2023年3月8日(水)井波ミライフォーラムを開催しました
2023年3月8日、井波ミライフォーラムを開催しました。
数ヶ月にわたり、イナミライメンバーが考えてきたこのフォーラム。
準備から当日を通し、あらためて井波の住民がまちの未来について自分ごととして捉え、まちづくりに参加するきっかけとなるイベントとなりました。
会場の井波総合文化センターは、井波のまちなかから徒歩圏内。開場時間になると、次々と地域の方が集まってきました。
受付では、イナミライメンバーがお出迎えし、会場までの通路には、これまでの井波のまちづくりやイナミライの活動報告パネルを掲示して、イベント前に最新の井波情報をご覧いただきました。
昨年末、参加者募集を開始した際は、広いホールの座席が埋まるかスタッフ一同ドキドキしていましたが、平日18:30からのイベントにも関わらず240名の方にお越しいただきました!
保育室も設営しお子さんをお預かりできるようにしたことで、パパママ世代の参加も多く、まちの未来について様々な世代で一緒に考える時間となりました。
来場者の属性もそれぞれ。井波地区が半数強、井波地区を除く南砺市内が1/4、その他富山内外から1/4となりました。
オープニングは、NHKでキャスター・リポーター・ディレクターをつとめられた後、現在は地元を中心にフリーで活躍されている司会の金岡紀子さんと山崎の掛け合いから。
田中南砺市長からも開会メッセージをいただき、BGMも流れる中アットホームな雰囲気でイベントがスタートしました。
はじめに、富山県出身で慶應義塾大学教授でもある安宅和人さんによる特別講演。
講演では、人口密度が少ないが豊かな自然が残る疎空間の魅力や、そのような疎空間を映画になぞらえ「風の谷」と呼ぶ構想について話されました。
疎空間はインフラコストが高いが、収入よりも幸せに効く変数が鳥の鳴き声の数であること、ヘルスケアコストを下げることが大事であることなど、井波の今後の方向性のヒントとなる視点が語られました。
質問に使用したLiveQでは会場からの質問・投稿が次々と。安宅さんの回答にも熱が入ります。
休憩中には、来場者や登壇者の方々に、井波で実際に空き店舗を活用して出店したHeiz coffeeによるコーヒーの試飲、まちなみラパンによる焼き菓子の試食をお楽しみいただきました。
気になっていたけど食べられて嬉しい、またお店に行きますね、などの地元の方々とお店の方のコミュニケーションも生まれました。
井波の未来を考えるパネルディスカッションでは、安宅さん、田中市長、山崎に加えて、井波地域まちづくり推進協議会の才川さん、井波に住み南砺福野高校に通う庄田さん柴田さん、イナミライから野原さん徳田さんが登壇!
まずは山崎から、井波のまちの変遷を簡単に紹介します。
空き家が増えていた井波で、空き家を改修した職人に弟子入りできる宿Bed&Craftやジソウラボ、アキヤラボ、がはじまったこと。
この7年で42件の空き家が空いて新しいお店などができているという紹介には、会場からどよめきが起きました。高校生からは、お店ができたのは知っているけどなかなか営業時間に行けない、というコメントもありました。
イナミライメンバーからはイナミライの活動と思いをメンバー作成の可愛いスライドで紹介。
アメーバのようにゆるくつながる井波地域の仲間イナミライにご興味がある方は、HPよりお問合せください!
全体として、イナミライからは井波にはチャレンジし合う人たちが集まるコミュニティがあること、高校生からは、井波にもっと若者が楽しめる映えるお店が欲しいとの意見、安宅氏からは”良いやばい”を増やしていこうというキーワード、才川氏からは、井波は保守的な人が多かったが、若い人がチャレンジをしやすい場所になってきているので地域で後押ししていきたいとの声、田中市長からは、井波のまちづくりがリードして市全体に広がるといい、年齢関係なく一緒に考えていきたいとの話がありました。
後日談ですが、「若者が楽しめて映えるお店がほしい」との声が早速実現され、よいとこ井波のフロントショップにクロッフルやタピオカミルクティーを提供するお店「tOOT(トート)」が4月10日にオープンしました。
フォーラムの最後には、会場のみなさんと一緒に井波の「井」のポーズで記念撮影!
会場にお越しのみなさま、ありがとうございました!
イベントで終わりではなく、イナミライの活動はこれからも続いていきます。
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