オリンピックの音楽について
こんにちは、kurikintonです。
世間はオリンピックですね。もうすぐ閉幕ということで少し名残惜しい感じもします。
実は運よく国立でのチケットが当たっていたので見にいきたかったのですが、直接見れなくて残念です。(だいたい予想はついてた)
今日は、オリンピックの音楽について簡単に気になったことについて書いてみようかなと思います。
主に開会式と海外の音楽の話になると思います。
開会式
冒頭4分
はじめの4分は色々あった中、田中知之さんが4日間で作ったらしくてすごいなとなりました(語彙力)
途中部分の無音の使い方がすごくうまいなという感想になりました。
誰も知らない君が代
国歌斉唱の時に誰も知らない君が代を流すシリーズはリオの時のパフォーマンスから予想はついていたので、楽しみにしていたところでした。
MISAの歌唱力のエグさを引き立てながら盛り上げるという難題を難なくこなしているアレンジでした。
SoundQuestさんがだいぶ精度よく耳コピと解説をしてくださっています。
昨日の開会式の「君が代」がかなり複雑な和声づけをしていたので、耳コピして簡単な分析をしてみました。 pic.twitter.com/2YU5HXEeAe
— SoundQuest (@soundquest_jp) July 24, 2021
最初、MISAのソロの良さを生かしつつ伴奏が入ってくるところと、惜しげも無くBlackadder Chord(いわゆるイキスギコード)を使っているところが好きです。鷺巣詩郎さんのアレンジだそうです。つよい。
色々な使い方ができていいですね。メロディだけになった後に最初の和音としてぶつけてくることで空白の音の推進力を受け止めていていいなとなりました。
リオオリンピックの閉会式の君が代がすごかった
リオオリンピックの君が代を初めて聞いた時のインパクトがすごかったのでこちらも言及させてください。
日本語解説のものが消えてしまって少し残念なのですが、英語版のものが残っていたのでそちらのリンクです。
国歌斉唱で誰も知らない国家が流れるの面白いなと思いました。これを国家にしてもいいレベルのすごいアレンジです。
君が代は、ドレミソラのほぼ5音の音階で作られていて、西洋的な音楽とは少し違ったメロディの中らしいです。
アカペラでブルガリアンヴォイスでのアレンジはすごくハマっていて、今後今まで聞いたことのない君が代が増えていくだろうなと思っていました。
調べてて知ったことなのですが、君が代は世界中の国歌の中で世界で一番古い歌詞(905年古今和歌集)と世界で一番短い国歌らしいです。
リオのパフォーマンスは4年後がすごく楽しみになるパフォーマンスでした。
アレンジをした三宅 純さんのインタビューの記事があったのでリンクです。
選手入場のやつ
はじめのオーケストラのチューニングから始まる曲の中で、ちょこっとだけドラクエのテーマの一部が見える盛り上げ方が良かったです。
たった2小節だけのメロディで何かわかる音楽の威力を感じました。
TLが賑わっていてオタクってちょろいなって思いました
ピクトグラムのやつ
ライブ感があって良かったです。事前に想定されたものではなく、少しだけ失敗する可能性があると人は見入るのかなと思いました。今回このパートが注目や話題になったのも、予測不可能なライブ感が大きかったのかなと思います。
音楽は、ドラムのリズムが一定で進むにつれて声が入って盛り上がっていくのは、構成がうまいなと思いました。
リングフィットアドベンチャーの音楽でありそうと思いました。
劇団ひとりのやつ
中塚武が流れました!!!
いきなり知っている曲が流れて叫びそうになりました。
劇団ひとりが躍動しておる😆#Tokyo2020 #開会式 #オリンピック pic.twitter.com/PeH90Iezho
— ちゅん🎌 (@8ln5AJNBugPzPFf) July 23, 2021
中塚武さんの「JAPANESE BOY」という曲で、数年前のアルバム「EYE」の1曲目の曲です
この曲の歌詞は存在していなくて、祝詞を意識して作られたそうです。ドラクエですね
インタビュー記事
実は、3年ほど前にkurikintonがお気に入りの曲としてブログで紹介した曲で、まさかこんなところで世界にこの曲が流れると思っていなかったので、布教するの楽しいなとなりました。
スポーツと音楽
スポーツの中で音楽が流れているスポーツと流れていないスポーツ、実際に競技中に流れているもの(スケボーなど)や休憩中にだけ流れているもの(卓球やバスケ)やそもそも流れないものがあって競技ごとの特性があって面白いなと見ていました。
野球も日本の普段のプロ野球とは違った曲の使い方(回の間に流行りの曲やダンスミュージックが流れる)がされていて面白かったです。アメリカ戦の時に「U.S.A.」がカーモンベイビーアメリカが流れていて笑ってました。
新体操でセーラームーンが流れたりして、いいチョイスやなってなってました。
次のパリオリンピックではストリートダンスが正式に採用されるらしいので、さらに音楽とスポーツが大きく関わってきそうで楽しみです。
BBCのオリンピック トレーラーの音楽
このトレーラー映像は、外国から見たイメージの日本感があってすごく好きで、(日本が売り出したいクールな日本がリオのパフォーマンスだと勝手に思ってる)短い動画ながらもツッコミどころ多くて好きなのですが、音楽の方に注目していきたいと思います。
音楽は、川井憲次さんが担当しているそうです。ザ・川井憲次節が詰まっていてすごいのですが、特に後半(0:39~)の民謡のメロディは誰が聞いても川井憲次だっていう感じの展開で1分の中にここまで入れ込めるのすごいなとなりました。
(0:16~)からは初音ミクがメロディを歌っているらしくボカロPとしていいですね!ってなります。
フランスの東京オリンピックトレーラー
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210526/k10013051811000.html
こちらも映像のセンスがすごくいいものですね。音楽が誰が作ったのかの情報はわからなかったのですが、和太鼓をうまく使って躍動感のある映像になってます。
明日の閉会式も楽しみですね