推しのことを嫌いにならずに好きじゃなくなる担降り
こんにちは。
今回はいつもの連載からガラリと雰囲気を変えて、オタ活についてです。
実は私もオタク歴が長く、程度はおそらく軽い方ですが、現在進行形で推しに大量の時間を費やしています。
今回は私のこれまでの推しと、担降りについて書いていこうと思います。
これまでの推し一覧
基本的に一途タイプで、推しはそこまで多くありません。
小・中:twice サナちゃん
高1、2:Snow Man 岩本照さん
高3:にじさんじ 赤城ウェンくん
箱推し傾向にあり、twice・Snow Man・にじさんじ、どこも結局箱推しになります。
twiceは当時すごく流行っていました。
仲良くしていたギャルちゃんたちがK-popの話題で盛り上がっていたのが羨ましく、携帯も持っていなかった私も母の不在中にパソコンでコッソリ見ていました。
当時母には「パソコンで見るもの=有害」のような認識があり、私たちはほとんど何もネットを見ることができませんでした。
そんな私たちにとってコッソリ見るものは大変魅力的で、どんどん沼にはまっていきます。
お小遣いがほとんど友達とのお出かけで消えてしまうほど少なかったため、お金はかけられず、プレゼントしてもらったCDをヘビーローテーションしていました。
(私がもっていたのはLIKEYとFake&True、日本語CDをいくつかです)
そんなtwiceを降りたのは中学3年生のころ……
高校受験で勉強に夢中になっていた私は、推しを見る時間がとれなくなり、仕方がない担降りでした。
しかし、twiceは今でもダンス動画やMVを見て癒されています。
続いて、Snow Manです。
高校生になって、しばらく推しという概念を忘れていました。
このころには、オタク気質の妹の影響で母も少し寛容になってさすがに私もiPhoneを持ち、自由にインターネットを使えていました。
高校1年生の冬……
久しぶりに年末の大好きな番組をみます。
大好きなSASUKEを見ていたとき、やたら人の応援に必死になっている青髪のカッコいい人を見つけます。
そこからSnow Manの存在を知り、本格的に推し始めます。
と、言っても相変わらずお金は使えませんでしたが……
twitterを始めて、Snow Manのお話ができるお友達とつながって、ネットの世界にはまりはじめます。
ちょうどこの時、教室での人間関係が面倒だったので、自分がすきな時に連絡できて、連絡をいつでもストップできるtwitterのお友達は、そこまで深く関わっていなくても心の拠り所でした。
しかし。高校3年生になった私は、受験生なのになかなか全力で頑張れない自分にイラついていました。
そんな私は次第に「頑張る人」を見るのがつらくなり、自分より勉強できるクラスメイト・家事と仕事のみならず色んなことを頑張る母・そして番組のために必死に頑張る推したち...
一生懸命な彼らが好きでしたが、いつの間にか全部を頑張る彼らを見るのがつらくなり、頑張れない自分が責められているような気持ちになります。
それでも彼らのダンス、振り付けが大好きだったため、今でも新曲のチェックは行っています。
そんな時に見つけたのが妹が見ていたにじさんじ。
はじめは絵を推しにすることを理解できず、さらになぜ絵の推しに大量にお金を使えるのか全く分かりませんでした。
配信も長くて、時間ばっかり取られてメリットがない。
しかし、妹がたまたま見ていたウェンくんの配信を見て、見ている人を「楽しませよう」の精神が伝わってきてだんだん心が惹かれるようになります。
当時頑張れないことにいらだっていた私は、ウェンくんの「程よく頑張ろう」に救われます。
もちろん時間は取られるし、妹に感化されてお金も使ってしまいますが、これまで明日が来るのがこわくて眠れなかった私に心地よい睡眠をくれました。
希死念慮気味だった私が、ウェンくんの3Dは見届けたい・ウェンくんに合格の報告と感謝を伝えたい、とほんの少しモチベーションを上げられました
担降りは悪いことなのか
結論、当たり前ですが全く悪いことではないと思います。
しかし、事実うしろめたい気持ちになるのも理解できます。
いっそのこと、嫌いになってしまえれば気持ちもラクなのに。
少なからず、私はその時々の推しに生かされてきたわけで、彼らがいなかったら毎日がもっとつらいものでした。
私はこれまでの推しについて、推したことを後悔したことはありません。
降りたあとも、形は違えど応援しています。
推しを推すのも、グッズを譲るのも、ファンクラブを抜けるのも、全部自分のため。
人に害を与えないなら、私たちは自分の気持ちに従うべきだと思います。
推しについて頭を悩ませるのも推し活の醍醐味の1つですが、基本的に自分のプラスになるような人を推すのが私のモットーです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
「オタ活」はなかなかデリケートな話題で、この記事を読んで気分を害された方もいるかもしれません。
少しでも救える気持ちがあったら嬉しいです。