【Works】富山県南砺市井波地域 CUCA構想 事業化可能性調査
2021年度、富山県南砺市の旧井波庁舎の利活用に関して、地域づくり協議会井波連合会により提案された「まちプロ井波庁舎活用基本構想(クラフトユニバーシティ構想)」の実現化可能性調査を実施いたしました。
住民意向調査、建築調査、環境性能(建物・木質バイオマス利活用)調査、資金繰りシミュレーション等の観点から、7社で共同企業体を組成し、事業化可能性調査を行いました。弊社は、事務局としての全体統括、住民意向調査(ワークショップ、アンケート、ヒアリング)、ファイナンス調査(ファンドスキーム検討)の実施等を行いました。
住民意向調査では、まちの歴史上初めて住民、事業者、市民団体などを巻き込んだ住民参加型のワークショップを開催し、グラフィックレコーディングを取り入れ、親しみのある動画も撮影しました。
当日は、井波地域への想い、旧井波庁舎の利活用に関する意見収集、集約を行うとともに、住民の方々のまちづくりへの参画の機運の醸成を行いました。また、アンケート調査を実施し、市の広報を通して井波地域への全戸配布および小中学校へ配布を行い、主にCUCA構想内で提案された機能に対する需要に関して伺いました。
コロナ禍によりワークショップの開催が延期となり開催が決定するまでの間は、オンラインによる個別インタビューを実施しました。女性、若者、中高生、地域事業者等を中心に、井波地域でのご自身の生活や生活される中で「こんなものがあったらもっと生活が充実するかも」、「中高生の時、こんなものが欲しかった」、「子供のことを考えるとこんな機能があったらいいな」といったお話を伺い、意見収集、分析を行いました。
地域史上初。地域住民&事業者&市民団体の方々による、まちづくりワークショップの開催。20代の方から70代の方まで、職種も非常に様々な方々に集まっていただき、井波地域&旧庁舎についての意見集約を行いました。
日々生活をする場を一度立ち止まって考え直す。これまでを振り返りながら、その地域が将来どのような場所になっていてほしいかということについて意見を出し合っていただきました。
みなさんの意見をポップに要約。ワークショップで出た声を、その場でグラフィックレコーダーの方に絵を添えてまとめていただきました。
成果が見えにくいまちづくり。こういった形で、ワークショップで出てきた意見を素敵にまとめることで、地域住民、地域事業者の方々にまちづくりへの参加の手応えを感じていただき、まちづくりへの参画の機運を醸成します。
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