インターミディエイター考
最近の世の中の出来事、例えば事務次官のセクハラ発言とか、警官が叱られて上司を撃ち殺すとか、大人なら考えたらわかりそうなことが起こっている。組織が幼稚化しているように見える。
成熟した日本社会に、どうしてこんなことが起こるのだろう。
それぞれのケースには、いくらなんでもそれぞれなりに、必然的な事情があるはずだ。それは、常識では想像できない、闇のようなものだろう。
社会は成熟すると、その中に闇を抱え、頽廃へと向かっていく。それが幼稚に見える出来事を生み出したり、やりきれないような状況を作ったりする。
新鮮な果物や穀物が発酵して、フレッシュなお酒になるには、よい酵母や菌が必要だ。その組み合わせがないと、腐敗するだけだ。
何かが成熟して、新しいものに生まれ変わるには、そのもの自身の力だけでは難しい。それに必要な外部の力を見つけてつなげたり、促進したりする役割。
成熟社会が美味しい発酵社会に変革していくために、働くこと。それがインターミディエイターかな。