グリーンバードってなに?
こんにちは!
グリーンバード高円寺チームです。
今日は、グリーンバードの設立の経緯や大切にしている価値観などについてご紹介します。
グリーンバードとは?
グリーンバードは、2002年に原宿・表参道でスタートした街のゴミ拾い活動です。
当時の若者たちが、自分たちの街がポイ捨てされたゴミでどんどん汚れていく状況に対して立ち上がりました。
ですが、どんなに拾っても翌日には同じ量のゴミが落ちています。そこで気づきました。「一生懸命ゴミを拾うだけでは意味がない。ポイ捨てする人を減らさないといけない」と。
そこで、2つの点を重視して活動を変化させました。
①拾う側が、街の中で目立つ
日本人の美徳意識の1つに、人に見られないところで良いことをする、というものがあると思います。それを否定するつもりはありませんが、地域のゴミ拾い活動も往々にして早朝など、人があまり見ていない時間帯に行われていました。そのため、捨てる側は知らず知らずのうちに綺麗になるので、意識せずにポイ捨てを繰り返してしまうのではと考えました。
そこで、あえて人通りが多い時間帯に、ゴミ拾いをすることにしました。また、お揃いのビブスを着て、集団で練り歩くようにゴミ拾いをするようにしました。それによって、街の中で誰が拾っているのか一目瞭然です。捨てる側に罪悪感を抱かせる。ポイ捨てしにくい雰囲気をつくる。
②拾う側の仲間を増やす
2・6・2の法則って聞いたことありますか?何事にも、すでに行動している2割と、絶対に行動しない2割の間に、どちらでもない6割の人々がいるという法則です。そして、この6割の人たちが行動する2割の側へと動いた時に社会は変化する。ゴミ拾いでも同じです。
でも、ゴミ拾いってなんとなく、真面目とか、汚いとか、大変そうとか、ネガティブなイメージがありませんか?そこで、オシャレとか、かっこいいとか、楽しいとか、気軽といったことを大切に活動を始めました。
オシャレな道具を使う。ダサい清掃着やジャージではなく、ゴミ拾いをオシャレな服装でやってもいいよね。参加者は手ぶらで気が向いた時に参加できるという手軽さ。ハロウィンゴミ拾いとか、ゆるキャラとゴミ拾いとか、楽しそうなイベントゴミ拾い。
友達が欲しい、宿題だから、そんな不純な動機でもはじめはいいじゃないか。そうして、これまで拾う側じゃなかった人たちを拾う側へと巻き込むことを大切に活動してきました。
現在、世界五大陸すべてにこの活動は広がり、75の街でゴミ拾いが行われています。認定NPO法人となり、多くの企業や行政のサポートも受けながら活動を展開しています。