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Private Open House 2024 『Emotional Forest』 開催レポート

今年で開催20回目のアニバーサリーでもあるクリスマス内覧会。
グリーンディスプレイ本社を飛び越えて、クリスマス内覧会では初の外部展示となりました。
今回のキーワードでもある、「体験」や人間らしい「感情」にフォーカスした展示内容を一部ご紹介いたします。



クリスマス内覧会とは

グリーンディスプレイでは毎年、世の中のトレンドや流れに沿ったコンセプトや、デジタルコンテンツなどのご紹介も含めた総合的なクリスマスディスプレイを体感いただく内覧会を行っております。

これまでは東京都世田谷区にあるグリーンディスプレイ本社での展示でしたが、今年は開催20回目という節目のタイミングということもあり、内覧会初の外部展示となりました。
(ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!)

今回は、2020年に開催した植栽メインの展示会「CONNECT」でも使用させていただいたSTUDIO CASICAにて、6/3(月)〜6/7(金)の1週間での開催となりました。


内覧会テーマ 『Emotional Forest』

今回の内覧会のテーマは『Emotional Forest』
空間演出において「体験」が重視される傾向がある中、またAIなどのデジタル化が進む一方で人間らしい「感情」というアナログなものを表現するために、絵本の主人公の感情の変化を追体験していただくようなエモーショナルな演出を楽しんでいただける展開にしました。

今回の内覧会に合わせて、絵本のストーリーとビジュアルを、イラストレーターの安藤エリコさんに作成していただきました。
そのストーリーに合わせて会場を4つの特徴あるforest(森)に分けて構成し、主人公の感情とリンクするような演出を各エリアに取り入れました。


1. Botanical light Forest

月からクリスマスマーケットへお使いの途中、暗い森の中に迷子になった      主人公・ルナ

ルナが迷子になり不安な様子を表現するために、敢えてこのエリアは暗くして、植物発電botanical lightの光だけで演出を行いました。
また今回初めて、光が明滅する "ゆらぎ” の演出を導入し、森の中にひっそりと佇む生き物の息遣いを表現しました。
まるでホタルの光のようにふわふわとゆらぐ様子から、クリスマスシーズン以外にも夏のディスプレイでもご活用いただけます!

生モミを中心とした植物をふんだんに取り入れているため、針葉樹のすっきりした香りが漂います。
植物を用いた環境演出を行うグリーンディスプレイだからこそ展開できる空間となりました。

スポットライトも同じボタニカルライトの仕組みで発電。
イルミネーションよりも輝度が高いので、キャプションを照らしたり夜道を照らす誘導灯など
屋内外問わず導入いただけます。


2. Glittering Forest

ルナがしくしくと泣いているところに、光る星が道案内に現れました
星を見つけたルナが驚くと、星とともに周りがきらきらと輝きました
「みんな待っているよ!」
星が森の仲間たちのところまで案内していきます

ルナが森の案内役となる星を見つけて感情が変化したシーンを、人の表情を解析し空間にある感情を可視化するシステム「emograf」(開発:乃村工藝社 NOMLAB  ※2024年秋頃HPリニューアル)とインタラクティブなイルミネーション「Twinkly」を掛け合わせた演出を行いました。
ご来場いただいたお客様に実際に体験していただき、笑顔を感知するとピンク色の演出、笑顔が継続されるとカラフルな光が広がり特別な演出になるなど、その人の表情の変化によって演出が切り替わる内容となりました。

特別協力:株式会社乃村工藝社 NOMLAB(emograf)


3. Enchanted Forest

森の中では、とてつもなく大きな木の実や色とりどりの花が咲き乱れ、
何やら動物たちがせっせとクリスマスの準備をしている様子
ルナは星に導かれ、魔法にかけられたような森の空間を、
ワクワクしながら抜けていきます

魔法にかけられ周りの植物が大きくなってしまったちょっと不思議な森の体験を表現するために、手作りのビッグモチーフを各所に散りばめました。
大きな松ぼっくりやポインセチアなど、思わず覗いてみたり写真を撮ってみたくなるようなワクワク感を感じていただきました。


4. Everyone's Forest

森の中の不思議な体験をしながら藤蔓のアーチをくぐり抜けると、
  そこには1年ぶりに訪れるクリスマスマーケットがありました
「ルナ!こっちだよ!」
1年に一度会える大切な仲間たちと再会し、
ルナはみんなと楽しく語り合い、
クリスマスマーケットを思う存分楽しみました

"毎年必ず訪れるあたたかな場所“ の象徴でもあるクリスマスマーケットを表現するために、「ヒュッテ」という小屋を会場内に設置し、フォトスポットとしても活用いただけるような演出を行いました。

「emograf」と「香り」を掛け合わせた演出。その空間に合わせたオリジナルの香りをつくるワークショップもご提案可能です。 <詳しくはこちら

このエリアでは、「Glittering Forest」でも導入したemografと「香り」を掛け合わせた演出を行いました。
ここでは場の盛り上がりを感知して、笑顔がどんどん溜まるとアロマディフューザーが作動。
クリスマスマーケットで売られるお菓子を想起させる、甘くスパイシーな香りが立ち込めます。

「また来年!」
たくさんのお土産と幸せをバスケットに詰め込み、
みんなにお別れをして月へと帰ってゆくルナを、
ツリーの上から優しい光が にっこりと見届けていました

このエリアには弊社独自で仕入れた大型植栽を導入。
首都圏では中々入手できない葉ぶりは圧巻です!
もちろんクリスマス以外にも、オフィス空間などのシンボルツリーとしてもご提案可能です。
<詳しくはこちら


<余談>企画裏話

クリスマス内覧会の企画を考えるにあたり、海外のクリスマス情報も参考にしていました。
グリーンディスプレイでは毎年ホリデーシーズンに、クリスマスディスプレイの本場である海外3都市(ニューヨーク・ロンドン・パリ)に視察へ向かい、内容はもちろん、熱量やクオリティも含めリサーチしています。

その中でも昨年は「ストーリー性」のあるディスプレイが多く目立ち、それぞれの世界観がとても魅力的でした。
なので今回のクリスマス内覧会でも、何かしらストーリー性のある展示内容にしたい、というところから企画がスタートしました。

実は私(田中)が内覧会の企画に携わったのが今回が初めてで、、
毎年開催する展示会ということもありプレッシャーもあったのですが、どのような空間だとより体験にフォーカスしたストーリー性のある内容となるかを日々模索していました。

また今回の内覧会では、「クラフトマンシップ」にもフューチャーして展示内容を考えました。
人の手で作られたあたたかみや、制作・施工風景もお客様に見ていただきたいという思いから、会場でメイキング映像を流しました。
クリスマスディスプレイ含め、完成した状態を見ていただくことがほとんどの中、お客様からも「こういう過程で空間が出来上がったんですね!」など関心を持っていただきました。



まとめ

まだまだ他にもコンテンツはありますが、今回はここまで。

自然と親和し、五感で空間全体を体験できるクリスマスディスプレイを取り入れてみませんか?

グリーンディスプレイでは、クリスマスディスプレイのご提案から施工までトータルで承っております。
もちろんクリスマス以外のシーズンディスプレイや、植物を用いた環境演出も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら


記事執筆:事業推進室 田中



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