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いいセラピストの選び方 患者編(^^♪

患者さんの立場から見た、いいセラピストの選び方を書いて行こうと思います。

私は2002年5月よりPTを受け始めて、今月で14年になります。

これまでに3軒の病院やクリニックで受けて来て、総勢30名以上の理学療法士&作業療法士と関わって来ました。

その中で見えて来たこと・・・を綴って行く形になると思いますが・・・。

1軒目のクリニック(2002年5月~2010年3月まで)では15名の理学療法士との関わりがありました。

2軒目は総合病院(2010年4月~2015年8月まで)だったので、理学療法士のみならず、作業療法士とも関わりました。

ここでは・・・17名の理学療法士&作業療法士との関わりがありました。

3軒目のクリニック(ココが現在のリハ先です→2015年9月より)では、1名のみ。

ということで、色々なセラピストを見て来た私からの選択方法(見極め方)です。

まずは、やっぱりコレ大事。

リハビリに対するモチベーション♪

患者さん自身にある程度の経験値が付くと、こういうものにも敏感になって来ます(^▽^;)

新人の頃は皆さんとにかく頑張ろう、患者さんに認めてもらおう、とします♪

なので、結構熱い人が多いです。

でも、年数が経過するとそういうものが薄れて来ます。

たまには、それが4年、5年と継続する方もいるので、患者さん本人で見極めて下さい。

新人さんの場合、モチベーション高すぎて、患者さんの身体を壊してしまう方もいます。

痛いと思ったり、そうじゃなくて、こうして欲しい、とかあれば言ってあげて下さい。

大抵の方が改善してくれます。

セラピストのスタイル。

これは、リハに適した装備をしているかどうか?ということ。

〔装備〕っていうと、物や戦闘みたいでコレを読んで下さっているセラピストさんに申し訳ないのですが・・・ごめんなさい(´;ω;`)

私が言いたい装備、というのは、まずは足です。

これ、ホントは基本中の基本だと思うのですが・・・スニーカーを履いているかどうかを見て下さい。

ごくまれに、という言い方をしたいのは山々なんですが、数えきれないくらいのセラピストがクロックスやサンダルを選択されているのが現状です。

もしかしたら、コレを読んで下さっているセラピストさんの周囲にもこういう方、いらっしゃるかもしれません。

患者さんの中には転倒のリスクを抱えた方もいらっしゃいます。

そのような中で、サンダルやクロックスを選択するとどうなりますか?

患者さんが引っかけてしまった場合、自分が何かに引っかけてしまった場合に脱げてしまう危険性がありますね汗

患者さんの方がセラピストに身を委ねていることもあるので、うっかりしたら転倒事故に繋がりますΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

セラピストと患者さんが向かい合わせで歩行訓練をする場合があります(セラピストがバックしながらの歩行になります、この場合)。

転倒したら振り出しに戻ってしまうことはおろか、その怪我が治るまではリハビリを受けられません、疾患によっては。

装備、でもう1つ、セラピスト(歩行訓練をすることの多い理学療法士、稀に、作業療法士が歩行訓練に行くこともあります)が腕時計をはめたままリハをしていませんか?

これは、前述したように、患者さんとセラピストが向かい合わせで歩行訓練をする場合、セラピストの腕に患者さんが手を載せるので、ココで患者さんが引っかけてしまいます。

ちょっとココで余談になりますが、私が最初のクリニックのセラピストに聞いた話ですが、このセラピストさんたちの本来の所属先では長袖、腕時計、サンダル&クロックス、が全て禁止となっているそうです。

長袖禁止の理由は私には理解しづらいのですが、患者さんにバイ菌がうつってしまうといけないから、とのこと、この詳しい話はgreenさんやココを読んでくれている他のセラピストさんが教えてくれるかなぁ・・・もし、知っていたら教えて下さい。

事故に繋がってしまう、ということを理解出来ない方の多いこと、多いこと。

挨拶は出来ますか?遅れた時の謝罪は出来ますか?

自分の担当じゃない患者さんにも分け隔てなく挨拶出来ますか?

病棟からの戻りや、他の患者さんのリハが長引いて遅れてしまった場合の謝罪はきちんとできますか?

私が2軒目の病院で体験した中で、こんな事例を耳にしました。

〔10分くらい(遅れたって)いいじゃん!〕と言い放ったセラピストがいたんです。

そのことに対して、その患者さんはとても怒っていて、私も、それはないんじゃないか、と疑ってしまいました(# ゚Д゚)

遅れてしまったことは仕方がない。

でも、その後の対応が、患者さんとの信頼関係を継続出来るか、壊すことになるかのどちらかに繋がる、ということに気付いて頂きたい。

もう1つも2軒目の病院で。

私が2年目から副担当で付いてもらうことになる理学療法士の話。

この理学療法士は、リハ待ちをしている患者さんにきちんと挨拶が出来ました。

自分の担当じゃない患者さんにも、です。

私がこの理学療法士でリハ受けたい、と担当に申し出ていたのですが、〔チームが違うから出来ない〕と言われていた所に、チーム再編が行われ、その理学療法士が私の担当と同じチームへ移籍して来ました。

そのことで、色々お話を伺うことが出来、聞いた結果がこうでした。

〔自分の担当だから、担当じゃないから、って分け隔てするの、ボク、嫌いなんです〕と。

自分の担当以外のセラピストにお声かけが出来なかった自分を恥じました・・・私。

そこから多くのセラピストにお声かけをして行く訳ですが・・・。

気付かないセラピストや気付いても・・・なセラピストに出会うことに。

病院によってはセラピストの入れ替わりが激しい所(退職、異動で)があり、そのことによる担当変更は患者さんにとっては精神不安を引き起こす場合があります(計算上で行くと半年に1人変わる計算で変更を余儀なくされる患者さんも中には・・・)。

そういった場合に、挨拶がきちんとできるセラピストなら、〔この人で受けたい〕ってご指名を頂ける場合があるのですが・・・。

“代診してもらったからこの人がいい”とセラピストを選択する患者さんもありますが、いざその時になると、退職や異動されるセラピストが選択されて行かれるケースがあります。
しかし、〔セラピストが選択して行ったケース〕ですと、あとから〔セラピストが合わない、休みが多くてやってもらえない〕などの話が上がって来ます。

慣れてくれているセラピストの方が安心出来ますし、要領も得てくれています。
どういう視点でセラピストを選択されるかはそれぞれではありますが、〔セラピストに選択してもらう〕というのはオススメしません。
主任PTさんと××して患者さんが自分で再度選択し直した事例もあります。
お試し期間と称してあちこち(色々なセラピストを試しに)放浪旅に出た患者さんの話も。

私自身、2軒目の病院で最初の担当が途中でどうしても合わなくなり、3ヶ月で交代してもらった経験があります・・・(´;ω;`)

こんな感じに〔いいセラピストの選び方。患者編〕を書いてきましたが、これからの皆さんの参考になれば嬉しいです。

番外編を追記

このブログを読んで頂いている理学療法士さんへ質問です♪

担当理学療法士の退職や異動などでの担当変更時に、何を基準に患者さんが次期担当を選んでいるか見当つきますか?

私の歴代の担当理学療法士の中には、〔顔で選択されている、僕、イケメンじゃないから選んでもらえない〕と思っていた理学療法士がいます。

それを聞いた時に私、大笑いしました
私の選択基準から完全に外れていたから。
そんなんで選ぶ訳ないじゃん。って思った私です。

じゃあ、何で選択するか?って?
以前にも書きましたが、モチベーションやら、装備やら、そんな感じです(^^♪
担当の技量がどれだけあるか、も見ますが、なかなかそこまでは難しいこともあると思います。
しかし、信頼関係が構築出来れば、何ら問題はありません。
それまでは大変ですけど汗

頑張れる、前向きに捉えられる環境を作り出してくれる理学療法士にやってもらえるのが理想です。


※ 最近の記事に似た部分もあるかもしれませんが、こちらにまとめてみようと書いているものです。

ご了承ください。