脳の右側で描けを知っているかい?
脳の右側で描けというメッソドを御存知だろうか?
17か国語以上に翻訳されているというこの本なのだが、日本ではあまり知られていないのではないだろうか?あるいは、デッサンとか、絵を描くことに興味ある人ならもしかしたら知っているのかもしれないが。。
「右モード」と言われるエドワーズ博士の方法論は、短期間での飛躍的な絵の上達を約束している
日本で唯一、エドワーズ博士が公認している団体が
アート・アンド・ブレイン で、
ベティ エドワーズの下で学び、自分の画家としての道はほどほどにして、このメソッドを使い、5日間でどんな人でもびっくりするほど上手に絵が描けるようになるというワークショップを日本で主宰しているのが
斎藤由江先生仰って、本当に本当に「右モード」そのままの
とても素敵な先生なのです。
私が、5デイといわれる斎藤先生が主宰するワークショップに参加したのが
2007年の夏、お盆の暑い時期でした。
絵に興味があったわけでもなく、当時はとにかく仕事仕事の毎日で
たまたま習ったマインドマップと呼ばれる、これも仕事を能率的に行うためのノート術の先生が、この5日間のワークショップに出てばかりで
感動冷めやらぬ興奮を伝えてくれたのがきっかけ。
マインドマップでは、簡単なイラストを描くので
そのイラストが少しでも苦がなく楽しく描けたらいいなと思ったのが動悸だった。
なんせ、絵なんて幼稚園とか小学校レベルから、完全にとまっているわけで
ものすごい苦手な領域だし、一生縁のない世界と思っていたぐらいです。
でも、ほんとにこれは参加して良かった。
絵が上手に描けるようになる云々はほんと、ほとんどどうでも良くて
誰もが天才なのだということ、人と争わなくても良いんだということ
そして、自分のペースや、自分の感覚を大切にしていけばいいということ
そういうのを、目で見せてくれて、体感させてもらった
5日間でした!
人との比較ではなく、
自分のことや、自分が生み出した作品を、
素直に好き❣️
と、思えた、
大人になってからは
初の体験だったし、
他ではなかなか体験できない貴重な経験でした。
で、実際5日間での絵の変化も、お見せしておこう
ワークショップに参加する前日に絵がいた、自画像と自宅の壁(隅っこ)の作品 2007年8月11日
ワークショップ一日目の中で描いた作品 2007年8月12日
ワークショップ一日目のお土産(先生は宿題とは言わず、お土産なのでやりたかったらやるし、できなくてもいいし、できるとこだけ、やりたいとこだけでも良いのでと毎回おっしゃってた)。一日目から、慣れないことをしているので、どっと疲れて倒れ込むようにして寝て、そして朝スッキリと目覚めて、朝一番で描いた作品 。
ハーフパンツみたいのを部屋着で来ていたんだけど、シワがよっているしこのなんともいえない生地の感じって、どうやって描くんだろう?と思ったけど、とにかく前日に習ったとおりに
見たままを描く、点と線をひたすら重ねていくのみ。洋服とか足とかそいう外側の形にとらわれず、ただただ、点と線を重ねていくのみ。
そして、夢中で描いて1時間くらいかな?そんなにもかかってなかったかもしれないけど、急に立体的に足が浮かび上がってきて!
あれ、私、絵、上手いかも!?
って、いきなり錯覚した。。。
ワークショップ三日目の「壁」を描く課題。このシンプルな壁を描くのに本当に苦労した。。。でも、この作品が5日間で描いた中で、一番気に入っている。。
途中端折って
最終日の自画像!! 2007年8月16日
今見ると、そんな感動でもないんだけど、当時はもうこれを描ききったときには、本当に感動して、自分の事が本当に好きになった。しかもこれ利き手ではない左手で描いている
Before & After で、比べてみるとその違いは明らかですよね。同じ人にたった5日の間で起こった変化。この変化すごくないですか!?
画家だった斎藤先生は、この講座に初めて出たとき
ほんとにど素人が5日間で「画家の目」と呼ばれる視点を身に着け
なおかつ、その人らしい、その人ならではの線やタッチがどんどんうかびあがるこのメソッドに、あまりにも衝撃で、寝込んでしまうほどだったとか。
で、そこから何度もこのワークショップに参加し、そしてエドワードの下で学び、それを日本に戻ってきて私たちに教えてくれているのです。
この間、友達がこのワークショップを受けたので
最終日の発表のときに見に行ったのだけど
斎藤先生の変わらないそのナチュラルさが、とても懐かしく
久々に自分が参加したときのことも振り返ってみたのでした。
この5日間は泊りこみだったのですが
日に日にコーヒーもお酒もいらなくなって
ひたすら、お水ばっかり飲んでいたこと
そして、日に日に
鏡にうつる自分の顔が、小学校のときの顔に戻っていること
すごく印象的でした。
夜は、ほとんど夕飯がいらなくて、お風呂入ったら、倒れるようにして、眠り込み、
朝は自然と、早くにスッキリ目が覚めて
わたしは、朝起きてから、よくお土産と言う名の宿題をやってました(^^)
あと、印象的だったのが
私が受けたときのクラスは総勢17名ぐらいいて、
全員と親しく話すほど時間的に余裕がなかったけど、
朝のフィードバック、夕方のフィードバックの時間に、
それぞれが描いた作品を貼りだし、それをみんなで見ながら感想をシェアする時間があるんだけど、
3日目、4日目ともなると、
貼りだした作品を見ただけで、これはあの人の作品だと
すぐにわかるようになるのです。
中には画家を目指しているような高校生もいたので、絵の上手下手はあるんだけど、わたしなんか、上手い下手でいえばあきらかに下手なほうだったと思うけど、でもその上手い下手を超えたところで、その人らしさ、その人ならではの線があり、その人ならではの構図があり、タッチがあり
もうね、それはそれはどの作品みても、惚れ惚れしてしまうのです。
あれは、もう誰もに恋してしまう、どの作品に恋してしまう
そんな感じなのでした。
それで、最初にも書いたのですが、「人は誰もが天才なのだ!」とはっきりと確信し、「誰もがアーティストなのだ!」と思ったし、優劣なんかどこにもないんだというのを体感、体験できた
本当に貴重な経験させてくれた、5デイなのでした。
この5日間で、急激に絵がうまくなったけど
日常に戻るとまたもとに戻ってしまうんじゃないかと思われる方もいらっしゃるかもしれないですが、
これが一年後のアフターフォローのときの作品 2008年8月16日
これが、五年後の夏 2012年8月26日
ほんとに、アフターフォローには、一年に一度行けるかどうかだったし、最近は全然行けていないけど
でも、それでも、斎藤先生がつくりだす「右モード」の空間に身をおくと、自然とまた描けるものです。手がやるというか、身体なのか脳が覚えているのか、一度身についた「右モード」は、意外と失われないものなのです。
ま、そもそも絵を上手に描くのが目的なわけでもなかったわけだし、
最終的には、この「右モード」自分ペースを、自分の人生そのものに
落とし込んでいき、仕事や暮らしに活かしていくのが目的で
斎藤先生も、それがしたくて、画家をやめてワークショップに力を入れているそうですが、
「のんびりゆっくりみどりモード」と斎藤先生は名付けてくださったのですが
だんだんと、自分の暮らしそのものが、「右モード」になってきてる
14年ぐらいかけて、本当にゆっくりだけど
少しずつ、少しずつ 自分らしいのんびりゆっくりの暮らしのペースを大切にできるようになってきてるかなぁと
あらためて振り返ってみて、思ったのでした。
特に、今は一人暮らしになったしね。
のんびりゆっくりみどりモードを、より満喫していこう♪
ご興味持たれた方は、ぜひ
アート・アンド・ブレイン 検索してみてね
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