟子にしてもらうんだ
まーそれはいいけど
それはさておき宇宙防衛軍ってのは
どこ言った
俺の勘さ
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