怒涛の8月を振り返る

さてさて、久しぶりの投稿ですが、皆様お元気でしょうか？

8月も終わりまして、今は9月。

夏穂の今年の8月は、まぁ……色々ありました（遠い目）

サービス業から転職して2回目のお盆休みはなんと9連休！

今年度のスケジュールがわかった途端、8月が待ち遠しくて仕方がなかった私でしたが、お盆直前に母方の祖母が肺炎&心不全で入院。

予断を許さぬ状況で、お医者さんからは「何があってもおかしくない状態」なんて言われてしまったらしい。

それを早朝に電話で聞いた母からは、喪服を持っていない私と妹に「今すぐ喪服セットを買え」と指示が下り、母は自分の喪服、父の喪服を万が一に備えて用意し、慌てて実家のある栃木へ。

そして、お盆休みナニソレ？おいしいの？と、カレンダーなぞ関係ない飲食店勤務の妹と、その間の衣食住を母の代わりに整えなければならない私は関西に残って、祖母の無事を祈りながら過ごした。

一時は意識もなくなっていた95歳の祖母は、今は容態も回復し、簡単な受け答えはできている模様。

だが、回復するまで約2週間の間に、私は仕事が始まり、早速残業の日々（繁忙期だったため）

妹は仕事は昼過ぎに終わるが、料理が苦手で夕飯を作れず、私が帰宅してすぐにご飯を用意し、代わりに彼女は洗濯を畳んだり、お風呂を掃除してくれた。

仕事が始まって3日後。

母からまだ当分帰れないと連絡が来た。

それだけなら「こっちのことは大丈夫だから、ばーちゃんのそばにいてやって」と言えたが、祖母の容態の説明の後に

「父は土曜日に関西に帰るようです」

と。

…以前から私の記事を見てくれてる人はご存知かもしれませんが、私の父はとんでもないモンスターファーザーでして、現在は仕事をリタイアし、父の実家で祖父母の介護をしているのですが、しょっちゅう祖父と喧嘩して、関西に戻ってくるんですよ。

亭主関白、自分勝手で、自分を最優先にしてもらわないと気が済まない父の世話をしながら、仕事は正直キツイ…。

が、そうも言ってられんし、頑張るしかないか……。

――と、思いながらその日も残業し、マックが食べたいと言った妹のリクエストでトリプル肉厚ビーフを買って帰ると、妹が泣きながら怒った顔で洗濯物を畳んでいた。

私「えっ、どうした？ばーちゃんに何か……」
妹「ジジイが帰ってくるって……！」

えっ、泣くほど⁉︎

確かに私も嫌だけど、仕事から帰ってきて専業主婦の母と同じようにしろって言われるのを考えると、「うるせー！んじゃ、実家帰れよ！」と叫びたくなると思うけど、泣くほど？？？

妹に理由を聞くと、繁忙期で帰りの遅いお姉ちゃんに代わってご飯を作らなきゃならないのかとか、大嫌いな父とその間2人で家にいなきゃいけない状況を考えると、不安でたまらないとのこと。

実は、妹が料理に苦手意識を持った原因も、彼女が幼い頃に初めて作った料理に対して、父が言い放った言葉のせいなのだ。

普通なら、小さな我が子が一生懸命、慣れない手つきで作ったものは、味はどうあれ褒めてあげるものだと思うが、うちの父は違うのだ。

あれから何十年経った今もトラウマになる程、妹にとってショックな出来事だった。

そこからしばらく、祖母のこと、祖母のことが心配でメンタルが弱っている母のこと、そして母不在と父のことで不安定になってしまった妹のこと、暴君の父のことと、締め切りが近い仕事を果たして終わらせられるのかと、5つの心配事ができてしまった私だったが、ここで更に追い討ちをかけるようなことがあり、正直「こんな立て続けにしんどいことある？？」と、思わず電車の中で声にしてツッコミたくなってしまった。

もはや悲しいなんて感じてる余裕もなく、「他人のことはどーでもいいや、今は家族優先」と考えたおかげでダメージはあまりなく済んだ。

あの2週間久しぶり常に脳みそフル回転してたなぁ……と、これを書きながら振り返って思う。

そしてその後はと言いますと、無事に仕事は納期に間に合わせることができ、祖母も安定し、母も祖母を弟である叔父夫婦に任せて関西に戻り、妹のメンタルも落ち着いた。

以前の私なら、これだけいろんなことがあるとすぐに心がぺちゃんこに潰れて、妹以上にボロボロになってたかもしれない。

けど、意外にも心はカッチリとしたまま、「考えろ、次を考えろ」と冷静になって、先を見据えて行動できていたことを、昨日久しぶりに作業通話した絵描き友達の方と話して、気付くことができた。

「強いですね」

相手の方はそう言ってくれたけど、多分これまでの最悪の出来事を経て、「強くなれた」んだと思う。

それを知ることができた2024年の8月。

さて、9月は何があるだろう。

※これを書いたのは9月の最初の頃です。
そして9月もバタバタしてます。

それはまた、後日に！