馬のこと
思うところあって馬から離れて3週間。
何と味気なくつまらない人生だろうと思っている。
この2年の間で、厩舎作業をサポートするようになり
馬の調教にも携わらせて頂けるようになって
とてもやりがいがあって楽しかったけど
一日クラブにいてスタッフ達とも色々話すようになると
内部の根深い問題が見えてきてしまった。
「現役を引退した馬も、最期までここで面倒を見る」
というポリシーに惹かれて入会したけど
オーナーがそれができる実力がまったく無いことがわかって
愕然としてしまった。
馬のちょっとした変化に気付くことができないので
調教ができない、健康管理もまったくできない
できるようになろうと努力すらしない。
どこをどうサポートすれば良い流れに変わるだろうかと
試行錯誤を繰り返し、様々なアプローチをしてきたけれど
そもそも他人を変えることなんてできない。
自分が変わるしかない。
そのことを思い知らされて、疲れ果てている自分に気付いて
「私、ただのお客さんだよね。」
ということにも気付いて
若い馬の調教という得難い経験をさせてもらえることは
とても手放し辛く未練たらたらだけど
自分が壊れる前に、一旦離れることに決めた。
まったく味気ない毎日。
ライフワークだったんだなぁと、今更ながらに思っている。
先のことはわからない。
今は、「今ここ」を生きることに専念する。
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