妹に焼肉をおごってあげた話。
また食べ物の写真が溜まってきたので、まずはそれから。(順不同)
「仕事が決まったら、焼肉おごってあげるよ!」
転職活動中、私は妹にそう告げた。
妹は、「やったー!」と返事をしつつ、本当におごってもらえるとは思ってなかったらしい。
牛タン付き食べ放題、ソフトドリンク飲み放題で、4500円くらい。
お互いたまーにちょっとしたものをお土産に買って来たり、おごったりはしていたが、最高でも1000円前後。
今までそれ以上のごちそうなんてしたことがなかった。
「もうすぐ最初のお給料はいるし、焼肉いついこうか?妹子の仕事が終わった後、お姉ちゃん来るまで迎えに行くし、その後かな?」
そう言った時、妹は「え、あれ冗談じゃなかったの?」と驚いていた。
本気でしたとも。
私が前職で色々あってショックを受けていた時、その話を聞いた母も当然怒っていたが、一番怒りを剥き出しにしていたのは妹だった。
「あの女!うちの姉によくもそんなこと言ったな!散々姉に助けてもらっていたくせに!!」と、話を聞いたばかりの頃、職場に怒鳴り込みに行きそうな勢いだったので、私は「あと二週間適当にやり過ごすつもりだからやめてくれー!!」と、止めた。
そして仕事を辞めた後、私はしばらくゆっくり過ごしつつ、新天地を目指してハロワに通ったり、ネットで検索しながら職探しをしていたのだが、やはり無職の状態というのは、じわじわ精神的に来るもので、早く見つけないとと焦り始めていた。
そんな時に、妹は言った。
妹「最近さ、お姉ちゃんが家にいてくれて助かってるんだよね」
私「なんで?」
妹「だって、仕事してたらお姉ちゃんとなかなか予定合わなかったりして、車で連れてってもらいたいとこすぐに行けないし、家でおとんへのストレス溜まりまくりのお母さんの愚痴聞いてもらえるし、家に帰ってお姉ちゃんがいるって安心するんだよね~(ピリピリした空気の夫婦と家の中にいるのが、しんどいらしい)」
妹は多分、励ますとかそういう気持ちは無かったと思う。
特に最後の部分に関しては、以前も「お姉ちゃんが帰り遅いと、あの二人
とどう会話していいかわかんなくてしんどい」とこぼしていたし。
でも私はその言葉のおかげで、『無職の自分』という、世の中から取り残されたような気持ちからかなり救われた。
「色々応援してくれてたからね~。一番高い食べ放題コースにしちゃお!ドリンクもつけちゃお!……あ、ただし次回からはまた割り勘だからね」
本人には詳しく言わなかったが、そんな感じで、妹に焼肉をごちそうした。
私が転職して、妹と休日が被ることは少なくなった。
私は土日祝が休み。
妹は飲食店店員なので、シフト制。
ただし、日曜日だけは必ずオフにしているので、土曜日に妹が仕事が終わった後合流し、ドライブをして、日曜はお互い好きなことをしてゆっくり過ごすスタイルになっている。
ちなみに昨日はコメダデートをした。
来週はどこに行こうかな?