オープンイノベーション on CPS part5
潜在知から顕在知へ向けて/ABC-Hub 第3回ミーティング
1.思考訓練と「知の探索・創造」のための思考モデル
今回は、ABC-Hub 第3回ミーティングの活動内容をご紹介する。
ここまでは学生、企業人が参加したワークショップ活動を通じて、それぞれの「個」を確認し、自らの思考力を高めることからコラボレーションを進めることを進めてきた。オープンイノベーションそのものが効果を発揮しないため、思考訓練をおこなってきたわけだ。
Note 3でもご紹介したが、これまでの活動の位置づけは、SECIモデル(一橋大学の野中郁次郎名誉教授が示された、価値創造へむけたヒトの思考モデル)で言う「表出化(Externalization)」において、個々の「潜在知」を「顕在知」へ向けて表出させる活動であった。
第3回のミーティングでは、「連結化(Combination)」へ向けて、「潜在知」を「顕在知」化したうえで、まずは集団としての「指針案」を生み出していくことである。
このような位置づけをご理解いただいたうえで、次章以降に今回の活動を報告する。
尚、今回のABC-Hub の活動からは、東京都市大学の大久保教授に加えて、株式会社グーフの岡本幸憲社長、ビジネスシステムサービス株式会社(B-SERV)の志村健二社長が幹事として加わり、本格的な議論を盛り上げていくことになった。
2.第3回ABC-Hubのオープニング
2024年6月21日、東京都市⼤学の渋⾕サテライトクラスで、「アカデミック=ビジネス・コラボレーションHUB(ABC-Hub)」の第3回ミーティングが開かれた。
ミーティングではまず、グリーンCPS協議会の中村昌弘理事長が挨拶に立ち、これまでの活動のまとめと今後の活動方針について、次のように話した。
3.ロングテール・ビジネスのポテンシャル
その上で中村理事長はなぜ印刷業界なのかについて、note4で紹介したロングテール・モデルの意味を改めて説明しながら、淘汰された市場は新規参入がない、つまりコンペティターが少なく、しかも取り扱いが容易、つまりビジネスポテンシャルが実は大きいことを強調した。長い歴史を持つ印刷業界もそのひとつだ。
ABC-Hubでは印刷業界のベンチャー企業「グーフ」が“サンドボックス”を提供してくれることになっている。子どもが砂場遊びをするように、参加者は自分たちのアイデアをひな型として、実際にビジネスを具体化するチャンスを得られるのだ。
4.グーフ/岡本社長のメッセージ1「デジタル✕プリンティング」
次に、第1回のミーティングでも話題提供してくれたグーフCEOの岡本幸憲さんが演壇に立たった。
岡本さんは「デジタル✕プリンティングで豊かな社会を取り戻したい。」と題し、印刷業界の新たな取り組みについて以下のように講演した。
そもそも印刷は、人間の生活に非常に密接な関係があります。以前は経済産業省が独立の課を持っていたぐらいの重要な産業なんです。教科書やノートはもちろん、洋服や建材、コンビニで買う水や麦茶、あらゆるもので印刷が使われています。人間の生活の中で、印刷を活用して成り立ってるものも、いっぱいあります。例えばパソコンで使われている半導体の基盤も、実は印刷の技術を使っています。今日は技術的な話は避けて、印刷に対するイメージや構造的な部分を理解してもらえばと思います。
まずアメリカのCMを見てください。喧嘩をしていた夫婦の家に「ピンポーン」とチャイムが鳴って荷物が届きます。妻が包装を開けてみると箱がパーソナライズされていて、彼女の名前が書いてある。夫からのプレゼントだったのです。
このイメージがわかりますか?一つひとつの箱に名前が入るなんて、普通なら考えられない。でも、もし入れられるようになったら、感謝の気持ちをより明確に伝えることができます。いつでも、どこでも、誰でも、自由にデジタル印刷という手段を使って、メッセージを伝えられる。それが、僕たちの目指している新たな印刷の世界です。
利用者が1人じゃ、さすがにビジネスは成り立ちません。しかし全世界とまではいかなくても日本、あるいは東京だけでも毎日、1000人、2000人の人が使ってくれて、それを賄えるインフラを作れたら、非常に豊かで持続可能な印刷という世界を広げることができる。これが、僕たちの考えなんです。
5.グーフ/岡本社長のメッセージ2「印刷ビジネスのポテンシャル」
前回にも触れましたが、印刷産業はピーク時から20年以上たって、半分ほどの規模になっています。しかし僕は、それを縮小したとは思いません。なぜなら紙しかなかった時代と違って、今はデジタルがあるのだから、当然なのです。ただし、デジタルという、人間社会にとって、あるいはコミュニケーションにとって有益な手段、ツールを手にした今、本当に必要な紙とは何なのということを改めて考えています。本来、紙が持つべき能力を再定義して、それが誰にとって、どんな豊かさを提供できるのか、それにマッチしたロングテールな考え方のインフラを作り直せば、社会にとって求められ続ける印刷とは何かをリライトできると思っています。
友だちのマンションの玄関に置いてあったゴミ箱の写真を見てください。ポストに投げ入れられたチラシや印刷物がたくさん捨てられている。友だちのマンションに行くたびに、これを見て思いました。「俺たちはゴミを作って、請求書を出して、お客様からお金をいただいてるのか…。こんな産業でいいのか」と。
それでも印刷がなかったら伝わらないものがある。人間はリアルな空間に住んでいる。デジタルだけじゃ無理なのです。「リアルとデジタルをどうやって有機的に融合していくかがこれからのテーマ」と思ってやり始めたのが25年前でした。
6.グーフ/岡本社長のメッセージ3「アナログの価値、デジタルの価値」
今では、リアルなものに対して五感を使いながら、つまり手で触りながら読んでいるときの脳への情報伝達は、デジタルと比べて脳に対する刺激の量が大幅に多いということが、世界中の研究で明らかになっています。
例えば韓国の学校ではデジタル教材に一気に舵を切りましたが、今では紙の教科書に戻しています。なぜかというとデジタル化に伴って全体の偏差値が下がってしまったからです。
一方で日本の学校では、デジタルを使って瞬時に調べる、瞬発力のあるアジャイルな勉強方法と、それをしっかりと学習して蓄積しているリピートする、反復的なアナログの要素。これを合わせると圧倒的に偏差値が上がるという実験結果も出ています。
ですから、どっちがいい、どっちが悪いという話ではなく、紙には紙の高機能な要素があります。これをその時、その時の目的にあわせて、有機的にデジタルと融合させることで社会は豊かになるという考え方を覚えておいてください。
この教室にいる学生さんたちはデジタル・ネイティブな世代ですが、デジタルとアナログをどうやって融合させていくかというところに面白さがあります。学生さんたちと一緒にやっていくことで、新たな価値を見つ出していけると僕は思っています。
僕たちはすべての人にとって、印刷という手段がもっと身近になってほしいと願っています。印刷っていうと、昔は職人技の世界で、印刷会社の工場長から「お前たちは印刷のことを何もわかっていない」と怒鳴られるイメージがありました。しかし我々は印刷をもっと民主化して、今まで職人さんが手作業でやっていたこと、知識として貯めていたものをもっとDX化して、プロでなくても、自分が求める品質の印刷物をどこででも印刷できるような世界を作っていけたらいいなと思っています。
7.グーフ/岡本社長のメッセージ4「印刷ビジネスのイノベーションへ向けて」
これから少し本質的な話になっていきます。
これまでの印刷は、とにかく時間のかかることが大きな課題でした。しかもある程度まとまった量でないと、印刷を引き受けてくれないこともよくあります。
これに対して我々は25年の間に色々なサービスをコツコツと積み重ねてきました。その結果として生まれたのが、適時、適量、適地、適切という概念を盛り込んだデジタルプリンティングプラットフォームGEMiNX(ジェミナス)です。その役割はいわゆる管制塔で、印刷発注者と印刷工場の間に入って、印刷物制作の橋渡しをします。印刷のオーダーごとに、原稿を自動的に最適な印刷ファイルへと変換し、設定されたルールに従って、何を・いつ・どこで印刷するべきかを見極め、適切な発注管理を行います。
例えば従来型の大きな印刷会社だと、全国の30万人に冊子を届けるとき、30万人分の冊子を作れる大規模な工場で4~5日かけて印刷し、そこから全国に順次配送します。そうするとすべてのお客様に届くのに10日ほどかかります。これに対して私たちは、数万人分作れる工場で地域ごとに分散して印刷します。それなら翌々日には印刷が終わり、配送先も近いから配達の日数も短縮できます。これを私たちは「適地生産」と呼んでいます。我々は全国のパートナーの中から、一番近いところや、一番きれいに作れるところなどを選択して、分散処理しているのです。
これがパターン化されていくと、どの地域にはどの紙が、どのくらい在庫されているか予測できるようになります。その結果、製紙会社から印刷工場へ必要な量をまとめて配送することが可能となり、物流コストの削減にもつながります。
しかも本の場合を考えてみると、表紙と本文、それにカバーがあればいい。付け加えても帯ぐらいのものです。一方、例えばパソコンだと数百のパーツが必要となります。つまりサプライチェーンの合理性を高めようとするとき、パーツの種類が少ない印刷は非常にやりやすいのです。
8.グーフ/岡本社長のメッセージ5「Print of Things」
この考え方に則って、社会を少しでも良くしようというプロジェクトを動かしていて、今では70ぐらいのブランドさんに利用してもらっています。それが「Print of Things」というサービスです。
もっと具体的な事例でご紹介しましょう。通信販売の顧客になると、分厚いカタログが送られてきます。ある会社のカタログは、1年間で合計すると2000ページにもなります。しかし、その中で購買につながるページはほんのわずかで、他の大部分は無駄になります。
だからといってオンラインにすればよいかというと、そういうわけでもありません。集客効果を表す指標にコンバージョン率(反応率)がありますが、実は紙媒体が今でも一番優秀なんです。メールとかSNSの広告はタダだからどんどん送って、0・1%でもヒットしたら大成功です。これに対して紙媒体は郵送代も入れると100円や200円はかかってくるので、送る側も丁寧に作る。それでもせいぜい3~4%のヒット率にとどまります。
ではどうすれば購買意欲をかきたてることができるのか。それは過去のお客様の購買履歴だけでなく、カートに入れたものの結局、買わなかったデータなどをリサーチして、その人にあった内容のダイレクトメールを個別に送ることで購買率を上げることができるのです。プランニングされた関係性の中で1部ずつ出していくので、そもそもばらまきがない。無駄がないということを前提にして、ヒット率が3~4割に上がっていく。こういうシステムを開発したのが、実は当社です。ロングテールを、ある一定レベルでまとめるインフラというものが大事なんです。
例えば、あるスカートを買った方がいるとします。そのスカートに合うトップスを人工知能でリサーチします。そこから通信販売会社の在庫とマッチングさせます。その在庫が過剰な場合には、クーポンを付けてパーソナライズした冊子を届けます。それも分厚い冊子ではなく、20ページ足らずの冊子です。その結果、購買率がぐっと上がるのです。
さらに我々、実は紙だけではなくて、カーテンやTシャツなどの布、アクリルとかガラスとか木とか、様々な素材にも印刷できる技術を持っています。
ですからみなさんが検討する対象はアパレルだっていいし、食品や飲料だっていい。既成概念にとらわれず、いろいろな企画に挑戦していただけたらと思っています。
中村理事長がおっしゃったサンドボックスですが、実際に取引している発注者のほとんどから、実際の発注物を皆さんのラボ的な用途に使ってかまないという許可をいただいています。
私たちのプラットホームの上で、皆さんに新しいサービスを考えてもらえればと思います。
以上が岡本さんの講演要旨である。
9.新ビジネスモデルの発表1
続いて会場の参加者約20人が産学混成の2グループに分かれ、討論に移った。
テーマは、前回に各自で考えたアイデアも参考にしながら、岡本さんの説明を踏まえて、印刷を核にした新たなビジネスモデルを提案することである。約40分間、検討したのち、それぞれのグループから発表が行われた。まずは第1グループの報告である。
テーマ1として、電車や車の座席などを個人の好みにあわせてラッピングしたり、表現したりできないかと考えました。専用のアプリケーションで映像を合成するARの技術なども使って、個人が考えたアイデアをSNSを通じて拡散し、「いいね」の数を増やしたり、そこから新しいネットコンテンツの発展に繋げていく。「いいね」が多かったら、本当に鉄道会社が、そのデザインの電車を作って、みんなが乗りに行くことにもつながります。稀少性として期間限定でやってみれば、プレミアなどの価値に繋がる可能性もあると思います。
テーマ2は、大学での今の課題を考えました。3年生が主体となって学園祭の実行委員をしているのですが、下級生のモチベーションが上がらないという問題があります。下級生にしてみれば、仕事がつまらないようです。そこで印刷を活用して、プラスの気持ちを共有できないかと考えました。私たちの思いと情報を掛け合わせて情報共有、コミュニケーション問題を解決できたらいいと思いました。
中村理事長からは「その手段を通じて、何と何を繋げるのか」「人と人がつながることでどんな価値が生まれるのか」を考えてほしいとリクエストが出された。
これに対してグループ側からは「カスタマイズ は、今までは企業やデザイナーとか、専門の領域にいる人が中心でしたが、一般人でも参加しやすい仕組みを作っていけたらいい」「共同作業が円滑に進むことによって、学園祭がうまく回る」などの意見が出された。
これを受けて中村理事長は「素人クリエイターが作ったものが、鉄道会社のビジネスを変える。そこに経済的な価値が生まれます」と解説した。
岡本さんは、「議論の時間が足りなかったところもあると思いますが、いずれのテーマも検討する価値があると思います。テーマ1は人の動きに関わってくるので、うまくリードしてあげたら面白いことになるかな思います。テーマ2に関しては、コミュニティの課題なので、様々な課題の解決にもつながると思います。若い世代と我々大人が一緒になって、その先を見つけられたらいいですね」とコメントした。
志村さんからは、「下級生のモチベーションがをあげられれば、学園祭の運営が円滑に進むという目的は理解できるが、各々の気持ちがプリティング技術で可視化、共有できることは、
さまざまな場面で大きな価値と経済効果を生むと思う。Whatの議論をもっとしてほしい。」とのコメントを頂いた。
10.新ビジネスモデルの発表2
次は第2グループの報告だ。
テーマ1として、 自分ではわからない感情や、隠している感情を可視化するところに焦点を当てました。まず手段として、カメラを使って自分の表情や声のトーンをAIで分析することができるのではと考えました。
その技術を組み合わせる対象として、ひとつは人事が考えられると思います。会社が新入社員を採用するとき、学生のことをより良く知ったり、入社してからも、今まで蓄積したデータとあわせて表情を読み取り、より適切な社員教育ができるようになるのではと考えます。
学校や塾でも、内容を理解できていないことが自分でもよくわからないこともあると思います。そういうとき、子どもたちの表情を読み取って、その人にあった勉強の仕方で指導することができます。
映画の場合、その映画を見ている人の表情を分析することで、今後のより良い映画制作に反映させることができます。あるいはオンデマンドの映画サービスでは、お客様に適した映画をお勧めすることが可能となります。
音楽サイトだったら、落ち込んでいたりする自分の感情を分析して、その人に適した音楽を選曲できます。
テーマ2です。自分に聞こえてきた音楽を正しく楽譜化するものがあったらいいなという自分のテーマがありました。グループの参加者から教えられたのですが、自分の好きな本を読んだ人たちが集まって交流を深めるサイトがあるということです。同じように、楽譜を得ることによって、似た傾向のある音楽が好きな人たちが集うコミュニティーができるのではないか。その結果として、楽器を販売するお店や楽曲制作者、音楽教室の利益にもつながるのではないでしょうか。
さらに、テーマ1の感情の可視化と、テーマ2の音楽を掛け合わせる可能性も考えられると思います。音楽は感情に働きかける力が強いので、自分の感情をプラスにしたいといった自身をコントロールする力として音楽を使うことができ、それはカウンセラーなどの職場でも役立つと思います。
これに対して中村理事長は「掛け算をしたあとを考えてほしい。そのヒントはすでに出ています。例えば人事って面白いよね。就活でみなさんが書いたカードでは届かないところにリーチできるファンクションを持っている。そうすると、より深い結合ができる。学生さんと企業を繋ぐあということに直結する。このサービスが今の就職支援サービスの企業と繋がったとしたら、就職支援サービスの効率を上げることができる。そういう組み合わせが出口となります。この掛け算を考えてほしいのです。方法や手段だけではなく、掛け算する相手、岡本さんが示してくれたPrint of Thingsのどのプレイヤーと協業したいのか。それを探してほしいのです」と、この先の展開に期待を寄せた。
岡本さんは、「これと同じテーマでさらに深堀りした方がいいですね。時間が足りないんだろうな思いながらも、 先ほど言った事業と事業とか、機能と機能の結合っていうだけではなくて、そもそもアナログとデジタルの結合みたいなところを、デジタル・ネイティブだったらもっと利活用してもいいと思う。
ちょっとヒントあげちゃうと、AIと感情っていうものは、感情はその時々で変動します。その一瞬を捉えた感情に対して、その人を評価するっていうのはかなり危険だと思う。だけど携帯だったら、その言葉の通り、ほぼ24時間365日持ち歩く。ということは、携帯にセンサーを備えて、その人の感情の平均値を取る。そのジャーナルをまとめたものがその人のレジュメや履歴書になる。そんな話になると、印刷との結合もできるかもしれない。アイデアとしてはすごい面白いことがいっぱいあると思います。足りない要素はこちらで助言するので、また膨らませたら面白くなるんじゃないかと思います。
楽譜の方は多分、やろうと思えばできる。というのは協力いただける会社の中には楽譜を扱っている子会社があったり、音楽専門でやっている会社があるので、もっと膨らませれば面白いことができるかもしれません。楽譜がディープなマーケットなのは僕もよくわかっています。今、クリエイターズ・エコノミーというのがあって、付加価値が高いのです。音楽を聞かせたら楽譜を作ってくれて、それを楽器ごとに分けてくれるなんていうのは、かなり面白いと思います。ただ、どうしても学生さんは知識の要素が少ないから、そこは我々がヒントを出してあげればいいと思います」と評価した。
次に志村さんからは「表情で気持ちを表すことは技術的に可能になってきている。個人差はあるものの、社長として個人的な興味としても、採用の場面や人事面談などで、十分役立つ。
最近はWeb会議も主流となりカメラで相手の顔が撮影できるので導入もしやすい。」とのコメントを頂いた。
11.サンドボックス活動への準備
今回のミーティングでは、「連結化(Combination)」へ向けて、「潜在知」を「顕在知」化したうえで、集団としての「指針案」を生み出す活動を進めてきた。勿論、まだまだ、思考トレーニングの段階であり、サンドボックスで実装する段階へは至っていない。今後はさらに議論を深め、サンドボックスに適用するためにはどうすればよいのかについて、検討を進めることにしている。
本活動のレポートは引き続き、この note のページで継続的に発信していく予定ですので、ご意見やご提案等、以下のアドレスまでお声をお寄せいただければ嬉しく思います。
e-mail: info@greencps.com
一般社団法人グリーンCPS協議会 WEB: https://greencps.com/
東京都市大学 デザイン・データ科学部 大久保研究室
https://www.ke.tcu.ac.jp/labo/ims09/
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