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ワンピース考察:Dの一族、クローン、神話と「空白の100年」に秘められた謎




1. Dの一族と薔薇十字団の関係性

Dの一族は、運命や「意思」を継ぐ者たちとして描かれていますが、そのモデルは17世紀の秘密結社「薔薇十字団」にあるかもしれません。薔薇十字団は薔薇と十字をシンボルに、不老不死や真理の探究を目指していた団体で、Dの一族の神秘性や「空白の100年」に関わる知識の探究に似た要素を持っています。

  • 不老不死の象徴:Dの一族が世代を超えて「意志」を継ぎ、死を超えて運命を切り開く姿は、薔薇十字団が目指した「不死」や「魂の永続性」と通じるものがあります。

  • 賢者の石と「Dの石」:薔薇十字団が追い求めた錬金術の賢者の石と、Dの一族が持つ「Dの石」や「意志」は、物語の中で隠された宝物や秘宝としてリンクしている可能性があります。

  • 薔薇の象徴「愛と犠牲」:ポートガス・D・エースの自己犠牲やルフィの仲間への深い愛は、薔薇十字団が象徴する「愛」「犠牲」のテーマと共鳴しているのかもしれません。

Dの一族が持つ「真理の探究」や「自由の解放」というテーマは、薔薇十字団が秘教的に掲げた理想と重なり、Dの一族が既存の秩序に抗う存在である理由に繋がります。


2. 青鬼ドリーと人類初のクローン

青鬼ドリーは、物語の中でクローン技術の象徴として描かれている可能性があります。実際に、「青鬼ドリー」という名前は、世界初のクローン羊「ドリー」に由来しているかもしれません。このことから、「青=クローンの暗示」と考えられ、ワンピースの世界にはクローンや複製といった技術が関わっていると考察されます。

  • 青髪や青色とクローンの関係:青髪のネフェルタリ家や、青鬼ドリー、バギーといったキャラクターがクローンや複製のテーマに繋がる存在として描かれ、物語における「複製技術」が重要な伏線として機能しているのかもしれません。

  • 青色の星とクローンの世界:青色の星が全体的なクローンを象徴し、創造主イムの実験として存在している可能性が考えられます。ジョイボーイが風神としての役割を担い、青色の星を導く存在なのかもしれません。


3. ビビとオーディン、Dの意志

ビビのかつてのコードネーム「ウェンズデー」が、北欧神話の神「オーディン」に由来している可能性に注目。オーディンは「知恵」と「嵐」を司る神であり、Dの意志に通じる「知恵の探究」と「嵐を呼ぶ存在」としての象徴が見え隠れします。

  • 片目のオーディンとビビの関係:片目のオーディンがDの一族の秘密に通じ、ビビがその象徴的な役割を担う可能性が考えられます。

  • 「水曜日」ウェンズデーの意味:ウェンズデー(水曜日)は、風月おむすび(水曜日)やジョイボーイとも関連し、ビビが持つ「知恵」「真実の探究」がDの一族の運命とリンクするポイントとして描かれるのかもしれません。

引用 集英社 ワンピース 尾田栄一郎

4. 風神ジョイボーイとフーシャ村の「風」の意味

フーシャ村の「風」という象徴には、ワンピースにおいて重要な意味があると考えられます。海賊にとって、風は航海のために欠かせないものであり、「風神ジョイボーイ」がその象徴として描かれている可能性があります。

  • 風の神が海賊の神:船を動かすには「風」が必要であり、風の神様が海賊の神とされるのも納得です。ジョイボーイが「風神」としての役割を持ち、Dの一族や物語全体の命運を握る存在であると考察できます。

  • 風月おむすびの覇気を「結ぶ」意味:おむすびのように覇気を「結ぶ」というテーマがジョイボーイに関連し、風月おむすびの「水曜日」がビビ(ウェンズデー)やオーディンとリンクする点が注目されます。


5. クローンと「青色の星」、創造主イムの正体

イムが「創造主」として青色の星を管理しているとするならば、青色の星全体が「クローン」の世界である可能性が浮かびます。このクローンとしての世界は、青鬼ドリーやネフェルタリ家の青髪、バギーなど「青」に関わるキャラクターによって暗示されています。

  • 創造主イム=クローン技術の象徴:イムが世界全体を管理し、「クローンの実験」を行っている可能性があり、その影響がDの一族や「空白の100年」にまで及んでいると考察されます。

  • 青髪とクローン:青髪のキャラクターたちがクローンや複製と関わっているとすれば、ネフェルタリ家やビビの存在もまた、この「クローンの世界」に何らかの役割を果たしているかもしれません。


6. LEVEL6 インペルダウン、曜日と空白の100年の関係

インペルダウンの各階層や曜日のテーマが、「空白の100年」や800年前の人物たちとリンクしていると考えられます。例えば、無限地獄(日曜日)や紅蓮地獄(月曜日)など、それぞれの地獄が何かしらの神話的なテーマや歴史上の人物と繋がりを持っている可能性が示唆されます。

  • 地獄の曜日と人物のリンク:無限地獄(日曜日)はネロナイム聖、紅蓮地獄(月曜日)はフィガーランド・リリー、猛獣地獄(火曜日)はニカなど、曜日や地獄の象徴が特定のキャラクターやDの一族の神秘性に通じるかもしれません。

  • 巨人族や伝説の鳥との関係:曜日ごとに設定された人物や鳥(例:火の鳥、コカトリス、八咫烏)も、Dの一族や「空白の100年」の真相と深く関わる存在として描かれている可能性があります。


このように、「Dの一族」「クローン」「神話」などの要素を通じて、「ワンピース」の世界には秘教的なテーマや深い歴史的背景が存在しているのではないでしょうか?このブログでは、Dの一族が秘教的・象徴的なテーマとリンクし、物語の核心を担う存在であることに迫っています。





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