Osaka Shion Wind Orchestra 第153回定期演奏会(2024/3/23)感想
X(旧名:Twitter)のとあるポストからEuph池田勇人さんがShionを3月で退団する、と見かけたのがきっかけで、急遽演奏会に行くことが決まりました。
池田さんは夫の高校時代の先輩。そして夫と同期のパーカッションの方も同行して見に行けることになりました。
最後にShionを聴いたのはコロナ禍前のスティーヴン・ミード先生の演奏会以来だから4年ぶりくらい。
今回はオールアキラさんプログラムということで、初めて聴く曲も多くワクワクが止まらない演奏会となりました♪
Osaka Shion Wind Orchestra 第153回定期演奏会
2024年3月23日(土)14:00開演
ザ・シンフォニーホール
吹奏楽/Osaka Shion Wind Orchestra
指揮・作曲/宮川彬良
ソリスト(歌)/米良美一、宮川安利
合唱/劇団ひまわり ミュージカルラボラトリー 歌唱指導/清原邦仁
~オール・宮川彬良・プログラム~
1.シンフォニック・パラダイス
2.吹奏情話,八尾
3.夕陽に花束
4.生業(ナリワイ)
~休憩~
5.音楽劇「ハムレット」より 5つの主題
6.音楽劇「身毒丸」より 2つの場面
ソリストアンコール.手紙
7.マツケンサンバII
座席は下手側(シモテ)の2階席。なので団員の方のお顔が良く見える!
アキラさんが入場したとき少しうるっときてしまった。
たぶんYoutubeで今回の演奏会におけるご本人の思いを聞いてたからかな。
お召し物もシックで素敵でした。
コンサートの最初を告げるオープニング!の後はアキラさんの長めのMC。今回の演奏会について手短ですが熱い思いを語っていました。
1部は関西ゆかりのプログラム。ということでコテコテになるのか?!と思いきやすごくシンプルにぐっと心を掴む曲の数々。
「夕陽に花束」は暖かい音楽で好きな曲。木管は安定の音色の柔らかさ。ほんと好きっ。ホルンセクションも1本のふっとい音色となっていて感動しました。
最後の「生業」最高だった。あんなに一体となって演奏されちゃあ、たまらんよ。心躍る演奏とはこのことですね。
打楽器セクションのアンサンブルやTubaソロなど見ごたえたくさん。もっと色んなところで聴きたい曲ですね。
2部は舞台音楽特集。米良美一さん、宮川安利さん、そして劇団ひまわりメンバーを加えた豪華な布陣!
予習でハムレットは聴いてたけど、生はまったく違う。
途中の「あの人はもういない」での安利さんの透明感あふれる歌声にぐっときました。
「身毒丸」は、集中して聴いていた。最初っからアクセル全開でした。歌のパワーってすごい。
あぁもう終わってしまうのかと寂しく感じていたら、なんと米良さんのアンコールで「手紙」が。。。ここかー、ここでさらに泣かせるんかーと。
ハムレットは父親と、そして身毒丸は母親との確執、と生きてくうえで避けては通れないお話。そしてその上での手紙ですよぉぉ。
しつこく迫ってた亡霊との闘いの果てに、「私のことは忘れてね」っていうプログラム持ってくるって、、アキラさん凄すぎ。てか人間の情ってなんだろね、って気分になった演目でした。。。。
で、涙腺崩壊後の実質アンコールの「マツケンサンバII」!観客も、団員さんも、そしてアキラさんでさえも最後泣いてたな。感動の渦の中にいれて、こんなに幸せなことはありませんでした。
Perc池田さんのティンバレスは最高の最高でした!そしてマツケンサンバでのパーカッションパートのはじけ具合ったらたまんなかった。ソリストの歌いっぷり、劇団ひまわりのダンスっぷりも最高♪
すばらしい演奏会でした!!
カーテンコール
アキラさん涙ぐんでたり、他の団員さんたちもうるっときていましたね。それは大阪市音楽団から今のShionになる苦境を支えた池田ご夫妻の退団も兼ねていた演奏会だったから。
最後に盛大な拍手とともに花束が贈られていました。その場に立ち会うことができて、本当に良かったです。
演奏会後、池田さんにも会えて夫も同期の方も少しお話できました。またゆっくりお話しできるといいな。
では、またです!