愛の讃歌(願望)【詩】
わたしの瞳にはあなたを映して
あなただけを映していたい
あなたの少し冷えた指は
わたしに触れて
わたしだけに触れていて欲しい
あなたとの愛がすべて
あなたとの生がすべて
そんなふうに没頭したいの
この世界に二人
愛して愛して愛されて
花のように香る
頭のてっぺんから足の爪先まで
あなたのだめなところも
私にはだめじゃないの
あなたの瞳にはわたしを映して
私だけを映していて欲しい
わたしの燃える手で
あなたを抱きしめる
あなただけを愛するために生まれたの
この宇宙に二人
愛し愛されて
ただこの愛だけを抱きしめて
生きていきたいの