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ファンの「楽しい」の根底には、アイドルの狂うほどの「努力」と「犠牲」がある
BTS ナムさんの言葉
「アイドルというシステム自体が、人を成熟させない感じがします。」
わたしは、あぁ、またこの感情を思い出す時が来たかと思った。
K-POPのファンであれば、たまに思い出す気持ちがある。
ファンの「楽しい」の根底には、アイドルの狂うほどの「努力」と「犠牲」がある
と・・・。
アイドルの「努力」とは
もちろん、自分からオーディションを受けたにせよ、スカウトされてアイドルになったにせよ、「アイドルになること」を選んだのは、そのアイドル自身である。
人間は、◯◯なりたかったから「努力」をするし、好きだから「努力」をしたりする。
その「努力」が実って、夢のデビューとなるのだから、「アイドル」と「努力」は切っても切れない関係なのである。
アイドルの「犠牲」とは
はっきり言ってしまうと、彼らは「命を削って」アイドルをしていると思う。
まず、デビューするために競い合う。デビューできたとしても、また音源成績などで競い合う。常に「売れる」ことを求められる。
また、韓国は日本よりも、「叩かれる」ことが非常に多い。ちょっと音を外した、ダンスを間違えた等、炎上並みになることが非常に多い。結果として、アイドルが自殺という選択を選ぶことも少なくない。
そして、人気アイドルとなると、「サセン」と呼ばれる異常行動を起こすファンに追いかけ回されたり、あるアイドルは家(宿舎)に侵入されたこともある。
こうしたことで、「精神」が削られていく。
次に、アイドルは「スタイルが良いこと」がとても強く常に求められれるため、過酷で極端なダイエットを行うアイドルが多い。
また、新曲を出す際は、多くのアイドルが寝る間を惜しんで練習している。プロモーションを行う際は、睡眠時間もままならないまま、活動を行う。とにかく多分ほぼ寝ていない。
そして、「アイドルの安全」よりも「素晴らしい舞台」が求められるため、見ていてヒヤヒヤするステージも少なくはないし、実際に大怪我を負ったアイドルもいる。
こうしたことで「肉体」が削られていく。
「精神」も「肉体」、すなわち「命」を削って、大きな「犠牲」を払って、アイドルはアイドル活動をしている。
だからこその「ハイクオリティ」
日本のアイドル業界と比べてみると、K-POPは莫大なお金がかけられる。(事務所による)
ステージや衣装、技術など・・・
それに相まって、アイドル自身のクオリティが高いから、「ハイクオリティ」なステージが実現する。
それでもアイドルになりたい
アイドルは憧れの対象であり、また身近な存在でもある。
ステージに上がれば、大きな歓声・自分を呼ぶ声・・・。
血を滲む「努力」をし、数々の「犠牲」を払ってまで、掴みたい夢なのである。
ファンとして
「推しは推せる時に推せ。」とよく言う。
特にK-POPでは、予告なく解散したり、メンバーが突如脱退することがよくある。
また、多くのアイドルがデビューする際、事務所と「7年契約」をするため、「7年」の壁もある。
もちろん「推し」がいて、「推し」を「推せる」環境は、とても幸せである。
しかしながら今回のように、アイドルの本音に触れた時、その本音が「辛い」類のものであれば、私達の「楽しい」「幸せ」の根底には、アイドルの「努力」と「犠牲」があると思わざるを得ない。
これからどうして欲しいのか
今のクオリティを求めるのであれば、何かを変えることは難しいと思う。
ある種K-POPは、できないなら・やりたくないなら・ここまでのことができないなら、どうぞ辞めてください。なりたい人は山ほどいます。といった感じだと思う。
せめてデビューしたら、「アイドルの健康」を一番に考えて活動して欲しいと強く思う。
しかし、この問題は一生解決しないのではとどうしても思ってしまう。
今日も彼らの幸せを願う他ない。