ひまそらあかね界隈はなぜ陰謀論者に見えるのか


ひまそらさんを追ってきた者としても、ひまそらさんが今回の都知事選に出馬したことは驚きでした。そして同時に「陰謀論者」と言われているのもしばしば目にしました。レッテルを貼りたいだけの人も居るでしょうが、素朴な感想としてのつぶやきもあるでしょう。そのうち後者にまつわる誤解をとく一助となることを願って記事を書いてみます。

なお、レッテルを貼りたいだけの人については別途記事を書きました。


蓄積されたスラング、多用されるネットミーム

ひまそらあかね界隈では一見意味のわからない用語が多く出てくることがあります。それを「スラング」と「ネットミーム」に分け、それぞれがどのような理由で出てくるのかを説明します。

まずネットミームが多いこと。これ自体は特筆すべきことでもないのですが、インターネットに慣れていないと異質な感じは受けるかもしれません。199x年から現在に至るまで、インターネットでは「ミーム」と呼ばれる、言ってしまえば繰り返し出てくるネタを好んで使う文化があります。インターネットが流行し始めてそろそろ四半世紀にもなり、そのあいだに多種多様なミームが堆積し、人々は時宜にかなったミームを引用して会話するという、スノッブめいた遊びを営々と続けています。野球でも音楽でも芸能でも、趣味の分野では繰り返し語られるエピソードというものがありますが、インターネットでもそれが行われている、というだけのことです。急に不自然な言い回しが出てきたら検索してみましょう。だいたい元ネタが見つかるはずです。

スラングについても、これはそもそもネットミームに近いもの、というより、広く知られたスラング=ネットミーム、ともいえるでしょう。
ひまそらあかねに関していえば「暇めち」はスラングです。これはひまそらさんがたまに上げるごはん、もっといえば以下のようにインスタ映えとは無縁の独創的なものであることから、ひまそらファンはこのような画像が上がるたびに様々な反応をするという文化があります。そういう、反応なども含めた一切をふんわりと包含する言葉が「暇めち」であると思います。

ひまそらさんがWBPCを追求し始めて2年ほどになります。そのあいだに実に多くの、常識では考えられないようなことが起きてきました。例えば「リーハラ記者会見」というのは、Colaboを調査していたら突然、Colabo代表が弁護士7人を引き連れ、国会議員の協力がないと使えない議員会館を使用し(議員の名前はいまだ明らかにされていません)、多くの報道陣を集めて記者会見を行いました。そこで弁護士の1人がひまそらさんを指して「こんなのはリーガルハラスメント(法を悪用した嫌がらせ)だ」と指弾しました。なんの後ろ盾もないただの一般人のためにここまでするColaboの異様さを象徴する出来事であったため、これを機にひまそらさんを知って追いかける人が増えたといいます。私もその1人です。

このように年月を経て蓄積された事象、スラングが数多くあり、またそれらを組み合わせた冗談などもたびたび起きます。「こんな『暇めち』は『リーハラ記者会見』ものだぞ」のように、それぞれの意味を知っていればなんてことないものですが、そうでない外部の人にとっては奇異に映るでしょう。だからといって自粛すべきだとはまったく思いませんが、都知事選ということで新しくひまそらさんを知ってほしいという目的で何かを書いたり広めたりする場面では意識すべきかと思います。逆にひまそらさんを応援したい人向けのノウハウ共有などであれば、そういったスラングは意味を簡潔に伝える役に立つものでもあります。

常識を超える事態の多発

上述した「リーハラ記者会見」もそのひとつですが、Colabo追求の過程では実に多くの異常事態がありました。ひまそらさんのnoteで概ね網羅されているかと思いますが、あまりにも多くてすべてを列挙するのが困難です。

ひまそらさんはエンターテイナー気質ですし、純粋に疑惑を追求するだけの固い一本調子だと読者も飽きるだろうと、時には憤りながら、時には茶化しながら、でも追求する手はゆるめずに取り組んできました。たとえばColaboについた弁護士7人を「セブンナイツ」と命名し、それぞれの弁護士は一体どういう人物なのか、どういう裁判書面を提出するのかなども交えてコミカルに表現することがあります。ひまそらファンはそのおかげでColaboの弁護士のフルネームと「実績」をいくつか覚えてしまっています。セブンナイツ筆頭の神原弁護士は訴状に「訴状」と書かれた表紙をつけるとか、(先日セブンナイツから脱退した)中川弁護士のFAXの調子が悪いとか、WBPC問題の脇道の脇道のようなものまで記憶してしまっています。

もちろん中には冗談で済まないこともあります。PENLIGHTというジャニーズファンを名乗りながらジャニーズを糾弾する団体が突然活動し始めたとき、Colaboの周囲に居る人物まで調査済みだったこともあり、PENLIGHT関係者とColabo関係者の重複の多さが早期に発見されました。

これは私にとってはもう当たり前すぎていつもの光景なのですが、冷静に考えると、歌舞伎町で困難女性を支援する団体と、ジャニーズファンを名乗るジャニーズ糾弾団体とで、どれほどの共通点があるでしょうか。よしんば「性加害/性被害」という共通点があるとしましょう。では若年困難女性支援と辺野古基地での座り込み抗議にはどういう共通点があるでしょうか?

「東京都から活動資金を補助されている若年困難女性支援団体であるColaboが、辺野古基地での抗議運動に参加したり、北朝鮮系のキボタネ(PENLIGHT)と繋がりがある」
あらためて見ると意味不明な状況です。しかし事実です。そしてこれはただの一例に過ぎません。同じくらい、あるいはそれ以上に奇妙なことが次々と発見され、あるいは発生し、ひまそらフォロワーはすっかり慣れっこになってしまいました。

こういう異常なことに慣らされてしまったせいで、今回の都知事選では重要な気づきがありました。

↑このツイートの反応(リプライや引用)を見てみてください。みんな正気に戻っています。今まで自分たちがいかに異常なものを見慣れてしまっているかを自覚しています。私も目からうろこでした。それはつまり、何も知らない常識的な人から見ると「自分には理解し難いことを信じ込んでいる人たち」として見えているということです。これが陰謀論者と思われる大きな要因でしょうね……。

ひまそらさんの異常に鋭いカン

カンが鋭い人は身の回りにも居るかと思います。本人にもなぜかはわからないけど、「なんとなく」「そんな気がした」などの理由で不意に正解を言い当てるタイプの人です。嘘を見破るなんてのもそうですね。

ひまそらさんもカンが鋭い人です。人狼をやったことがある人ならこういうタイプを見たことがあるかもしれません。

ひまそらさん本人の談では、グラニ裁判を戦っているときに毎日ひたすら書面を読み込んで相手の手筋や欺瞞や攻めどころを探っているうちに開花した能力とのことです。WBPCの追求でもその能力が存分に発揮され、相手方の言い分がおかしいところ、嘘くさいところ、次に打ってくる手や見えづらい繋がりなどを次々と看破してきました。

ひまそらフォロワーはこういうカンが概ね正しいことを知っています。そして知っていてもなお「さすがにそうはならんやろ」と思ってしまうほど突飛なものや、結果的に最善の選択肢だったなんてことが多いです。

アニメイト脅迫事件時のカン

NHKリーク時のカン

そして今回の都知事選についても同様です。石丸候補を5月ごろに「なんか胡散臭い」と感じ取り、絡みに行って対談でいろいろな言質や証拠を動画にして残したうえで電撃出馬しました。まだ結論は出ていない段階ですが、ひまそらさんのカンがどの程度あたっているのか、都知事選はどうなるのか、ひまそらフォロワーにもまったくわからない状況になっています。ただ、ひまそらフォロワーとしては「まあひまそらのカンがそういうなら出馬自体は正解なんだろう。石丸候補も現段階でだいぶ馬脚が現れてるし」くらいの認識でしょうか。

ひまそらさんの一見意味不明なカンとそれに伴う行動、そしてそれが正解だったと後で判明する種明かし、これはひまそらフォロワーとして何度味わってもついていくのが難しいところで、初めてひまそらさんを知った人がまったく理解の及ばない言動なのは当たり前です。私だってわかりませんし、他のひまそらフォロワーもそうでしょう。違いはひまそらさんのカンに対する信頼度のみです。

ひまそらさんのカンはそれでも的中率100%ではありません。たまには外れるし、部分的には当たっているだけのこともあります。

それでも大きなところ、NHKリークやアニメイト事件では神がかった回避をしたこともまた事実です。

ひまそら界隈は陰謀論者の集まりなのか?

この記事では陰謀論者「に見える」要因についていろいろと書き出してみました。途中で触れたように、普通は「東京都の助成金を受け取るような団体なら会計も活動内容もしっかりしているはずだ」と考えるでしょう。ひまそらフォロワーはそうではないのを何度も目の当たりにしてきました。Colaboの会計がおかしいと指摘されて2年近くになりますが、いまだに領収書も出てきません。特段福祉や会計に詳しくない普通のサラリーマンでもこのことの異常さはわかるかと思います。

異常さに慣れきってしまったひまそらフォロワーが異常に見える、陰謀論者に見えること自体はままあるでしょう。しかし実態を知ってしまえば、その異常さが現実のことだと認めざるを得ないのです。今回の都知事選だってすでにその気配は濃厚になっています。

どうしてどの候補者もマスコミも東京都の国家賠償請求訴訟に言及しないのか。

この1点だけでもまずはおかしいと疑問に思ってもらえれば幸いです。

追記:岩下の新生姜騒動にも見えるギャップ

こういう紹介のしかたは不誠実かな、さらにご迷惑を掛けてしまうかな……と数日悩んでいましたが、書くことにします。

岩下社長のしたことは本当にただのツイートひとつです。それも犯罪行為等とは無縁の極めて平和的なもののみです。たったそれだけで不買だなんだと騒がれ、取引先の大阪のたこ焼き屋さんにまで集団的な迷惑行為が及びました。

下記にある「渡辺輝人」さんは弁護士です。弁護士が顔と名前と所属を出しながら、このような無茶苦茶なことを言っている。繰り返しますが、岩下社長のしたことは「ひまそらあかね支持のツイート」のみです。市民権がどうのこうのなんて話にならないことは素人でもわかります。

ひまそらあかねさんを何年も追いかけてきた人は、こういう無茶苦茶なことが起きるのに慣れきってしまいました。「ナベテルの平常運転だね」と。しかしそうでない人、一般常識のある人の反応は以下のようなものでしょう。

ひまそらあかね支持者が知ってほしいと主に訴えているのはこういう実態です。ツイートひとつでここまでされるという現実と、じゃあツイートどころか住民監査請求や国家賠償請求訴訟まで起こすひまそらあかねは一体どれだけの攻撃を受けているのか。

このような非道な攻撃に晒されながらもずっと戦い続けてきたひまそらあかねの実績のひとつが東京都を相手取った国賠の勝訴です。そして今回の都知事選にも出馬しています。彼に投票するしないはともかく、確実に抑えておくべき事柄であることは論をまたないのではないかと思います。

なお、被告である東京都は↑の地裁判決を受けて高裁へ控訴しましたがすでに結審したとのことです。選挙期間中に高裁判決が出ます。マスコミがどこまで報道するかも含め、注目してみてください。


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