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こぼれおちるほどの光

あの人たちは綺麗あの人たちは綺麗ね
希実は幼子がつぶやく言葉としては少し珍しい
言葉を気に入り頻繁につぶやいた
一体何をみてその言葉をおぼえたのだろう
美樹はそれがきになった
希実はきまってその言葉を連呼するタイミングがあるようで
美樹はそれを見極めたくて希実の様子を注意深く意識しておりました
希実ちゃん今日は保育園で何を見たの?
ん?
ママなーに
希実ちゃん今日はお散歩の日だったの
あ、お散歩の日は昨日か!
お散歩の日は昨日 お散歩の日は昨日
え、あ、そうなんだ
そっか、お散歩の日は昨日だったね
美樹はそっかお散歩の日が希実のつぶやきの原因ではないのか
そっか
予想ははずれ

辰樹が現れて美樹なんしとん?
え、いやいや、希実がいつもつぶやくあの言葉はどうしてかが
きになってたから。

辰樹は優しい表情でこうかえした それ おまえがいつも言ってることばじゃん だから そいつもまねしていっちゃうんだよ。
おまえは優しいから
  #何の言葉
  #よく言う言葉は稲きえろだし涙

そう。辰樹はすべてを理解したようだった
あいつにとってハービーはあいつの母親みたいなもんだから
俺 それも含め そんな美樹に惚れたんだ
  #なんともなごやかな風景
  #草原を風が吹き抜ける
  #崖っぷち
なぁ 美樹 結婚しよう!!
え! 美樹うれしさのあまり入れ歯が飛び出る
あわわわわわわわわあ
なんて 返事してくれたん
辰樹その言葉50年も待ったよ!!!!
ふたりはそのまま金色の空へと舞い上がりグルグルと
バターが解け合うように混ざり合いそのまま蜂蜜を採取
しにきた熊の左手にべっちょりと絡み
ハニーハントの坩堝へと誘われ行ったのでした。

でめたしでめたし  るっこらしゃお !

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