20210613改(決意表明とはじまりのはなし。
決意表明、というとなんだか大事な気がしてしまうがなんてことはない。
香水沼にはまるとは言っても、当てずっぽうに色々試すのは少々非効率な気がしてきたので、試したいと思う香水の自分なりのセレクトポイントをわかりやすくまとめた方がいいと思い、書いている次第である。
以下(20210613改
★使う側の事を考え、作られているかどうか
使う側の事を考えて作られている、というのは香水が取って付けたようにその人に纏わりついているのではなく、その人にそっと馴染み寄り添っているという事。そして、人が纏うことで新たな価値が生まれるという事。そういう香水は纏う人の価値までもを高め、その人の人生さえも素晴らしいものにしてくれるとわたしは信じている。
また、わたしがどういった理由で使う側の事を考えている、と判断しているか?に関しては、具体的に明記出来る程掴んではおらず、現時点では自分の鼻を信じている、としか言えない。
1つ浮かぶのは拡散性が少なく、賊香性が高いという点かもしれない。わたしがニッチフレグランスを好むのはこの点をクリアしている香水が多いから、という気もする。分かりやすく言うと、大手の香水は飲食店には付けていけないが、ニッチは付けていけるといったところである。ニッチはTPOをそこまで気にする必要がない割にちゃんと香る、と個人的には思っている。
★ボトルデザイン
意外かもしれないが、わたしの場合香り云々の前にボトルデザインが気に入らなかったら『買う!』とはならないので、これも大切な要素である。
ちなみに、好きなボトルデザインはシンプルなもの。今まで購入した香水の中ではイソップのボトルが一番気に入っていた。ボトルデザインに拘る理由は簡単で、部屋のインテリアに馴染んでほしいからである。
シンプルなボトルデザイン、というのはブランドの美学やセンス云々より、使う側の手元に渡った後を考えて敢えてそうしている、とも考えられるし、ボトルがシンプルだと『中身で勝負している』という無言の心意気を感じる事も出来るような気がする(わたしだけかもしれないが)
★自分の好みの香りかどうか
当たり前な事なのだが、自分が良いと思うものを選ぶこと。その為には、自分の好みをはっきり把握しておく必要がある。これは今後の課題でもある。現時点でわたしが良いと感じた香料を明記しておく。
シダーウッド・パチュリ・バニラ・ラブダナム
アンバー・サンダルウッド・パウダーノート
カルダモン・ジャスミン・ベルガモット
グレープフルーツ・マンダリン・ムスク
パインウッド・ラベンダー
かなり、ウッディまたはオリエンタル寄りなのは自覚している。逆に苦手な香料も明記しておく。
アクアノート、キューカンバ、せっけん(せっけん自体は好きなのだが、香水になるとダメ)フローラルブーケ、バラ、グルマンノート
好きな香料と嫌いな香料が両方調香されている場合も多々あり、よくもわるくも新たな発見があるのでそれはそれで楽しい。
一先ずはこんなところだろうか?(210613現在)
ブランドに関しては、コンセプトや理念に感動する事が出来ればそれが一番であるが、必ずしも良い香水とそれが揃う事はないだろうと思うのでここでは割愛したい。そう思う理由としては、あくまで純粋に自分が良いと思ったものを選びたいからでもある。
さて、ここから先ははじまりの話を少々。
今考えてみると、ニッチフレグランスに興味を持つ事になったきっかけは写真のフィエールフレグランス、マイラかなぁ~と思う。
今は日本で取扱いはないと思うのだが(ちゃんと調べてはいないが、コロナ禍のせいで撤退したものと思われる)当時30歳の節目で自分への誕生日プレゼントに買ったものである。
この時はじめてオリエンタルノートの香水を選んだのだが、それが今もわたしに根付く事になるとは。今嗅いでみると、少々重く夏場はとてもじゃないが付けられないのだが笑
ただこの香水が今もなお、わたしの香水というカテゴリーの根底にいるような気がしてならないのは確かである。