友だちとインターンの話していて思い出したこと

学生の頃インターンとして
工事現場で3ヶ月重労働させられた。

給料は出なくて、お昼ご飯のお弁当のおかずも買えず、持ってたお米だけ詰めてふりかけで食べてた。変なプライドがあって、家族や友達にも相談できず、隠れるように1人でお昼を食べてた。

ふりかけがあじ塩だけになった頃には、体重が20キロくらい減っていた。現場の職人さんがさすがにそれに気づいて、本社に無償労働は酷すぎると掛け合ってくれた。それでも何も変わらなかった。

約束の3ヶ月後、最後の日に現場に来た本社の人が、いやー申し訳なかったねと言いながら財布から出した五千円を渡してきた。

目の前がチカチカするほど腹が立った、そんな金で無しにしようとしてる会社にも、それをよしとした相手にも、受け取ろうとしてしまう自分にも。

突っぱねたかったけど、本当にお腹が減っていて、喉から手が出るほど欲しい五千円。僕は受け取ってからの帰り道で後悔して、情けなくて情けなくて、腹が減ってたけど泣きながら破って捨てた。

くだらないプライドを捨てて、友達にお願いしてしばらくご飯を食べさせてもらった。

お金を大切にするようになったし、人間関係を切ったり繋いだりするお金の使い方を考えるようになった。
若い頃じゃないとできない経験ってあるよね。

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