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ピーテル・パウル・ルーベンス / メトロポリタン美術館
universe
おれもう今回は大丈夫じゃないかも 泪
今回のライブは俺倒れちゃってもう
みんなの前で歌えないかも 泪
俺だってたまにはご乱心だぜ
俺だって風引いたら倒れちゃってまうんだよヲ 泪
ぶるぶるふるえちゃって 泪泪泪
轍さん!轍さん!キイテヨウキイテヨウ
俺めちゃめちゃビビってないけど
今回はほんとだめかもしんないよヲ
当日舞台タテンカッタとしてもいい?
俺半べそやなくてべそべそ出べそなっちまっても
いい?
轍さん!!!!
「大丈夫 そんときゃ 俺がなんとでもしてやるから」
轍さん!!!!
こうやって轍さんはいつも俺を勇気づけてくれる
ありがとう
轍さん
ありがとう
轍さんはもう居ないけど
心の中でいつも俺がぶっつぶれてしまわないように
見守ってっくれてんだぜ
轍さん
忘れないよこの恩義
あんたの次のステージ 今度は俺があんたの守り役だ!!!!
緑川夏美はハッサクにかぶりつきながら
この文章を書いていた
だいたいどんな人も大舞台の前はそんな気持ちに
なるだろうな!
猫のロシナンテは床に寝そべってハッサクの香りを楽しんでいた
不意に夏美が独り言のように大舞台の前がどうこういいだして
少しおどろいたがロシナンテと夏美の間柄としては通常運転
もりもりタモリなひとときでございます。