"そんくらいのスタンス"論
なぜじぶんは仕事がないときに
庭をつくりたいという人から
仕事の依頼をたくさんいただいくことを
ずっと目標としていたのに
ここ数年なぜかそのことが悩みになっていたのか。
なんとなくだけど、いつまでもこの形でいいのか的な。
ある程度、仕事が増え、人が増え
ちょっと会社が安定してくると
世の中の当たり前とかと急に比べてしまう。
このままクライアントワークを続けていくのは大変なのでは?
もう少し効率を考えたほうがいいのでは?
みたいな。
今年で45歳になる予定。
どんなふうに働きたいのか?
どんな会社にしたいのか?
いつも考えをまとめるときは
じぶんは植木屋として育ってきたから
植木屋的にはどうなのかと考えることにしている。
そんなふうにずっと考えてるんだけど
最近なんとなくすっきりしてきた。
いろいろ知って少しかしこくなることが
なんていうか普通になっていったり
他の人がやってることをやってるような会社になったりじゃ
じぶんにとってはつまらないことだなって。
分業なんてするんじゃなくてみんなで一緒に
ひとつのものをつくるような仕事をしたい。
効率が悪くても手間がかかってもいい。
クライアントがGREEN SPACEに頼んでよかったと思ってもらえるような仕事をしたい。
今までの目標もこれからの目標も
「庭をつくりたいって人から依頼をもらって日々忙しく庭づくりをすること」
どんくさかったり、たくさん儲からなかったり
そんなのもしょーがないし
もっと自由な時間が欲しいんじゃなくて
なかなか時間のない中で
本読んだり、映画みたり、音楽聞いたり
旅行にいったり家族との時間を楽しんだり
そういう時間がなにより最高だし
じぶんより若い世代と
一緒に働いて
体力のなさや老いを感じ
彼らの興味のあることや価値観を知ったり
そういうのことを感じるとは思ってなかったけどそれはそれで楽しいし
夏が暑かったり冬が寒かったり
雨だったり台風だったり
なぜ枯れてしまうのかわからなかったり
現場が遠かったり
季節が待ってくれなかったり
いろいろ遅れてしまってご迷惑かけてしまったり
失敗して謝らなくちゃいけなかったり
まぁそういうことは日々いろいろとあるけど
自然を相手にしてるんやし、ものづくりをしてるんやから
ある程度はそんなんでええんちゃうかなって。
”そんくらいのスタンス”が最高におもろいとこなんちゃうかな。
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