プレバイオティクスってなに？乳酸菌に与える影響は？
こんにちは！健康・美容に最適な乳酸菌入り商品を販売するgreen＆birdgeです。
プレバイオティクスは、腸内に存在する有用な微生物、特に善玉菌（乳酸菌）の成長を促進する食品成分を指します。これらは消化されずに大腸に到達し、腸内フローラのバランスを整える役割を果たします。プレバイオティクスは、主に食物繊維やオリゴ糖などの炭水化物から構成されており、これらは腸内の善玉菌の栄養源となります。（炭水化物の一種ですが、一般的なごはんやパンの炭水化物とは異なります。）
では今回は腸活にとっても良いプレバイオティクスについて書いていきたいと思います。
（以前、プロバイオティクスについて書いた記事もありますので、よかったら合わせてお読みください。）
プレバイオティクスの機能
プレバイオティクスは、腸内の微生物群に対して選択的に作用し、特定の善玉菌の増殖を促進します。これにより、腸内環境が改善され、消化機能や免疫機能の向上が期待されます。具体的には、以下のような効果があります。
腸内フローラのバランス改善: プレバイオティクスは、腸内の有害な細菌の増殖を抑え、善玉菌を増やすことで腸内フローラのバランスを整えます。
免疫機能の向上: 腸内環境が整うことで、免疫系が強化され、感染症やアレルギーのリスクが低下します。
便通の改善: プレバイオティクスは腸内の水分量を増やし、便のかさを増すことで、便秘の改善に寄与します。
栄養素の吸収促進: 善玉菌が増えることで、ビタミンやミネラルの吸収が向上し、全体的な健康状態が改善されます。
プレバイオティクスの種類
プレバイオティクスにはいくつかの種類がありますが、代表的なものには以下のようなものがあります。
フルクタン: 玉ねぎやにんにく、アスパラガスなどに含まれる水溶性食物繊維で、腸内のビフィズス菌を増やす効果があります。
オリゴ糖: 大豆や牛乳に含まれる成分で、腸内の善玉菌の栄養源となります。特に、ガラクトオリゴ糖やフラクトオリゴ糖が有名です。
イヌリン: チコリやアーティチョークに多く含まれる食物繊維で、腸内の善玉菌を増やす効果があります。
プレバイオティクスとプロバイオティクスの違い
プレバイオティクスとプロバイオティクスは、腸内環境を改善するために重要な役割を果たしますが、異なる点があります。プロバイオティクスは生きた微生物であり、直接的に腸内に供給されることで効果を発揮します。一方、プレバイオティクスは善玉菌の栄養源となる成分であり、腸内の微生物の活動を助ける役割を持っています。
プレバイオティクスとプロバイオティクスを組み合わせた時の相乗効果ポイント
① 乳酸菌の定着率UP
乳酸菌は摂取しても腸に定着しにくいですが、プレバイオティクス（オリゴ糖・食物繊維）があると、腸内で増えやすくなるため、より長く腸内で活動できます。
② 善玉菌が増殖しやすい環境に
プレバイオティクスは乳酸菌だけでなく、ビフィズス菌や他の善玉菌のエサにもなります。その結果、腸内全体の善玉菌の割合が増加し、悪玉菌の増殖を抑える効果も期待できます。
③ 短鎖脂肪酸の産生UP → 腸内のpHバランス改善
乳酸菌は腸内で発酵し、「短鎖脂肪酸（酢酸・酪酸・プロピオン酸）」を作ります。これらは腸内を弱酸性に保ち、悪玉菌の増殖を防ぐ働きがあります。プレバイオティクスがあることで、この短鎖脂肪酸の生成が促進され、腸内環境がさらに整います。
④ 便秘・下痢の改善効果が高まる
乳酸菌には腸の蠕動運動を促進し、便通を整える効果がありますが、プレバイオティクスを組み合わせることで、水分を含んで便の質を改善し、よりスムーズな排便を促します。
⑤ 免疫力UP
腸は免疫細胞の約70%が集まる重要な器官です。乳酸菌が腸内で増えると、免疫細胞が活性化し、ウイルスや病原菌に対する抵抗力が高まります。プレバイオティクスがこの乳酸菌の働きを助けることで、免疫機能をより強化できます。
まとめ
プレバイオティクスは善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖を含む食品であり、腸内の善玉菌を育てて、増殖を助けます。
また、プレバイオティクス（善玉菌のエサ）と善玉菌（乳酸菌）を一緒に摂取することで、腸内環境がより効果的に改善される相乗効果が得られます。この組み合わせは『シンバイオティクス』とも呼ばれ、腸内フローラをより良い状態に導きます。
たとえば、朝食にヨーグルト（生きた乳酸菌）と甘酒（オリゴ糖）と免疫細胞を活性させるリチェスト（乳酸菌：死菌）の組み合わせで、相乗効果を試してみるのはどうですか？
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以上、ありがとうございました。