【私が人嫌いになるまで】1
今日は私の人見知りを変えてくれた恩人のお話…
小学校低学年の頃の話
恥ずかしがり屋、人見知り、内気…
自分についての書類[短所]の欄にはいつもこんな言葉が並んでいました
「授業中に手を挙げて発言することはえらい」
「先生に積極的に質問に行きなさい」
積極的であることが正義、のように家で言われていたため、
内気な自分にさらに自信がなくなり…
という負のループを繰り返していました。
それでも周りに友達がいてくれて、リーダー的存在の子の気を伺いながらも
今思えば十分幸せな生活だった思います。
5年生のときの話
5年生のときの担任の先生が、私の人生を変えてくれた恩人です。
美人で、優しいけど時に程よく厳しい、と前々から評判の先生でした。
私もそんな先生と仲良くなる機会をずっと伺っていました。
そんな時、夏休みの読書感想文で、私の作文が選ばれました。
昔から母が私の作文を指導していたため、自分の作品が選ばれても
自分が認められたわけではなく、嬉しい気持ちにはなれませんでした。
休みの日に、提出する作文を推敲するために先生と二人になりました。
その時「これについてどう思う?」「緑茶さんの考えを教えて」と言われ、
自分の考えを言うのが苦手だった私は見事に口ごもってしまいました。
押し黙ってしまった私に対して、先生は少し時間をくれました。
1人にしてもらって、文章にしてみると、上手くまとめられました。
先生はそれを見て、「緑茶さんは書くのが得意なのね!」と、、、
(私「???」)
今まで自分に自信がなかったため、自分に得意なことが存在することに驚愕しました。
今考えると深い意味はない言葉だったのかもしれません。
それでも自分が書いた文章が褒められ、認められるのは嬉しいものでした。
あまりにも単純ですがそれから自分に自信を持つようになります。
大人の一言はとても大きなものです。
6年生のときの話
なんと、5年生に引き続き、6年生でもクラス・担任は継続でした。
(好きな人も同じクラスだったので万歳です)
さて、小学校には懐かしい行事『学芸会』というものがあります。
毎年[子供17][おばあさん7]など脇役中の脇役をやっていましたが
最後の学芸会で何を思ったのか主役に立候補してしまったんですね。
これにはちゃんとワケがあって…
この頃、私はなぜか同じ幼稚園のギャルたちに気に入られます。
(詳しいことは割愛しますが、これも先生のおかげなんです)
そのギャルの1人が、サブ主人公になりたいとのこと。
私が立候補して2人ともオーディションに受かれば一緒に練習できて一緒に舞台に立てるからお願い! と頼まれました。
本来ならできれば目立たないキャラをやりたいですが、
先生に相談したところ「緑茶さんが歌ってるの見てみたい!」と言われ、「案外注目されるのも気持ちいいものよ。最後だしやってみたら」と
背中を押されすっかりその気になってしまいます。
いつも仲良くしてくれるギャルちゃんのためにも、絶対に合格しようと
家で毎日セリフと歌の練習をして迎えたオーディション当日。
誰よりも大きな声で、動きもつけて、見事主役に選ばれました。
先生の言った通り、上手に歌って上手に演技するのを見られるのは、
自分が頑張ったことを見てくれる感じがしてとても気持ちよかったです。
それまで全く目立たない人間だったため、みんな驚いていました。
その反応をみるのが面白くて面白くて…
これがきっかけで仲良くしてくれる友達や先生も増え、学校生活がさらに
楽しくなりました。
こう振り返ると、小学校は総じて楽しくて、人との関わりも多かったです。
放課後は友達と遊んで、家での不満を親身に聞いてくれる存在がいて、
友達と喧嘩したら先生に相談して、本当の気持ちを伝えて仲直りして、
友達へ日頃の感謝は手紙や交換日記で伝えられて…
ここまでとても順調です。しばらく順調に進みます。
たくさん話がとびとびになってしまう拙い文章ですが、
続きも楽しみにして頂けたら嬉しいです。