この先どうなるのでしょうね
在宅勤務になって1か月がたちました。〆切が近いものがあるので、仕事は家でとなっても粛々とやっています。家で仕事していて私が思うのは、まわりに人の気配がないと集中できるということと、12年前に2DKのこの家を借りた時、いずれ1部屋は執務室にしよう。と思っていたのが、ようやく実現に近づいたなぁ、ということ。
不安定な身の上なので、このコロナ危機で仕事はどうなってしまうのか、とても心配。今のところは目前の仕事があるのもあり、まだしばらくは大丈夫そうな感じです。会社はものすごく温情施策を打ち出していて、経営の信念を強く感じるのですけど、売り上げとかは非情にのしかかってくると思うから、国の施策、タノム。。っていう感じです。。
今の仕事を続けていきたいし、自分にはここ(この分野)が一番合っていると思うし…。それなりにやれてるのではないかと思うのだけど…。
私はもともとは、「この分野」を目指してたわけではなく。でも、私の心の向くところにいる人たち、先人の作家の先生たちは、「この分野」と関わりが少なくなくなかった。1~2割くらい、ここに根差してたのでは?と思う。今現在の「目指してた分野」がどうも、先人の先生たちが持っていた理念を大切に持っているように思えなくて、ていうかもはや完全に失ってしまっているようにしか思えなくて、それで私はあちらに行くより「この場所」を選んだ。
20代のうちに、それでも何度か「あちら」への移籍を試みて、採用試験を受けた。それこそ、その分野をやってる主だったところは、何らかの形で全部受けたのでは?という気がする。大から中まで(入ったところが「小」だったので、「小」は受けなかった)。講談社、集英社、白泉社、角川、新書館、幻冬舎、MF…すべてということはないか(あ、角川は「今の分野」の方で受けてた)。この辺にかすってて「受けてない」のは、秋田書店と小学館くらい?これを見ればほぼわかると思うので、分野は書かないけど。でも「分野」の中でも、私が志してた場所は「一角」であることは、上の社名から、わかる人にはわかるかなと思う。少年画報社とかは入らないとこでもわかるかな。意外とわからないかもな。
全部、面接には呼ばれて、採用にはいたらなかったけど、「なんか違うかもね」みたいな感じで。だって私は、なにかというと「昔の話」を持ち出すから。「今」の「この分野の業績」をまったく評価していないことで、私はあっちに入れなかった…んじゃないかなーと思う。
昔の話で通じる人がいたら、私確実にそこに入ってたと思う。たぶん。だいぶ後年になって、内部事情をよく知らなかったから選択肢に入ってなかったんだけど、MagGardenを受けたらよかったのかも。と思った。27くらいの頃に内部を知ってたら、受けてたかも。でも、その時だと経験と年齢的に微妙で採用されなかったかな。
まあ、記念受験したな、程度のことかなぁ。
思い出もとくにないけど、本当はいちばん入りたかった白泉社に面接に行って、社内に入れたのは、記念受験的にはよかったかなぁと思う。
あ、思い出いっこあった。面接室に入る前に、70歳は近そうな女性とすれ違った。きっと編集者だと思う。なんとなく。以前の職場にいたご高齢の編集者に、雰囲気がとても似てたから。往年の編集者…だったのじゃないかなぁ?すっごいいかめしいお顔でのしのし歩いていらっしった、小柄な高齢女性。白泉社は、以前の社長をなんとなくいろいろと崇拝していて、講演を聞きに行ったりした。ほんと私ただのこの業界のワンフーなのです(古すぎてググっても出てこなかった……)。
でも結局「この分野」で編集をやっていくことになって(社内事情がいろいろあって、ごく近年になってから)、違和感をほぼ感じたことがない。私はこっちが合う。と心から思ってる。
目指してた分野と、「対象」は同じなのです。読者対象。理念と形態は相当ちがうけど。
何が近いかというと。「何のためにこれをやっているのか」ということを、少なくとも真剣に考えている…というところかなぁ…と思います。ああ、おこがましくて言えない。
前に居たところも、以前はあったのですが。なくなっちゃった気がして。お家騒動?かな。それでその後しばらくは居たけど、辞めました。全体的には、全然変わってないと思うんですけど、私がいろいろ「気にし」で、直属の上と相性が悪くなったことなどもあり。そしてその後、ブラック制作会社での8か月などを経て、今の不安定雇用に至る。場所はとてもとてもいいのだけど、立場的には私は、いつ切られてもおかしくない存在…😔。
私は「目指してた場所」のコンテンツで相当育っていて(作り手を目指してた時期もありました)。世代と年齢的なものが大きいのかなと思います、私の10代末頃までは、その分野はずっと成長期で来てたので。
でも、今やってる分野については、「ものすごく造詣がある」とわけではなく。対象読者についてはすごく考えていると思うので、だから「違和感がない」んだと思います。「教育」的なことに、なんとなく一家言あるので。でも、この分野にすごく造詣があるわけではないというところは、自分の中で少し気にはなっていて。まったくないわけじゃないんですけど、多感な時期に多少は読んでいて、自分の中の大事なとこにあるのはあるのですけど。
14~5歳のころ、不器用でへそ曲がりな少女だったので、いろいろしんどくて、あの頃に自分の心の支えになった本が、目指してた分野や、今の分野にあって。それで、「目指してた分野を目指した結果、好きだったものの精神が強く残っている今の分野に至った」のでした。ある意味、「自分の魂」を自分で「向く」と思う場所にきちっと持って来れたのかなと思うのですけど、求められてるだけの仕事ができてるかどうかは、別の話。。
なんか止まらないので、ここまでにしておこう。仕事について思ってることは、もうちょっといろいろあるのですけど、延々長くなるので。何も考えず書いてるので、全然脈絡がない。
ほんとはこのnoteで、業界の働き方みたいなところを書きたくて始めたはずだったんですけど。考えるのがしんどいので、つい逃避的に自省ばっかり書いてるような。昨日も、女の子向けの本の内容のことがツイッターで物議をかもしてるのを見て。その辺に関して思うことはすごくある。そこは一筋縄ではいかないけど…なんとかしたいところはあり…でも自分の食い扶持すら危うい私に何ができるやら。。ほんといろんなことが重なり合った上での「状況」なので、本当に一筋縄でいかない。状況がスパッと見抜かれて、レバーが切り替えられなくては、変わりようがないのじゃないかと思う。
エンドレスエンドレス。今回はおしまい!