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バーナード・ループ

いやー、この1週間は「トランプ・ウィーク」でしたね。こちらアメリカでも、トランプ政権関連のニュースが次から次へとネットに上がってきて、「よくまあこれだけサプライズを大量生産できるな」と感心するほどです。
メキシコ湾は今日からアメリカ湾になったんですね。なんと面倒な。。これから天気予報士が何と言うのか、興味津々です。

さて、唐突ですが、金曜夜に仕事を終えてから星撮りに行ってきました。
こちらバージニア州北部は、この1週間、北極から大きく張り出した強烈な寒気団の傘の下におり、ずーっと氷点下5~10度前後でした。
しかも、前の週の土曜日の雪からこの低温状態が始まったので、道路はカチコチ、怖くて遠出できませんでした。
それが、この週末からようやく寒気団が退いてくれる予報なのですが、まだ気温が上がらない金曜夜のWindy.com予報が私をシェナンドー方面へと駆り立てたのです(笑)
夜9時くらいにはSperryvilleというシェナンドーの麓の町に到着し、早速機材を設置して撮影を開始、初めはずっと挑戦したかった「広角でのバーナード・ループ」です。
一時帰国中に勢いで購入したM.Zuikoの換算24-90mm F4.0 Proレンズを使って、ポタ赤でのノータッチガイドで撮影し、帰宅して画像処理したのがこちらです。

オリオン座とバーナード・ループ

やはりレンズが軽いとポタ赤のノータッチでもガイドエラー無く撮れるのですが、この夜は気温が一気に下がったからなのか、途中で星のピントがずれてしまい、後半の画像がボンヤリした星像になってしまいました。。
でも、雲が流れたり、飛行機の軌跡が入ってしまったりで十分な枚数が確保できなかったので、ピンボケ画像も放り込んで約40分程度の露光時間を確保。でも、画像下半分の光害被りがひどくて画像処理も3~4回やり直して、なんとか「酷くない」程度になりました、という作品です。
天文の先輩の皆様が見れば「ナニコレ」な写真なのですが、私としてはノーマルMFT機とノーマル広角レンズ(ノーフィルター)でこれだけバーナード・ループがあぶり出せたことで一旦満足(笑)
なお、この後換算200-800mmのズームレンズに換装して更に幾つかの対象を撮影したのですが、各種トラブルによりほぼ成果無し。。。
でも気付いたんです。
ポタ赤にカウンターウェイトを付ければ格段に歩留まりが改善することを。
(知らなかったんかい!)

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