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モンハン防御学会のスキル「狂化」に対する見解。

どうも、モンハン防御学会会長の青林檎。だ。
防御力を探求していく中で定期的に飛んでくる質問がある。
「耐久装備ってw それ狂化で良くね?www」問題だ。
今回はこの問題について、モンハン防御学的に(つまりは私個人の持論と偏見で)紐解いていこうと思う。
今回も防御に憑りつかれた一般ハンターの戯言にお付き合いいただけると幸いだ。


スキル「狂化」とは。

まずはスキル「狂化」について説明しようと思う。
スキル「狂化」は、ゲーム内だと以下の説明となっている。

疾替えの書【蒼】に切り替えると体力がすべて赤いゲージとなり徐々に減少。この時、赤いゲージが残っているかぎりダメージを受けても力尽きない。

上記の内容に補足をすると、「疾替えの書【蒼】」の状態での赤いゲージの減りは常に一定ではなく、被弾した際に受けるはずであったダメージに比例して加速していく。
また、ゲージ減少の加速は「疾替えの書【朱】」に一度戻し、再度「疾替えの書【蒼】」にすることでリセットできる。
ただし、「疾替えの書【朱】」には何も恩恵がないため、ゲージ減少の加速にリセットをかける際はどうしようもない隙を晒すことになる。
このことから、スキル「狂化」を使った立ち回りは『被弾を極力避け、赤いゲージの減少を抑えながら「奮闘」や「逆恨み」などの赤いゲージに反応するスキルの発動・維持を行う。』といったものになるだろう。
さらに、「狂化」の赤いゲージの減少はスキル「鋼龍の恩恵」や、アイテム「活力剤」、「こんがり魚」といった体力の継続回復効果を持つもの使うことで実質的に緩和することができる。しかし、あくまでもゲージ減少の緩和であり、被弾をしてしまえばそれらで補える範疇を超えてしまう。
要するに、極力被弾を避ける立ち回りを心掛けることが重要になるだろう。

モンハン防御学会の「狂化」に対する見解

前提として

ここからは私個人の意見をつらつらと書き連ねていく。
前もってここで明言しておくが、この記事は「狂化は弱い」だとか「狂化はダメだ!」なんて事を言うための記事ではなく、「耐久するなら狂化で良くない?」という質問に対して「モンハン防御学会としてはこのような回答を持っています。」と提示するための記事である。重ねて明言するが、この記事は「狂化」というスキルを悪く言う記事ではないということを理解した上で読み進めて頂きたい。

モンハン防御学会としての結論

さて、ここからはスキル「狂化」について、モンハン防御学的に掘り下げて書いていこう。
まずは結論から述べよう。
ずばり、「そもそも狂化は耐久用のスキルではない。」だ。
モンハン防御学的に、スキル「狂化」の目的は大きく2つ。
1つ目は、体力ゲージを赤ゲージに変換し、「奮闘」や「逆恨み」といった赤ゲージに反応するスキルを発動させること。
2つ目は、受けるダメージを永続的なスリップダメージの加速に変換すること。
このように「狂化」にはハンターの耐久そのものを上昇させる効果は一切ない。「受けるダメージを永続的なスリップダメージとその加速度に変換する」という効果は、あくまでもダメージの受け方を変える事ができるだけで、被弾をすれば狂化の解除を要求されるなどの危険に晒されることになる。
むしろ永続的にダメージを受け続ける都合上、狂化を採用していない装備以上に体力管理に気を使う必要があるだろう。
総じて、被弾時のリスクや打たれ弱さという面では狂化の方がより顕著だと言える。

狂化の耐久性

狂化を耐久スキルと捉えられる要因として、体力の残量にかかわらず被弾時に確実に耐えることが出来る点が挙げられる。
この特性は要するに、体力の残量が少なくても即死攻撃を耐えられるという事だ。
しかし、そもそも狂化発動中に体力の残量が少ないという状態は基本的に、スリップダメージの速度がエゲツない状態に陥っている事が大半であり、狂化の「体力の残量が少なくても即死攻撃を耐えられる」という利点を活かす事はかなり難しいと考えられる。
むしろ早急な回復と狂化の解除を求められる以上、同じ瀕死状態であれば立ち回りの自由度や生存性では通常の装備に軍配が上がるだろう。
さらに、火やられや毒ダメージといったスリップダメージも狂化の弱点と言えるだろう。スリップダメージにスリップダメージを重ねがけするわけだから、そりゃもう目にも止まらぬ速度で体力ゲージが消し飛んでいく。故に、尚更被弾のリスクが狂化を採用していない装備に比べて大きいと言えるだろう。(補足として、火やられは毒状態とは違って体力の赤ゲージから減っていく仕様である。そのため、狂化であれば火やられを受ける事すら致命傷になりかねない。)
もっと言ってしまえば、気絶や麻痺、睡眠といった拘束される状態異常も狂化を採用していない装備に比べて危険だ。
拘束された放置されれば、拘束から解かれるまで体力が無慈悲に減っていくのを待つしかない。拘束の前に被弾していれば、更に体力の減りはより早くなるだろう。エスピナスのブレスなんてもらった時は目もあてられない…。
というように、狂化を耐久目的で使うには安定感に欠ける面が多いように思える。
モンハン防御学的に、「狂化」で得られる耐久性はあくまでも「火力を出すために捨てた耐久の保険でしかない。」と位置づけるのが定石となっている。

総括

さて、ここまでつらつらと狂化のダメ出しばかりしてきた記事となった訳だか、狂化そのものが悪い訳でなく、「狂化」というスキルが耐久するという面で見た時にどういう評価になるのかを書いたつもりだ。
もちろん、「どんな攻撃を受けても即死しない」という特性はかなり魅力的であり、私もその特性に大いに活用することもある。しかし、それをモンハン防御学的な「耐久」と位置づけて良いのか、その耐久性に安定感があるのかと問われるとモンハン防御学会の見解としては「否」と言う他ないのだ。
これまでに述べてきたように「狂化」というスキルの立ち位置は、火力スキルを発動させるスイッチであり、副産物的に火力装備にない耐久性をある程度補填するための保険でしかない。また、狂化とその他の耐久スキルとではスキルとしての目的そのものが違う、となる。
総括して、防御を極める中で話に挙がる「耐久装備ってw それ狂化で良くね?www」に対する回答は、「ロマンに欠ける」だ。スキルの方向性がそもそも違うのだから、そのスキルが最も活きる使い方をしなければ面白みに欠けるのは当然のことである。
狂化を耐久スキルと比べるのはそもそも話のしようがなく、モンハン防御学会の中では禁句であり禁忌である事を知っておいていただきたい。

あとがき

今回も長々と防御狂いの戯言に付き合ってもらって感謝感激です。
今回の記事で一番伝えたかったのは、「狂化で受け止めりゃ、何でも耐えられて面白くねぇだろ」って事です。防御力で受けとめるロマンを皆様に伝えたいのに、分かりきった話を持ち出されるのが一番面白くないですからね。
なのでこの記事ではあくまでも「モンハン防御学的に」狂化について語ってみました。今回の戯言が何かの参考になれば幸いです。
今後もハンターの皆様方に良き防御ライフを送ってもらう事が、我(々)モンハン防御学会の一番の喜びです。
ここまでのお付き合いありがとうございました。
モンハン防御学会を、今後ともご贔屓に。

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