夫との関係で転機になった本

結婚して数年間は、家庭で(議題がない限り)無言で表情のとぼしい夫に悩みました。私を嫌っているのか?はたまた鬱病などの精神的な病なのか?なぜ夫が無言なのか考える日々でしたが、これという答えは見つからないままでした。

悩んで数年目のある日、仕事で使う本を買うために都内の本屋さんに入りました。忘れもしない、場所は、新宿タカシマヤに隣接している紀伊國屋書店でした。

ひととおり本探しを終えた私は、ふと、夫婦関係の悩みについてヒントがあるのではないかと思いたち、心理学コーナーに向かいました。そして、そこに平積みにされていた漫画本の一冊に目がとまりました。タイトルは『旦那さんはアスペルガー』。

その当時はアスペルガーという単語を知りませんでしたが、立ち読みしてみると、夫そのものとまではいきませんが当てはまる所が多くて、これではないかとピンときて、その本を購入しました。後日談はまた別の機会に書きたいと思いますが、読んでみて、夫の無言に理由があって良かった。そう思いました。それまで私は夫に無視されていると思っていたのでしょう。「無視」はなく、「無言」なんだ。文化が違うんだ。そう思うことで、悩みの質が変わりました。


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