ライブは不要不急じゃない。
先週、1年2ヶ月ぶりにライブハウスでライブに行った。
対バン形式、沢山のバンドが見られる今の時期じゃなくても贅沢な形。
久しぶりのZepp。
あの、お気に入りの服を着て、しっかり丁寧に化粧をして、高鳴る気持ちを抑えながら、いつもの道を歩いて行ったところに変わらずZeppはあった。
それだけで泣きそうになった。
ついにライブが始まった。
あぁ、そうそう、これこれ!このベースの重厚感が身体に響く感覚。
ドラムの存在感。
ギターのヒーロー感。
ボーカルの音源とはちょっと違う声…
それぞれが持つオーラを感じた。
そして何より、目の前でバンドと、周りの皆とこの時間を共有できているのが身に沁みて分かって、やっぱりライブは生が一番だと改めて思った。
とにかく、楽しかった。
でも、各バンドのMCのときは戸惑いがあるように見えた。
「こうやってライブがしにくいときに、足を運んできてくれてありがとう…今日来ることを迷った人もいると思います、行かないことを選んだ方もいると思います。本当に来てくれて感謝です。」
と、全てのバンドが何度も言っていた。
なんでこの方たちにこんなこと言わせないといけないんだろう?
私は、行きたいからチケットを買ったし、行きたいから今日も来た。
足を運ぶという選択肢自体がこんなに選びにくいものになってしまっていて悲しくもなった。
このライブは沢山の人が関わってできている。
何人くらい?その人それぞれ人生があって。
コロナのせいで、というより社会のせいでライブをすることに皆責任を背負って命がけでライブをやっているように感じた。
本気でやっているんだから、不要不急じゃない。
ライブは生活必需だよ。
というか生きる上で不要不急なものなんて無い。
順番はつくかもしれないけれど、これだけ人がいればその人にとっては1番生きる上で大切なものだったりする。
それを一部の人達の感覚で不要不急にまとめられるなんて、あまりにも理不尽すぎる。
こういう不安なときにこそ、安心させてくれるのが音楽。
私はこれまで数え切れないくらい音楽に救われてきた。
何に政治家が追われているのか知らないけど、もう一回冷静になってこれからのこと考えていきたい。
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