見出し画像

野鳥の表情

「登った山からの眺望を美しく写したい」
そう思ってスマホカメラから一眼カメラに移行してから、暫くは山からの眺望を撮ってました。
それが鳥を撮るようになったのは、ジョギング中にカワセミを見つけて「あの美しい鳥を撮ってみたい」と思ったのがきっかけだったような気がします。
今から約2年前に、家にあった望遠端換算300mmのキットズームレンズを使って都内の公園でカワセミ撮影に挑んだのが初めての鳥撮りだったようです(Lightroomのデータを振り返って思い出しました)。
今から見れば全然「ダメ写真」なのですが、当時は写ったカワセミを見てはしゃいでました(笑)
そんな私が同じく都内の公園で撮影した当時の「ベストショット」がヒヨドリです。

ヒヨドリ

あとから、ヒヨドリは「どこにでもいる鳥」ということが分かり、ちょっとガッカリしたのを覚えてます。
でも、その後沢山の鳥達を撮って気付いたのは、「身近にいる鳥達の方が近くで撮れる」ということです。
人の存在にそれほど警戒しない鳥達の方が近くで撮れる分、表情がしっかり写せるんです。

凛々しい若ツバメ

鳥撮り練習にも最適、ということで、身近な鳥の「ドアップ画像」に挑んでいきました。

もの憂げなカラス
優しい目のカモ
感情の無い目・・・
力強い目のオオバン

そして、そんな野鳥の目が自分を見つめている写真が好きになっていきました。そこに表情があるからです。鳥に感情があるのかどうかは分からないけど、その瞳に感情が宿るんですね、きっと。

腕白そうなエナガ
アオジ
メジロ
スズメ

で、日本での鳥撮りで最も近距離で撮影できたのが、メジロでした。

メジロって、なんとなく「悪だくみしてそうな目」が好きです。おそらくそう見えるだけなのでしょうけれど、そんな「鳥の表情」が見える野鳥写真を撮るのが好きです。
とはいえ、野鳥は野鳥。都会に住み、人間に慣れているとは言え、野鳥並みの警戒心はある。そんな中で自分の気配を消し、周囲に自分を同化させてじっと待つと、野鳥が意外と近付いてきてくれる。その瞬間を待つんです。
でも、人里を離れると話は別。決して人間の近くに寄ってきてはくれず、むしろ20mくらい離れていても気配を感じるとすぐに飛び去ってしまう。なので、どうしても「遠くても近くに写せるレンズ」が欲しくなってしまうのです。。。
現在私が野鳥撮影で愛用しているのが、OM-1とM.Zuiko 100-400mmのズームレンズ(フルサイズ換算焦点距離200-800mm)で、マイクロフォーサーズにしては大き目のカメラ・レンズを携えて野鳥達を探す日々が、ここアメリカでも続いています。
このブログの中で、今後もちょくちょく野鳥写真が登場すると思いますが、ご容赦を(笑)

いいなと思ったら応援しよう!