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『見立て編』 "庭づくりにおける3つの「テーマ・主題」と5つの「キーワード・手がかり」"論 

さて前回は
「3つのテーマ」
・サンプリング
・見立て
・ブリコラージュ

「5つのキーワード」
・アフォーダンス
・インプロビゼーション
・エントロピー増大の法則
・レイヤード、MIX
・わび

でサンプリングのことを書きましたが
今回は「3つのテーマ」の一つの”見立て”のことを。

”見立て”とは僕の解釈では
あるものAを別のものBになぞらえる行為。
見立ては昔からある日本の独特の文化でもあり
手法でもある。

外国ではアナロジーやメタファー
っていう似たものがあるが
それとは少し違い気がする。

それこそ庭の世界では
白い砂を海に見立てたり水の流れに見立てたり
ある石を蓬莱山や須弥山に、仏像に、鶴とか亀に見立てたりする。

見立てることで
向こうにある自然とつながったり
あこがれの場所やまだ見ぬ場所を感じれたり
また宇宙とも融合することもできる

お茶も生け花も歌舞伎の世界もそうだし
お墓や仏壇みたいなものから月見バーガーに至るまで
あちこちに”見立て”は昔から今なお存在している。

つまり"見立て"という行為は
あなた(僕の)想像力で
どんな方向にももっていけるもの
そして日本的なものです。

僕のイメージでは
サンプリングはミクロに
見立てはマクロの方向に
思考を自由にひろげていきたいもの。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが
今、GREEN SPACEの事務所に庭を絶賛つくっておりまして
それは海外にいったらその場所場所で
なんとなくスケボーパークにいってて
それが池泉回遊式庭園にみえたことからはじまっております。
GREEN SPACE的な日本庭園の完成をお楽しみに!



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