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ちっちゃな幸せ百物語150夜ストーリー『何もない日』
今日のちっちゃな幸せは、
「何も起こらない
静かな日だったこと」
夏休みの絵日記に
「つまらない一日だった」
と書きそうな静かな日だった。
もちろん、普通に
仕事や家事はあったけど
仕事の連絡や
クライアントさんからの
問い合わせとか、
家族からの急ぎの用事とか
ことごとく“なんにも無い”
一日だったのです。
昔だったら
「あ~つまんないの」と
ぶつくさ文句言ってた。
でも、なんにもないってことは
仕事はスムーズで問題なくて
家族もケガや病気をしないで
無事に過ごせたってこと。
こういう日は神様からの
プレゼントなんだよ、と
教えてくれたのは誰だったか。
ジムに向かう道で漂う
ツツジの香りを楽しみながら
思い出した幸せな夕方。