「⑨ ニワプラス _植木屋の挑戦、あれから15年」
今回は「ニワプラス」のことを。
ご存知の人もご存知じゃない人もいらっしゃると思いますが
それは仕事とはちょっと違う形での
挑戦でした。
最初の告知のブログ(「ツブヤキ耕論」で検索を)
を探してみましたが
2010年10月なので
34歳くらいのときかなと思います。
こんな書き出しではじまります。
・
ボクら辰己兄弟と萬葉のトモユキ君の幼馴染トリオが
中心となって「ニワプラス」という名で
若手の庭師・ガーデナーを中心とした集う場をつくりたいと
かねてから考えておりました。
特に関西の若手(20代・30代)
の庭師・ガーデナーが集まり
近況報告・勉強会・見学などなど
交流を深めていく場になっていったらいいなと。
でもなにせ主催するのが
辰己兄弟とトモユキ君なので
たいしたことはできないです。
難しいこともできません。
一回目になにをするかもまだ決まってないです(汗)
どっちかというと
一緒に楽しみながら
勉強して成長して
熱く「庭」と向かい合いましょう。
そして語り合いましょう。
ってくらいの感じの場だと
思っていただければと思います。
・
今となっては懐かしいし
ちょっとエモいですね。
これが意外なことに
イベントをすればするほど
参加してる方が増え
遠方からわざわざ来てくださる方も増え
またあちこちからお声がかかって
ワークショップやオープニングパーティーや講演などなど
三人のゆるい感じがよかったのか
びっくりするくらいの反響がありました。
そしていろんな学びがありました。
当時、GREEN SPACEでも講演やワークショップも
させてもらってたのですが
ニワプラスのメンバー(主催の三人と同業者のメンバーがいました)
でなにかをする難しさや
公平さみたいなもの
もちろん仕事以外でも動かないといけない大変さ
そしてなにより辛かったのは
そんなつもりはまったくないのに
主催である僕や辰己兄弟やGREEN SPACEがこれで
名前を売ってる的なことを何度か言われたことでした。
今思うと、嫌な人が世の中にはいるもんですね。
賛否はあったかと思うのですが
数年後に
僕ら兄弟だけ先に脱退させていただくことにし
トモユキ君にまかせる形になってしまいました。
申し訳ないなとは思うのですが
当時もいろいろ考えてのことで
その選択や判断は間違ってはなかったのかなと。
でもニワプラスをやってほんとによかったと思いますし
GREEN SPACEだけでは
できないことや出会えない人と
お会いすることができました。
こういうことも30代の
そのときしかできないことなのかなぁって思います。
人生の大先輩に無茶振りして
何かを企画して参加してもらって
みたいなことをじぶんたちの手弁当でやると
本当にいろんな経験ができます。
そしてじぶんが講演などで呼んでいただいたときにも
きっとその経験は役に立つと思います。
今ならネットをつかってもできますし
逆にネットでは公開しない参加者だけの小さな勉強会みたいなものも
またエッジが効いておもしろいかと思います。
いろんなおもしろいことが
この造園業界に起こるといいなっていつも思ってます。
目次 後編
八_なにわのあきんど
九_ニワプラス
十_Gardening研究会
拾壱_ニューウェーブ
拾弐_2つのきっかけ
拾参_下駄をやめる
拾四_じぶんから変わろう
拾伍_恥ずかしいこと
前編へ
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